ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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75点
映画評価:75点
ベンジャミンバトンのデビットフィンチャー監督による、怪奇作品。
どこか見辛い進行と、
何だか奇妙な展開。
安易に口に出すとネタバレしそうなので、
意味のわからない感想になってしまい
申し訳ないのですが、
一見の価値はとてもあります。
現在ドラマでやっている
「真犯人フラグ」の元になっているとも
されているので、ネタバレされたくない方は
見ない方が良いかも!?
【2022.1.18観賞】
ストーリー、役づくりともに見応えのある作品
サイコな妻による自作自演の失踪と殺人という設定が素晴らしい。さらにその失踪の謎が分かってからが面白い2段構えの構成になっている。二転三転する展開に落とし込まれていく感覚の演出。
ロザムンド・パイクがサイコな妻を見事に演じている。
息をする様に嘘をつく
パーフェクト・ケアを観たので
なんとなくゴーン・ガールを
見返してみたら
結構面白いのに
結構忘れてたww
構成良し、音楽良し、演者さん良し
不穏で不安な感じも監督さんらしく
良くできた作品でした。
人の心理の浅はかさを笑う様な
この作品が初見の時は
嫌いだったのを思い出した。
人って信じたいものを
信じたい様に信じるのよね
大衆心理って本当怖いゎ
しかし、ロザムンド・パイクは
やっぱり不死身か!?
えきさいてぃんぐ‼️
ロザムンド・バイク凄い!フィンチャー凄い!怒らせたら怖いわよー、お仕置きよー、何でも考えられるしアイディアは溢れるように出てくるし、演技力も抜群だし。私、頭がすごくいいの。そういう私を馬鹿にしたりむげな扱いしたら、絶対に許さない。使えるものは何でも使う。一応言っておくけど、そういう素晴らしい「私」を醸成したのは親だから。
ロザムンドのあの瞳に見つめられたら、もうおしまいだー!
人間的な怖さ
先が読めないのと人間の感情とか心情、そういう怖さがあって最後までハラハラして観てた。
人ってその場や接してる人に応じて対応を変える時があるけど、そのどれも自分であると思う。
でもそのうちの「理想の自分」だけを追求するのってすごく酷。それが私生活の部分で求められると辛いよね。
少し逸れてしまいましたが、そういうじわじわくる人間的な怖さが観たい方はぜひ。
脚本や俳優さんも素敵です。
よくできている話。ラストを知りたいと最後まで目を離させない。
最後まで一気にダレることが無く、見ることができた。サスペンスものとして全体がまとまっており、ラストのショットと夫の煩悶が魔性の女の不気味さとこれからの苦悩を予感させ、とても良くできている(見直すと、完全に忘れていたが、物語開始で同じショットを見せている)。
良くできているが、ラストは私が求めている夫のハッピーエンドと妻への制裁のエンドでは無かったため、心につっかかりが残るものであった。しかしそれは監督の色である。ドラゴンタトゥーの女のラストはリスベットにとって報われないラストだったし、ゾディアックではラストは無く犯人が定まらない現実に帰るだけだった。だから、私が求めているラストでは無かったのは監督の表現の帰結がそういう性格をしているからというだけではある。
ゴーン・ガールというタイトルはミスリードを誘っている。タイトルの件だが、ゴーン・ガールは事実ではある(一人の女が行方不明になった)が、その行方不明は偽装されたものであるという意味でミスリードであるということだ。それを踏まえたわけでは無いが、ネタバレ含んだ実際にあるべきタイトルは「サイコパス・ガール」であろう。
途中から妻エイミーの奇妙さが過去の回想を小出しにめくることで見せていく、それと同時に夫ニックの絶体絶命な状況からなんとか起死回生をとあがくリアルを見せていく、その2つの時間軸が絡み合うことで互いにもう片側の軸の展開を見せてほしいと思わせることに成功しており、素晴らしい作りだ。
言い残したこととしては、この作品を見終わって、日本のヤンデレ文化からインスパイアを受けたのかな?と疑問に思った(根拠は無い。調査もしてない)。
もっと重苦しいのかと
サイコスリラー的な展開になるのかと思っていたけれど
思っていたより現実的な思考で事件が起こっていったので
意外とドロドロはしていないな、と感じた。
結婚という幻想
被害者という幻想
人間同士の関係は幻想を共同維持するための共犯者みたいなものだろうか
アメリカは容疑者が弁明するためにテレビに出演する文化があることに驚いた。
しかも容疑者の段階で番組司会者が問い詰めるような行いをするのか。
日本とはかなり違う。
よくできたファンタジー
サイコパスの恐ろしさ、結婚の実態、世論の動きやすさなどいろいろな要素が楽しめると思う。
最初からこういった形のラストを描きたかったからなのか、少し彼女の罪の部分や証拠は全部警察がもみ消したてきな感じで雑になっており、そこがあまり評価されていないのかなと思った。
それを踏まえても最初から最後まで予測が出来ない展開でとてもよくできた面白い作り話だとは思った。
ふうむ、なるほど。
浮気した夫が浮気相手に付き纏われて一家全員狙われて恐怖を味わうっていう映画「危険な情事」
ストーカーっていう言葉を一気に広めた映画「ストーカー」
比較的善良な一般市民がちょっとした過ちやちょっとした出会い(よくあるもの)で、悲劇に見舞われていく映画があったよなあ、と。
あなたの身にも起こらないとは限りませんよ、という恐怖を見せつけるやつ。
今作品のように、たまたま結婚した女が超金持ちの娘で超ワガママ女とは気づかず、さっさと自分の田舎に連れ帰って自分本意に暮らしちゃったもんだから、ものすごい仕返しされるって言うのはまあ珍しい方だが、過去分子のgoneの持つ意味をしかと知らしめる良い題名。
全米から敵視される。
とか
全米から憎まれる、また逆に愛されたり。
まあ極端に感情をあらわにする国民性だなあとつくづく思うわけだが。
日本も(もちろん世界中が)マスコミの情報に踊らされるのはよくある。
キャンプ場から行方不明になったままの少女もまだ見つからないままで、一時はその母親が犯人ではないかとの噂も立つほどマスコミがキャンプ場にも家にも彼女の経営する店にも押し寄せたのもここ数年の話。
人はみな、現実に起こる事件の行方が気になるしドラマのように解決まで早く持っていって欲しいと思うわけで、
出来れば紀州のドンファンの事件は、ちゃんと古畑さんみたいに即効性ある刑事に解決してもらいたいものだと望む。
そういう感情を上手く利用するエイミーは、
もちろん彼女が幼い頃からずっと衆人環視のもとに育って来ざるを得ない状況だったから。
作中で 夫が何度も言う ビッチ という言葉はもうまさに「クソ女」という一言に尽きる。
アッタマ来たーこのクソ女! 腐れ外道!
みたいな。
その言葉を軽くいなされるともっと腹立つ男。
でも世の中で男は女に手なんて上げちゃダメなんですよ、どんなに腹が立ってもです。
気の毒ですがね。
エンディングのあと、ふと冒頭に戻って見直すとさらにこの物語の行く末も暗示されていた。
そう言えば、昔の映画館って ずっと何度も上映されてて
途中から入って 次の回見たりってあったなあ。
いつから入れ替えが当然になったんだろうか。
それともロードショーは昔からそうなの?
私は田舎で周回遅れの映画しか見たことなかったから?
サイコミステリー
エイミーはサイコパスですね。頭も良く容姿端麗でサイコパス、ミステリー好きにとっては最高のキャラクターです。血だらけなのに何食わぬ顔でシャワーを浴びながら「シャンプー取って」、彼女のゾッとするほどのこの落ち着きようにゾクゾクしてしまうところが、この映画が好きな理由です。
後味の悪いホラー映画だ(後味の良いホラー映画はあまりないが)
怖い映画です。妻がストーカーを殺してから、血だらけになって自宅に帰るシーンはホラー映画そのもの。怖い女と言うと、「危険な情事」を思い出すが、こちらはもっと怖いかも。「危険な情事」は女が死んで一件落着となったが、こちらは怖い女と生活し続けるのだから。
妻が帰宅したことにより、夫が殺人してないことが証明されたわけだが、逆に、妻の狂言、偽装と言うことになったわけで、夫を殺人者にしようとした妻の罪が問われないのは甚だ疑問である。デビッド・フィンチャー監督作品としては、「セブン」の次ぐらいに後味の悪い映画だった。
事実はマスコミより奇なりなんだけど、万人が納得するような筋書きを計...
事実はマスコミより奇なりなんだけど、万人が納得するような筋書きを計画・実行したというサイコサスペンスで、早々にネタバレしておいてラストまでこのテンションを維持しているのが凄い。女刑事がキレ者に見えて全くそうでないのが映画として都合良過ぎるか。全部そのままのせられていて最後まで役に立たない。事件そのものの話しより、国民の支持がどうとかという異様な仕立て。
イヤイヤイヤイヤそんなわけあるかい...ってなる。追い討ちかけたエンドも凄い。
悪質な知能犯vs謙虚な道化師
ギリアン・フリンによる同名小説を映画化したフィンチャー監督率いるサイコスリラー
夫婦関係が破綻している家での妻から夫へ、
狂気を孕んだ型破りなサプライズ🎁それが失踪事件
妻が失踪してから夫に容疑がかかったり幾多の紆余曲折があったが、それが全て妻のシナリオ通りで、、奥様には脱帽しますわ
結局、妻の掌で道化を演じる夫。は悪事を荷担するという終結でんーー…煮え切らない
でも耽溺できる作品の1つで面白かったです
フィンチャーとソリが合わない
この作品の世間的評価が高いのはよく分かりますし、面白いかと聞かれたら「面白い」と答えますが、個人的にデビットフィンチャーと私のソリが合わないなと気付きました。
過去作においても「セブン」は好みでしたが、「ソーシャルネットワーク」や「ハウスオブカード」などの、ここ数年のフィンチャーの作品はどれもイマイチに感じてしまいました。
というのも、最近の作品は味付けが薄く、まるで手の込んだオーガニック料理のような印象を受けるからです。
エンタメである以上ある程度のスリリングさは欲しいなと思いました。
そういう意味で今作はサスペンスの要素も強いので期待して観ましたが、やはりフィンチャー独特の味を薄くしようとする癖があるように感じられ、最高に面白かった、という感想には至りませんでした。
或る意味怖い
サイコロジカルホラー?って言うのかな、すごく新鮮な映画だった…。大体の映画は予想が出来たり予想が出来ても外れたり…何て言うのがザラだが、この映画に関しては最後まで予想のよの字すら想像がつかなくて凄く新鮮で面白かった。最近見た映画の中で一番惹き込まれたな…。
前半はつまらない、ありきたり、と思うかもしれないけれど本当に裏切られた。時間のある方は是非見て欲しい。
面白かった
って、レビュー書いたはずなのだが。消えた?
とりあえず、高評価。
そして、レビューを書くために再視聴。(笑)
やっぱり面白いんだよね。
面白いという表現しか出来ない自分が悲しいけど。
最初から最後まで一気に観たくなる。
しかし、あんなにラブラブだった夫婦。
5年くらいでこんなに壊れてしまうものなのか。
というか、どっちが先なんだろうか、と。
旦那の浮気が原因?サイコな奥さんが原因?
エイミーの被害者?は他にもいたようなので、そもそもエイミーに原因があったようにも思うけど。ベンが好きというのを差し引いても(笑)
近所のお母さん達をバカ呼ばわりしながら利用するエイミーにも心底嫌悪感。
あの周到な準備をするエイミー。見ていて怖くなるし、とっちめたくなるが、しれっと(血まみれだけど)帰ってきたエイミーを責めもせず何事もなかったかのように迎える旦那。
エイミーの異常さはわかったはずなのに、それでも離れられないのはなぜなんだろうね。
やはりフィンチャーさん、さすがだわ。
旦那が殺したと決めつけた警察。あのデジーについても、あれだけ周到にやられたら、正当防衛となってしまうだろうし。
怖い怖いサイコパス、女ってやつは。(笑)
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