おじいちゃんはデブゴン
劇場公開日:2017年5月27日
解説
香港映画界の重鎮サモ・ハン(サモ・ハン・キンポー)が20年ぶりにメガホンを取り、主演も務めたアクション映画。故郷の村でひとり暮らす66歳の退役軍人ディン。初期の認知症と診断されたディンが唯一心を許していたのが隣に住む少女チュンファだった。ギャンブルで中国マフィアから借金を重ねていたチュンファの父レイは、マフィアのボスであるチョイから借金返済を待つ代わりに、ロシアのマフィアから宝石を奪うという危険な任務を与えられるが、奪った宝石を持ち逃げ。激怒したチョイは娘のチュンファ誘拐を画策するが、その計画をディンが老人とは思えぬカンフーで阻止する。記憶は薄らいでも拳法の腕前は落ちていなかったディンは、マフィアたちを掃討するため立ち上がる。ディン役のサモ・ハンはアクション監督も務め、レイ役で出演したアンディ・ラウは製作、主題歌も担当。サモ・ハンの監督復帰を祝し、ユン・ピョウ、ツイ・ハークら香港映画界のレジェンドが多数ゲスト出演している。
2015年製作/99分/R15+/中国・香港合作
原題:我的特工爺爺 The Bodyguard
配給:ツイン
スタッフ・キャスト
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2022年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
たった6年前には「中国マフィアVSロシアマフィア」をテーマに制作出来たカンフー映画は、今の香港では制作出来ないと思うと悲しくなりました!
2021年11月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
特攻爺爺 THE BODYGUARD 日本語タイトル おじいちゃんはデブゴン
タイトルからして往年の「燃えよデフゴン」を踏襲しているのだから、当時のコミカルなアクションカンフーを期待していたのですが、思わぬシリアス路線でおまけにR15指定というハードなドラマでした。
ハッキリ言ってかなりチープな作りで、擬闘以外に見るべきものの無い苦しい展開です。香港映画の現在の姿なのだとすれば、すっかりガラパゴス化しているようです。今やワイヤーアクションですらハリウッドに流出してしまい、優秀な人材は香港に残っていないのでしょう。
せめて脚本がしっかりしていれば、ドラマ部分だけでも楽しめたのかも知れませんが、編集の仕方なのか何なのか、切るべき部分と、残す部分が変だと思います。それとも香港映画の民族性とでも言うのでしょうか。
主演のサモ・ハンは、さすがの演技力ですが、しゃべらなさ過ぎで、共感できません。この映画のターゲットが誰なのかよく考えて欲しかった。見たいのは、身軽に飛び回るデブなおじいちゃんで、演出はそれを生かすための最小限のものでよかったのに、もう身軽でも、コミカルでもなく、黙って、ひたすら飛び込んで来る敵を打ちのめすだけ。ストーリーになんのひねりもなく、かなりがっかりしました。
ハリウッドとは、資本規模が違うのかも知れませんが、デンゼル・ワシントンや、リーアム・ニーソンがバリバリのアクション映画をこなしている現状と比べて、香港映画はもう限界を迎えているのでしょうか。優秀な人材は香港に残っていないのでしょうか。普段から中国の映画は見てないので、詳しくは分かりませんが、もう少し頑張って欲しかった。
2018.3.12
2021年1月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
老境に差し掛かった主人公のアクション映画としては、ランボーよりこちらの方が受け入れやすいし温かい。
この映画の滲んでくるような味わいを感じるのは、自分自身がアラフィフであることが大きな要因だと思う。