ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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後味の悪さは1級品!
「セブン」ほどの衝撃はないけれど,それでも十分スリリングな作品。失踪したはずの妻の素性が徐々に明らかにされる過程は実に見応えがあって,とにかく怖い。
二転三転する展開に「最後はどうなるんだろう」と思って見入っていたが,結局問題は何ら解決されることなく大いなる火種を抱えたまま終わる。すっきり感は皆無で後味が悪いことこの上ないが,それでも消化不良という印象は一切ない。その意味では質の良いサスペンスに仕上がっていると言える。
貴方の奥様は大丈夫ですか?
『ゴーン・ガール』を観賞。
「セブン」のデヴィッド・フィンチャー監督の最新作。
5年目の結婚記念日、突然妻エイミーが失踪した。
自宅には事件の形跡が見られ、妻を捜索する夫ニックに疑惑の目が向けられる。
果たして妻に何が起こったのか…。
何より先の読めないストーリーが魅力的な作品。
警察から失踪した妻に関する聴取を受ける夫がロクに答えられないくだりでは身につまされる方も多いのではないか。意外とパートナーに関しては知らない事が多いものである。
物語の展開は刺激の連続で、真実がどこにあるのか、観客は登場人物全員を第三者的な目で見守る事になる。
二転三転する予想外の展開は、149分もある上映時間を短く感じさせるには十分である。
デヴィッド・フィンチャー監督らしく結末の衝撃度は凄まじく、「セブン」には遠く及ばないものの、後味の悪さもかなりのもの。
男女では感想も異なるのかも知れないが、既婚男性にとっては正にホラー。
鑑賞後、今の生活がいかに幸福であるかを改めて実感できる事は間違いない。
かなりダークではあるが、ミステリー作品としては抜群の出来。
敢えて夫婦別々に鑑賞してみると面白いかも知れない。
面白い!
軽薄嘘つき糞野郎の災難
なんなんですかね、このラスト。
この、ラスト。この、ラストですよ。「えっ?えっ?そうなの?えっ、マジで?マジにそれでいいの?」という幕切れ。下手なホラーよりよっぽどゾッとするというか、キ●玉縮み上がるというか。んー、んー。ねえ?観た方なら分かると思うんですけども、分かるでしょこの感じ。「うっわ!」てオトシドコロだったでしょ?感じだったでしょ?
あ、いやすんません。初っ端でラストのことから語っちゃうのもアレですね。でもフィンチャー御大の過去作振り返ってみると、こういうイジワルなお話大好きな監督ですものね。あー、今回はそういうイジワルでキタか、と。
あらすじは「七月某日、ニック(ベン・アフレック)が家に帰ると妻エイミー(ロザムンド・パイク)が不自然なカタチで失踪してたんで、こりゃおかしいと警察呼んだら、即日マスコミが嗅ぎ付けテレビショーも参入しちゃっての収拾つかない大騒ぎになり、遂にはニックに妻殺害の容疑までかけられちゃう、という洒落にならない方向に事態は転げていく!」というのが大まかなアウトラインです。アウトラインなんですが、これ、映画を序盤中盤終盤で分けたとして、実は序盤くらいで一気に流れる展開なんですね。で、中盤辺りからまた別の展開が割り込んで来て、物語の向きがガラリと変わってくる。向きが変わるというか、観ていてテレビのチャンネルを強制的にザッピングされているような気分になってきます。我々一体どこに連れて行かれるのか全く予測不可能じゃね?というか。しかしこれがなかなか面白い感覚なんですよ。話としては絶対に怖い方へ怖い方へ進んでいるのに、何故かどこかワクワクもさせてくれてるじゃん?みたいな。一体どういう目線で見ればいいのか?一体どういう風に受け止めればいいのか……?的な。
そして、ここジレンマなんですけど、その中盤辺りからの展開をここで言ってしまうとね、書いてしまうとね、ネタバレになってしまうんですよ。とっても激しいネタバレ。ギリギリ難しいところでして、多くは語れないというね。言ったら即アウトなんで。ま、これは劇場で確かめてもらうとしてですね、それからそれから。それから終盤に向けてのキチ●イ染みたサイコパスな展開へ雪崩れ込んで。ラストで「えっ?えっ?そうなの?えっ、マジで?マジにそれでいいの?」で幕です。
間違いなく、男は震え上がる一本ですな。地に足つけて生活しましょうね。
中盤以降の怒涛の展開に圧倒される作品。
非常に良かった。
特筆すべきは話の展開。
5回目の結婚記念日から始まる妻の失踪事件を描く「現代」。
ニックとエイミーの出会いと幸福な結婚生活を描く「過去」。
この異なる時間軸が並行で語られる本作。
事件の真相を、この夫婦の真相を探ろうと躍起になり序盤から話に惹き込まれます。
凡百の作品であれば。
異なる二つの時間帯が繋がると同時に事件の切欠が、真相が明らかに。
この時点がピークであり話の終盤となるのですが。
本作は真相が明らかになった時点を境に。
話が急加速し、怒涛の展開に。
この展開にグッときました。
また話を成立させた役者陣の演技も良かった。
特に妻 エイミーを演じるロザムンド・パイク。
彼女の演技、表情は最高でした。
或る一点を注視しながらの表情の変化。
言い知れぬ違和感、異物感が画面一杯に滲み出ており痺れました。
また夫 ニックを演じるベン・アフレックも良かった。
彼が浮かべる笑顔が絶妙。
良い人にも悪い人にも紳士にも馬鹿にも見える。
笑顔が彼の性質を曖昧にし、話の展開に複数の可能性を与えていました。
中盤以降の怒涛の展開に圧倒される本作。
鑑賞後、結婚生活に必要なモノは(良くも悪くも)「緊迫感」ではと感じました。
嫌な笑いに溢れた楽しい作品でした。
オススメです。
サイコパス
「サイコパス」って言葉、知っているだろうか?
1.想像力が異常に旺盛で、空想を現実よりも優先する。
2.弁舌によどみがなく、当意即妙の応答がうまい
3.人の心を操り、人気を集め、注目を浴びることに長けている。
4.自らウソをついて、いつのまにかそのウソを自分でも信じ込んでしまう。
Wikipediaによるとサイコパスの一つの類型に上記のような「空想虚言者」がいるという。
でもさ、1番は詩人や小説家、思想家の特徴でもあるような気もするし、2、3番なんか現代のリーダーに求められる資質じゃないかとも思う。そうだよ、4番を除けば、普通の人、凡人とは違うデキル人なのだ。
「完ぺきなエイミー」が主人公である。そう完ぺきにみえる女性・妻の物語だ。もう一方の主人公の男・夫のほうは平凡といえるだろう。
仕事にかこつけて浮気を重ねる、どこにでもいそうなだらしない男である。夫は、双子の妹や弁護士、あるいは、女性警察官を味方につけて必死の抵抗を計る。
サイコパス妻は、綿密な計画のもと、すべて計画どうりの行動をる。
カレンダーに付箋を貼って、計画にもれはないかをチェックする。
必要とあれば、自分の肉体を痛めつけることもいとわない。そんな時の彼女は自信満々、美しくさえあるのだ。
実際のサイコパスは女性にはきわめて少ないとされているが、男にできて、女に出来ないわけはないだろう。ST.ヴィンセントの歌にもサイコパスが出てくるしね。25人にひとりはサイコパス的嗜好をもっていると言われる。
この映画は、ヒッチコックやブライアン・デ・パルマ作品のような一級のスリラーである。優美にして毒がいっぱい、刺激的で、エロスが漂っている映画である。
デビッド・フィンチャー監督の集大成のひとつだろう。
何を書いてもネタバレなので…
平日の昼間に鑑賞しました
何故か熟年夫婦が多くいらっしゃいました
お隣に座っていたご主人は鑑賞後「もう結婚はしない」と…(もしかして熟年夫婦ではなく熟年カップル?)
また別のご主人は「帰ったらカッターを隠さないと…」
ようするに世の男性を驚愕させる映画です
私を含め、結婚適齢期をとうに過ぎたのに諦め切れないでいる方にはピッタリです( 笑 )
あまりストーリーに影響無さそうな内容をひとつだけ書かせて下さい
完璧なエイミーが何故潜伏先で他人と交流を持ったのでしょうか?
無視する事も出来た筈です
他人をバカにしている彼女の油断でしょうか?
彼らによりエイミーはちょっとだけ痛い目に合いますが致命傷ではありません
頭脳だけでなく強運も持ち合わせているようです
一体誰が彼女と互角に渡り合えるでしょうか?
サスペンスだなあ
わくわく結婚ランド
ふつう
ゾディアックが懐かしい
こわい。。。
一切その内容については記載は不可能
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