ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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マインドコントロール合戦
計算高い最恐サイコパス悪女vs不器用で場違いな空気読めない男のスリラー。
相手を自分のものにしようとマインドコントロールしたり、嫉妬深い愛情だったりと文字通り「ドロドロ」
しかもドロドロサスペンスは展開が中だるみしがちだが、この作品は最初に魅力的な謎を提示し、中盤で首謀者の思惑が判明すると一切の油断を許さない展開。
そして後半からは怒涛の展開で画面に釘付け。
スリラーに必要な要素をコンプリートしている。
しかし、これ作品は単にサスペンススリラーだけではない。
自分的にブラックコメディーでもあると感じた。
夫婦間の互いを傷つけ合う関係や、次から次に出てくる下品なワード。そして何より、報道によってコロコロと立場を変える世間の批判。
まるでポンジュノ監督の作品を観てるかのように黒すぎるブラックコメディーだ。
本当に大切なものはいつも 失って初めてわかる
2019年11月23日
#ゴーン・ガール 鑑賞
間抜けでお人好しな男を演じたら、#ベン・アフレック の右に出るものはいない。
でも、この映画の魅力は、#ロザムンド・パイク の美貌!彼女なら騙されてもいい!
#ロザムンド・パイク#ベン・アフレック
ケツアゴ封じ
まさかこの映画でケツアゴ封じ(by ロンブー敦)が見れるとは思わなかった。しかもそれが、結構重要な意味があるなんて。
序盤は、ゆったりとした展開だがなにやら不穏な雰囲気が、音楽のせいもあるのかな。エイミーが失踪してから怒涛の展開で、二転三転してスリル満点の内容で、148分の時間はあっと言う間だった。原作読んでいないけど、よく出来てるよね。
ケツアゴのベン・アフレックは、顔しか取り柄がないバカのイケメンにぴったり。僕がエイミーの親でもやっぱり反対するね。稼ぎが少ないのに浮気しそう。とはいえ、エイミーのぶっ飛びサイコぶりには、ホラー映画といっていいほど。絶対、かかわりたくない。
妻殺し容疑専門の弁護士には、笑った。ある意味、道徳よりも職業倫理に忠実でおもしろい。アメリカには、ほんとにいそう。
さすが鬼才、デヴィット・フィンチャー監督
一言。「え?ほらね、は?マジ!」。
2014年公開時に話題&ヒットしたし、ベンアフ兄さん主演。
だけど、尺が約2時間半なのと。何となく「嫌な予感」がしてずっと見逃してました。
◎よかった点◎
・子供の頃から作家である親の作品のモデルになっていて、なおかつスレンダー美女。
そんな人気者・エイミーが失踪、か?。
メディアも食いついてくるワイドショー的な展開に、見ている方もズンズンのめり込みます。
美人ってだけで、みんなが心配するって。あるある。
・家に残された妻の痕迹。サスペンスチックに進む中で、女刑事曰く「何もかもが不自然」。
後半わかっていく夫と妻の「裏の顔」。
「ちょい待て、どっちもcrazyすぎる」。OH MY GOD。
・と思わせて、その計画がボロを出していく終盤。
「ほれ見たことか」と思ったけど。そんな簡単に終わらなかった。
○○○(ネタバレ省略、男or女どちらか)の裏切られた復讐は、怖いのよ。
△イマイチな点△
・R15+指定、イヤミス感満載。ここが「絶対苦手」な人は、見ない方がいい。
心臓に悪いわ〜。
さすが「セブン」(ブラピ&M・フリーマン)の鬼才デヴィット・フィンチャー監督。
頭をガツンと叩かれた、久しぶりの衝撃作でした。
⭐️マーカー・ワード⭐️
「それが、結婚よ」by妻
ホラー
エイミーがサイコ過ぎて、ついていけない。
ダメダメな主人公なんだけどなんか応援してる。
ベン・アフレックに母性本能がくすぐられる💦💦💦
エイミーは被害者なんだけど、自業自得に感じる。
復讐考える前に色々やるべき事あるよね😅
ダメなベンアフレック
ベンアフレックってダメな役が似合いますよね。
最近ではバットマンのイメージも強いかとも思いますが、僕としてはダメな役がとてもお似合いで、今回もハマり役だと思います。
デビットフィンチャーらしい飽きさせない展開。
最後もフィンチャーらしいと思いました。
映画は約2時間半ほどと長めですが、とても面白くあっという間に終わってしまいました。
またダメなベンアフレック見たいなぁ。
本当に怖いのは、誰?
これは、凄い文学作品というのでしょうか。源氏物語、と重ねてしまった。人間、親子、そして男と女のサガが描かれております...
ベン・アフレック演じる夫が、光源氏とは持ち味違いますが、ややモテ男。で、勝手、無自覚に。そして思い切りマザコン。精神的に幼く、大人になりきれていない。辛いと妻、母、妹、教え子など、ことごとく女性に頼ります、最後は無責任、他責、そしてどれもに罪悪感がありません。普通の男、のふりしてこういう男性が諸悪の根源(言い過ぎ?ごめんなさい)だったりします。そして、あくまで無自覚だから、直らない。こういうのが一番罪深い...残念ながら深く思考できないので、自分はちっとも悪くないと思っている。冷たく怖ーい、不機嫌な妻が、全部悪い。若い教え子と深い仲になったのも、妻のせい。甘えさせてくれよー、と心の声が聞こえます。世の中、多分こういう人、たくさんいますね。そんで最後は、あーあ自分は恐妻から逃げそびれた、でも、ま、しょうがないか。子供生まれるし。オレ、そういうの責任とる男だし、ふふん。そういう普通の人です。
そして世間の目。やっぱり軽薄です。映画は思い切りそれを風刺してます。
妻は小さい頃から、作家をしてる母親の「人形」としてよくできた娘、アメイジング・ガールとして生きることを世間からも押し付けられてきました。そんでもって本が売れなくなると、娘名義にしてた投信とかを返してねとか言っちゃう親。まあ元は親のオカネなので、娘である妻は断れない。でも、この夫は、所詮そういう辛さとか少しも理解できないのです。上っ面で楽しく生きているから。あまり難しいこと考えない。無くなる妻のオカネのことが真先に気になる。でも、妻がそうしたいなら、まいっか。ごく普通の人です。
悪意はない、でも。誰も彼女のことを、心から心配したり愛してる人、いない。
この妻は普通ではない。アメイジングな女性、という役割を背負わされ生きてきてるし、実際感性も鋭い。クールだし、格下夫の浅さもわかっている。夫は妻の持ってる美貌と名声と富に逆玉して美味しい思いをしてます。何より、アメイジングな女性ですから、それをゲットした男として何か格上昇みたいな勘違いも、してる?それさえ無自覚...なんせ深く考えないから。
ライターとしては二人とも鳴かず飛ばず、そして夫は自分の母親が病気になると、さっさとニューヨーク捨てて地元に帰る。妻に一言も相談せずに。決めちゃう。結局、稼ぐ道がないから、妻がなけなしの余った預金でバーを買い、夫とその義妹が店をやっています。恩着せがましくいったりもしない。そういう品格の無いことはしません。でもこの夫と妹、彼女に感謝の「か」の字も無い。それどころか陰でディスる。みんな、このアメイジングな彼女を、使えるだけ使い、利用しまくっています。
ある意味当然とも言えるのですが、遂には、人を信じない、モンスターのような「もう完全いっちゃったジョシ」の一丁上がり。
当然彼女は復讐も兼ねて死ぬことも考えましたが、きっと最後、アホらしくなりましたね。なんで私が死ななきゃいけない?あんなアホ達のために?って。私だって利用しまくって、人の心なんか踏みにじって、生き抜いてやる。あなた達とおんなじ。何が悪いの?そんな妻の心の声、私には聞こえました。
この妻が、源氏物語に登場する女達を知っていたら。いっそ出家したらよかったね、心の中で。夫からの精神的自立。親からも。でも、そのためには経済的自立も不可欠で。時代が変わったからといって、生まれや社会的地位、仕事、恋愛、結婚などに人は翻弄され、苦しさの極地に至りますね。それは女だけじゃなく、男も。依存する、何かに。
鈍い人はそういうことを感じず、あまり深く考えませんから、この映画の夫ですが、こういう人のほうが、ほんと怖い。テキトーに流されつつ、場当たり的にうまく逃げて自己保身は欠かさず、本音は出さず、嫌われない程度の自分を演じている。結果、世の中は不信と不感と無責任だらけに...怖い、怖い、怖い。でも現世そのものです。うーん、考えさせられました。
ロザムンド・パイク振り返った表情、目つきが、、
ロザムンド・パイクの演技、表情
演出、ストーリー、音楽、文句のつけどころのない。
「妻のことを考えるとき、いつも思い出すのは彼女の後頭部だ。かわいらしい頭蓋骨を砕き、脳を取り出して、答えを知りたいと考える。結婚における最も重要な疑問の答えだ。何を考えているのか?何を感じているのか?互いに対して何をしてきたか?」
この同じシーンが冒頭とラストに流れるのだが、最初と最後では全く意味合いが違って感じてしまう。
完璧なエイミー
今まで付き合ってきた男は自分が支配しないといられない性格のエイミー。親がシリーズものとして書いてきた"完璧なエイミー゛として地元でも人気がある知的な女性だった。中盤からは逃亡中のエイミーもほぼ同時に描かれていて、彼女の悪女ぶりを発揮。いろんな仕掛けによってニックが巧妙に妻殺害犯であるかのように導かれていくのだ!
偶然泊まっていた貸コテージの隣人によって金を取られ、仕方がないので高校時代に付き合っていた男の元へとかけこんだのだ。しかし、彼もストーカーのように扱われるほど変質者のような性格。一緒にテレビを見ていると、人気トーク番組でニックが謝っている姿に心が揺れ動いて、元カレは正当防衛に見せかけ惨殺して、夫の元へと命からがら逃げてきた妻を演じる。そして何もなかったのように平然と仮面夫婦のように暮らすラストが怖い・・・
独身でよかった(笑)
妻のエイミーに何があったのか、エイミーの視点とナレーションで描かれる中盤からが面白かったです! 僕もお金を貯めて消え去りたいと少しだけ思いました。 結婚してなくてよかったとも思いましたが、たとえ怖い女性を描いていても「悪いのは男」なんでしょうから、 腹立たしさもありましたが。
現実の女はもっと怖くて卑怯で残忍です
現実見てきた女性は、この映画より、もっと嘘つきで残酷で冷酷で周到で徹底していました。
それより軽いもの見せられても、個人的にどうかなと思うのです。
ちょっと先のこと考えない人が主人公というところが映画的ではありました。
いかにもフィンチャー監督の映画
デビット・フィンチャー監督作品は「ファイトクラブ」「セブン」を観ていて、今作が3本目です。
過去2作も「何か暗いものが残る終わり方」だったように、今作もまた、嫌なエンディングを迎えます。決してバッドエンドではないけど、ハッピーエンドとは到底言えない。非常に説明の難しいエンディングです。ネタバレになるので多くは語れません。
結婚記念日に忽然と失踪した妻(エイミー)を探す男(ニック)。警察に通報して捜査が始まると、失踪どころか殺人事件の可能性が出て来たり、ニックが殺人犯として疑われたり、マスコミに過剰な報道をされたりしてどんどんニックが追い詰められていきます。消えた妻はどこへ行ったのか。事件の真相は……?
というのが本作の『前半の』ストーリーです。実は映画の中盤くらいで事件の真相がほぼ明かされてしまいます。一本の映画を作れるだけのストーリーを前半に凝縮し、後半では真相を知った後のニックの行動、失踪していたエイミーは何をしていたのかというストーリーが進みます。後半が本作のメインと言えると私は感じました。
前半と後半で全く違う雰囲気のストーリーが進み、まるで2本の映画を合わせたような濃密なストーリーとなっています。
上映時間2時間半あるので、観る前は「長いなぁ」と感じていましたが、これだけボリュームのあるストーリーを盛り込んでるのであれば長いのも納得です。
結婚じゃなくても縛られるのって怖いですよね
結婚というしがらみの中での狂気を、無駄のないプロットで描いた作品。
結婚の悪い一面をたっぷり堪能できます。
サスペンスの様な緊張感の中で、コミカルと思える様な表現もあり、
この組み合わせが怖さをより一層引き立てていた。
結婚怖いよ…と、どんよりした気分になりますが、
独身者より、既婚者の方が見終わった後の恐怖は大きいのかも…。
長いけど観れます
エイミーの、潜伏中とその他の時の変貌ぶりが凄い。
あのままおばさんでいて、ストーカー男をうまく操れば良かったのに、殺してでもダンの元に戻りたくなっちゃったら実行するのがエイミー。
少し前までは自殺するつもりだったのにね、、
あのまま幸せ夫婦を演じて退屈なミズーリ州でウザい隣人と仲良しのフリして生活できるとは思えないけど。
弁護士の、彼女を怒らすなよ、って言葉が今後のダンの一生を暗示してるよね。
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