はじまりのうたのレビュー・感想・評価
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75
とりあえず前を向こう!
まったりなストーリー
曲と劇中でその使い方が良い
総合:75点 ( ストーリー:65点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:80点 )
冒頭でグレタがニューヨークの小さな劇場で歌う歌は、いい曲だが単純すぎて洗練さがなかった。グレタも見た目も態度も洗練されてはいなかった。曲は素材としてはいいので編曲して質を高めればより良いものになるだろうに思ったら、劇中でもそう感じた人がいた。そうして彼女を職業的歌手として売り出そうとすることで物語は動き出す。
音楽の業界人としても家庭人としても破綻しているダンと、異国で突然恋人と破綻したグレタの再生という人物模様も描かれる。そうはいっても物語自体はそこまで突出したものではない。しかしそこにはニューヨークの街の風景と文化が映像として取り入れられていて、その街の魅力が引き出されていた。
作品の一番の見所は、才能はあり良い素材だけど成功するにはまだまだの水準の彼女とその曲が、編曲して楽器を追加してとするうちに徐々に良くなっていく過程だった。そして劇中で歌われる数々の曲の水準が高かった。曲が平凡だったら良い作品とは思わなかったかもしれないが、劇中の数々の曲と、その制作過程を楽しめた。音楽劇は好きではないけど、この作品の劇中歌の使い方は非常に自然で良い。この作品の劇伴音楽が欲しくなった。
最近は編曲の力というものを時々感じている。平凡な曲が編曲次第で全く雰囲気の違う曲になったり素晴らしい名曲に化けることがあることがわかってきた。それは編曲者・音楽プロデューサーの力による。この作品はそんな一面も見せてくれた。
サントラがめっちゃ欲しくなる映画
運命の出会いは突然
dancing♪♩
ハッピーで切ない
【キーラ・ナイトレイが奏でるアコースティック・ギターの音色と彼女の透明な歌声がとても魅力的。物語自体も”喪失から再生”を描く王道で、良い。】
ー 原題:”BEGIN AGAIN”
ジョン・カーニー監督が描く傑作音楽映画再び。ー
・グレタ(キーラ・ナイトレイ)とデイブ(アダム・レヴィーン:鑑賞中、誰か分からず。・・マルーン5のボーカリストだった!ファンの皆様すいません。唄が上手いはずじゃない!)は恋人同士で、競作の曲が映画主題歌に抜擢されメジャー・デビュー決定(メインボーカルはデイブ)。
で、初ニューヨークのセレブな部屋でのセレブな暮らし・・が始まろうとするとき、すれ違い続きの生活の中、デイブが浮気・・。(デイブお前なあ・・)
・失意のグレタは旧友の売れないミュージシャン、スティーブ(ジェームズ・コーデン:良い人を演じさせたらピカ一男。)を訪ねる。
スティーブは自ら登壇するバーに彼女を誘い、演奏後グレタをステージ上に誘う。最初は断るグレタだが、壇上へ。
・彼女は”都会で独りぼっちだと感じたことがある方に聴いて欲しい‥。”と言って、
”A Step You Can't Take Back"をアコギで歌う。
ー この歌を聴いた時、”ジョン・カーニーワールド”が始まるぞ、と期待値が一気に高まる。 -
・彼女の歌は聴衆、皆に届いた訳ではなかったが、(というか、受けなかった・・。)が、ある一人の男(ダン:マークラファロ)が目を輝かせながら近づいてきて・・。
<キーラ・ナイトレイの透明で、素朴な歌声が沁みる、とても素敵な作品。
(けれども、ジョン・カーニーは気に入らなかったとか何とか言っているらしい・・。お前なあ・・。)
ジョン・カーニー監督作品のサントラは勿論、買ってますよ。
今作の前作、「Once ダブリンの街角で」の冒頭二曲とか、大好きですね。
この後、「シング・ストーリー 未来へのうた」が世に出るんだよねえ。>
<2015年4月4日 ユナイテッド・シネマ岡崎にて鑑賞>
音楽とストーリーと映像の調和
再構築の為の解ける魔法 ロマンティックな魔法が解けて、一気に現実に...
徐々にこちらも楽しい気分になってきて最終的にハッピーエンドで終わる...
徐々にこちらも楽しい気分になってきて最終的にハッピーエンドで終わるサクセスストーリー。
恋人役をどっかで見たことあるなぁと思って観てたけど歌声を聴いて一発で分かったアダムだと。
アダム映画も出るんだと思って驚いたけどこれが初らしくて珍しいなって。
普通に楽しく観れる映画。
ただあのラストは少し切ない?それともハッピー?
大勢の女の子がアダムにキャーキャー。
複雑そうな表情のキーラ。
そしてライブハウスを去る。
私だけのアダムではなくなったということなのか、大衆の為に歌うアダムとの方向性の違いを実感したのか、なかなか複雑なところ。
あとヘイリーがやたら可愛かった。
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