バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 : 特集
まさか……そんな!? 私たちの《正義の象徴》スーパーマンが「悪」になるとは……
この「人類最大の敵」を止められるのはバットマンだけ!!
バットマンとスーパーマン、2大人気スーパー・ヒーローが激突を果たすアクション超大作「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」が3月25日に公開。ヘンリー・カビルがスーパーマン/クラーク・ケント役を「マン・オブ・スティール」から続投し、ベン・アフレックがバットマン/ブルース・ウェイン役に新たにキャスティング。映画ファンなら見逃せない世紀の対決の行方は?
■正義のヒーロー・スーパーマンが、
我々人類にとって《強大な悪》となってしまった理由とは!?
「正義の代名詞」ともいうべき完全無欠のスーパー・ヒーロー、スーパーマンが「悪」になってしまう!? 「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」は、この衝撃的な設定が描かれるという説が濃厚だ。「マン・オブ・スティール」で地球を守るという使命に目覚め、宇宙からの侵略者に敢然と立ち向かったスーパーマン。今作の予告編でも、さまざまな場面で人々を救う活躍を見せているが、彼の強大な力はやがて人類が制御できない脅威──つまりは、人類を威嚇する存在として考えられるようになってしまうのだ。
人類にとって、もはやスーパーマンは「悪」となった。ここではその3つの理由を挙げよう!
スーパーマンのパワーは絶大だ。たとえその目的が正義のためであろうとも、彼がひとたび戦いを繰り広げれば、ビルや建物が崩れ落ち、爆発が巻き起こる破壊行為が引き起こされる。その規模は戦場での空爆に匹敵するか、それ以上のものになる。「マン・オブ・スティール」での戦いでは、田舎町スモールビルが壊滅し、巨大都市メトロポリスは多くのビルが倒壊するせい惨な現場となった。不幸にも逃げ遅れ、戦いに巻き込まれた人々も多かったはずだ。
スーパーマンの存在そのものが、人類にとって害悪をもたらす側面も見逃せない。存在するのが人類だけなら、地球は宇宙規模で見ると他の星と変わらない取るに足らない惑星だが、強力なパワーを放つスーパーマンがいるだけで、宇宙ではっきりと目立つ惑星となってしまうのだ。強大な力に強大な力が引き寄せられてしまうのはよくあること。スーパーマンは、宇宙からの未知の侵略者を呼び寄せる原因になりかねない時限爆弾なのだ。
スーパーマンが宇宙からの標的になる可能性は前項で述べたが、それは地球上でさえ起こり得ることだ。誰もが憧れる絶対的なパワーは、やがて「その力を手に入れたい。コントロールしたい」との欲望を持つ者を生み出す。邪悪な野望は、長らく続いてきた人類の平和のバランスを乱し、もしその力が誰かの手に渡ってしまったら、人類世界はさらに混とんとする事態となるのは間違いない。人類を乱すもの、それはやはり「正義」とは呼べない。
■映画ファンのみならず全国の人々に告ぐ、
映画史に必ず残る「誰も見たことのない史上最強のケンカ」を大スクリーンで見よ!
圧倒的な力への憧れが恐怖へと変わってしまった人類、もはやスーパーマンを正義とは見なせない人々は、彼に唯一対抗できる切り札として、バットマンの登場を待ち望む。もはや「強大な悪」に立ち向かえるのはバットマンだけ。今ここに「世紀の対決」バットマンとスーパーマンの戦いのゴングが鳴る。
原作コミックはもとより、テレビシリーズ、映画版と、数々の大ヒット映像作品で世界中で愛され続けてきた2大ヒーローが、ついにスクリーンで激突を果たす。
これまでにも「対決」をうたった映画はいくつか存在したが、ここまで圧倒的な人気を誇るキャラクター同士が本気でぶつかり合う映画はなかったはずだ。1938年に誕生し、今年で78周年を迎えるスーパーマン、そして翌39年に誕生し、今年が77周年となるバットマン。どちらもテレビシリーズで大人気を博し、節目節目でその時代に応じたテーマ性と最先端の特殊効果による映画作品が大ヒットを収めてきた。どちらが勝ってもおかしくない、そして完全に予想不可能な戦いを我々は目にするに違いない。
クリプトン星で誕生し、人類などはるかに及ばない力を持つスーパーマンに、生身の人間であるバットマンはどのように戦いを挑むのか。鍛え上げた肉体を特殊なスーツに包み、独自に開発した武器や兵器を駆使して戦うのがバットマンだが、今回はさらにパワーアップ。すでに公開されている場面写真や予告編で確認できるように、新たに開発された金属感と重量感あふれる「対スーパーマン」用のバトル・スーツが登場。最強装備で互角の戦いを見せるのだ。
人類の希望はバットマンに託された! 闇夜で正義を貫いてきた男、ブルース・ウェイン。この事態を受け、バットマンはスーパーマンを倒すことのできる唯一の切り札として、人類の希望を背負い、戦いの表舞台へ立つ!
バットマンとスーパーマン、いったいどちらが勝つのか。結末がまったく予想できないのは、謎のキャラクターの存在も大きい。原作ではスーパーマンの宿敵として知られるレックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)が、ブルース・ウェイン(ベン・アフレック)の商売敵として登場し、不穏な動きを見せる模様。またブルースに接近する謎の女性ダイアナ・プリンス(ガル・ギャドット)。彼女は一体何者なのか? 詳しいことは、まだ分かっていないのだ。
■「DCフィルムズ・ユニバース」ついに始動!
悪を制するには悪! ヒーローの次はビランズ(悪党ども)の出番!
DCコミックスの悪役たちが大集合!
9・10=苦汁(くじゅう)の日「スーサイド・スクワッド」にも備えよ!!
今作「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の公開を皮切りに、DCコミックス作品シリーズが続々と映画化されていく一大プロジェクト「DCフィルムズ・ユニバース」が本格始動。16年はすでに9月10日に、第2弾となる「スーサイド・スクワッド」の公開が決定している。
同作はバットマンやスーパーマンをはじめ、DCコミックのスーパー・ヒーロー作品に登場する「悪役」たちを主人公にしたアクション大作。バットマンらによって投獄され、死刑や終身刑を言い渡された極悪人(ビラン)たちが、政府の秘密機関の目論みで、減刑と引き換えに自殺行為に等しい任務を強制される部隊=スーサイド・スクワッド結成を余儀なくされる。バットマンの仇敵ジョーカー(ジャレッド・レト)とその恋人ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、すご腕の銃の達人デッドショット(ウィル・スミス)、司令官を務める軍人リック・フラッグ(ジョエル・キナマン)など、強烈な個性を放つ映画史上「最狂」チームの戦いが描かれる。