ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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あと1時間以上あるけど‥
男を自分の望むように仕立て上げ、支配下に置きたいサイコパス女。
教養も無いのに、高目の女にうっかり手を出しちゃた女の扱いだけは上手いケツアゴ下衆男。
デヴィッド・フィンチャーって事でハードル上がってたのか、最終的に、「で?」って感じ。
もっと恐ろしい女いるもんね、多分。
構成的にエイミーが血塗れで戻って来て、最後の夫婦のインタビュー、からの、
ネタバラしの方が、ミステリー風だった気がするな。
ニック側が「エイミーを探せ」って状況で、観てるコチラは訳分からんまま、血塗れで戻ってくるんですよ。
その方が、「何なに?どういう状況⁉︎」って興味湧きますよね⁉︎
実際、途中でエイミーパートになった時、
「あれ?、もうネタバラし?あと1時間以上あるけど」
と思ってしまったんですよね。
エイミーが軌道修正して、ニックを蜘蛛の糸で絡めとるラストは衝撃的でも無いしなー。
そんな感じ。
ドキドキも、ニヤニヤもあり単なる怖い話ではないのだ
タイトルがカッコよく、前から気になっていた。予備知識なくみたのだが、意外な展開続きで、え?え?そうなの?という少しずつ真実が見えてくるにつれ驚きとドキドキがあり、ベンアフレックやロザムンドパイクや刑事さん弁護士さんやらの演技、表情、振る舞いがいちいち素晴らしく、恐怖とコメディ、ブラックユーモアの間を行ったり来たりな感じがニヤニヤで楽しめた。ロザムンドパイクは、private warのジャーナリストだったのか。彼女のサイコパス的な表情、タダでは拝めないような(実際微笑みかけられ気になり気に入り気に入られた後の地獄)笑顔がこの映画を成功作品にしていると思う。
双子の兄妹の関係性も気になるところ。
家族の期待、絆と思って引きづられ自立できない関係性、、ロザムンドパイク役のすごい女子はサイコパスかもしれないが毒親とまでは言わないが親から自立できない子ども大人で自分の存在感を証明するために他人からの強い承認が必要だったり利用していたのだと思うし、双子の関係も互いを自己投影する、まあ、ゆがんだ親子関係と似たようなものか、と。
ホワイトリバーで被害者となる女子高校生の父親が、なぜ遊びに行くのを止めなかったか?と問われ、もう17歳だと答えるそこに後悔がなかったシーンが衝撃的で忘れられないのだが、居留地で貧しく暮らす家族、親子は自立して生きていくしかないのだから17歳の少女は一人前の一人の人間としての承認を得ており自分もそれを自覚して生きていくしかない。裕福な都会の、教養も学歴もお金もあるなに不自由ない方々はそれゆえに無用の過剰の承認がなければ満足も前進もできないのか。
日本と比して家族の在り方が異なりアメリカではわりと一般的な親子関係の中での自立独立性があると思うが、この映画では、ベン・アフレックの愛人学生20歳超とか、ロザムンドパイクとか、親のしゃしゃり出てる感じがなんとなく、計算高く欺瞞で、メディアや弁護士警察の世論、心象誘導などと絡めなかなか面白いと思いました。
ベンアフ好演
結婚の本質を描いている
タイトルなし(ネタバレ)
結婚記念日に妻の失踪を知り、行方を探すストーリー。
単純にそういう内容だと思ってみたら想像よりも遥かにボリュームあった。
どんどん展開が変わっていくので見応えがあったが最後のオチは全然想像がつかなくて面白かった!
元彼が1番かわいそう、、と思ったのと臨機応変に?計画変更できるエミリー凄すぎる、、
最後のオチはゾッとしたし縛られる旦那も不憫でかわいそう、、
アメイジングな脳みそ
オチはどうなるのかと思っていたら、このモンスターと暮らすという生き地獄、、ゾッとしました。
しかも、子供という人質付きに、、
いつも強気な主人公の妹の涙がこの先の絶望を物語っていました。
アメイジングエイミーと共に育ちアメイジングエイミーコンプレックスに陥った彼女が可哀想に思えました。
本来の彼女を見失ってしまった、まさにゴーン・ガールなんですかね。
命をかけて名声と復讐を同時に成し遂げようとする用意周到なサイコパスっぷり、、
弁護士まで仕込まれてたら、主人公終わってましたね、、
主人公もなかなかのクズでしたね〜
この自作自演の事件をきっかけに(とばっちりで死人出ちゃいましたが)この夫婦がようやく本音で話せるようになったのが実はハッピーみたいな不気味な感じもまたゾクッとしました。
子供はサイコ感なく育ってほしいと願うばかりです。
妹は幸せになってほしいなと思いました。
2時間半、見入ってしまいました。
展開が読めてしまったので星少なめですが作品は面白かったです!
しかし、妻目線で観ると全く違う映画になるから凄い。
愛するかゆえに狂ってる
結婚とは静かな勢力争いを内包するもの
男女が出会い、好かれようと自身にウソをつきながら、結婚。ところが理想としている状況には行き着かない。妻に合わせて背伸びした夫ではあのサイコ妻には敵いません。
才能はしっかり持ち合わせているサイコ妻は上手く失踪するも、油断してチンピラカップルに金を奪われ、ほぼ無一文になるのは笑えなかったが、救いを求めた相手をさんざん利用して、文字通り切り捨てる所業には呆れた。
夫の浮気性にもかなり呆れた。まぁ頭が上がらない賢い妻に負けたくなくてマウント取ろうとして取れず、妻より能力的に劣る女の子に手を出した。
それなりの時間を経て、拗れた関係性は現実でも同じ事が起こるが、これは映画でありドラマだから、サイコ妻のエイミーの嗜好が後半に見えた瞬間が一番の見所ではないかと思う。
クソったれの旦那が、エイミーに向かって全米の放送で全面降伏し彼女への愛を訴えた瞬間のエイミーの表情が全てを物語っている。
ラストはエイミーの罪を問えない時点で、打つ手を失くした浮気夫がエイミーのしもべと成り下がるため、こんな飼い殺しでまだ夫婦続けるんだ…とタメ息が出た。
社会倫理から逸脱しているのに外から見てるだけなら、この夫婦だけですむなら…良いんじゃないか?と。
それにしても、世の中自分に関係ないのに他人様に口出しする奴等の多いことには呆れる。低俗なワイドショーで我が物顔の司会が権利もないのに偉そうに説教を垂れている…実に下らないが作品にも同様のクソ司会が登場し、イライラした。
鬼才フィンチャーの才気爆発💥 一番怖いのは旦那にこんな映画を作らせるシーン・チャフィンだよ…😨
結婚記念日に失踪した妻エイミーと、彼女を殺害したという容疑を受けた夫ニック。彼らに何が起きたのか、その事件の真相に迫るサイコ・ミステリー&ブラック・コメディ。
監督は『セブン』『ベンジャミン・バトン』の、エミー賞監督デヴィッド・フィンチャー。
主人公ニックを演じるのは『グッド・ウィル・ハンティング』『アルマゲドン』の、オスカー監督としても知られるベン・アフレック。
ニックの妻エイミーを演じたのは『アウトロー』『ワールズ・エンド』のロザムンド・パイク。
第20回 放送映画批評家協会賞において、脚色賞を受賞!
やってくれたぜデヴィッド・フィンチャー!
誰も観たことがないような、とんでもないサイコ・コメディここに爆誕!
よくミステリー映画を観た時に「途中でオチが読めたわー、オレ😏✨」みたいな感想を言うつまんねぇ輩がいますが、この映画の展開を予想できるヤツは果たしているのか!?
綺麗な3幕構成に分かれているのが本作の特徴。
第1幕では妻エイミーの失踪、何か秘密を抱えた夫ニック、そしてエイミーの日記から明らかになっていく2人の秘密が描かれていく。
この段階ではまぁよくあるミステリー映画。
デヴィッド・フィンチャーらしいクールな映像と緊張感溢れる展開が続くが、正直さほど特別なものは感じない。
「あ、いつものカッコ良いopないのかよ〜⤵︎」と思ってちょっとテンション・ダウン。
正直最初の1時間はちょいと退屈する。
エイミーが日記をつけている場面がフラッシュ・バックで挿入され、その内容から徐々にニックの人間性がわかっていく。
始めは出会った時、次はプロポーズ、そして結婚2年目、3年目…。
始めはラブラブだった2人だが、年が経つにつれどんどんとすれ違いを起こし、ついにはDVにまでつながってゆく。
「なる程、ニックとエイミーの夫婦関係は終わっていたんだ。とはいえ、このままニックが犯人はありきたりすぎるし、何かどんでん返しが用意されているんでしょ🤨」
と思っていたら、開始1時間辺りで第2幕開始!
ここからのエクストリームな展開には度肝を抜かれた!
あれよあれよといううちにとんでもないことになっていくニックの状況。サイコパスの本性を明らかにするエイミー。
クズのニックとイカれたエイミーのマウントの取り合いという、どうかしているとしか思えない展開が続き、これまでのミステリー的なジャンルから一転、ブラック・コメディの様相を呈していきます。
第1幕で提示されていた情報や何気ない描写が、全てこの第2幕でひっくり返されるという周到すぎる脚本には舌を巻くしかない。
何より素晴らしいのはエイミーを演じたロザムンド・パイクの演技!
これでオスカー取れなかったってマジ!?
誰が見てもアメイジングだと思う女性を演じたかと思えば、普通のおばさんのようなラフな姿も見せてくれる。そして狂気のモンスターとしてのサイコパス演技もパーフェクト💯
本当に同じ女優さんが演じているのか疑いたくなるほどの百面相ぶりでした!
特に、記者会見を開いたニックをテレビで観ている時のエイミーの表情は格別!
自分の理想である男性像を見つめるエイミーのあのマンガのような釘付けフェイスに爆笑🤣
コメディエンヌとしてのロザムンド・パイクの才能を見せつけられた。
前作『ドラゴン・タトゥーの女』ではルーニー・マーラの魅力を引き出していたし、フィンチャー監督の女優発掘能力って凄い!
第3幕ではニックとエイミーの再会が描かれる。
ここまで気味の悪い夫婦の再会がこれまで存在したのだろうか…。
結婚は地獄だ、と揶揄されることがありますが、ここまで結婚の暗黒面を追求するとは。
「映画を観終わった観客の心に重たいものを残したい」というのがフィンチャー監督の信条らしいですが、本作では大成功してるよっ!
「ぐぇー🤮」というクライマックスにも拘らず、何故か鑑賞後の後味が爽やかなのが不思議。
残酷描写にしろ心理的に追い詰める描写にしろ、すごく思い切りが良くて爽快感すら覚えるのはフィンチャーの美点ですね。
重たいけれど爽やか、矛盾しているような2つのテイストを同時に実現しているという驚異的な手際には感服するしかない。
夫婦やカップルで観るととんでもないトラブルを起こしかねない危険な映画。
全ての旦那さんへ送る鎮魂歌。そして全ての奥さんへ送る応援歌。
ヒヤッとしたい時にも、大笑いしたい時にもオススメな傑作です!
…こんな作品を実の夫に作らせるシーン・チャフィンって一体何者…?
フィンチャー監督の家庭での立ち位置が非常に気になる一本でした。
人はみんなゲスなのか
「セブン」以来、フィンチャーの作品に魅了され、出来るだけ彼の映画は観てきたつもり。暗い雰囲気の中、理不尽やら不条理やらの話で救いのない作品が多いイメージだった。本作も公開当時、前評判が高く、ずっと観たかった映画で、ようやくCSで観ることができた。
感想を先に言うと(わたしの期待値が高かったのか)期待外れだった。
他人の人生は所詮ワイドショー。人の不幸は蜜の味。人のえげつない深層心理をここまで具現化されてしまうと、途中途中観るんじゃなかったと思わせる、それがフィンチャーの映画だとわたしは理解しているのだけれども。
それにしてもエイミーの心情を理解しようとすればするほど、なんでそこまでするの、って思ってしまう。で、それだからって女って怖い、なんて思いませんよ。
自己愛強すぎて悲劇のヒロイン病だったとしても、逃げ続けて何がしたかったんだろう。ニックを悪者にして世間の同情を買いたかったの?途中でお金奪われなかったらどうしてたんだろう。逃走中、状況が変わっていくわけだから、当初の予定、目的も当然変わっていくわけだよね。まさか本当に自殺してニックを犯罪者に仕立てようとしてたんかな。
自分が何かを見逃しているのか、正しく理解、解釈していないのか、エイミーの考えは解せないことが多かったです。
原作もあるそうで、読んでいれば当然理解度も違ってくるのでしょうが、もう一度観たいかと訊かれたら、もう結構です、と答えます。
もっとやるせないくらい不条理かつ理不尽なテーマを期待していたのですが、これじゃなんだかワイドショーの拡大版2時間再現ドラマを見た気分だよ。
まあそれがフィンチャー監督の狙いなんだとしたら、してやられたって感じで益々ファンになりますね。
ゴーンガール👿
アメイジング!
パートナーに対しての彼女の考え方はある意味至極当たり前のことなのかも知れない
親や子供であればいずれは離れる事が極々当たり前のことなのだが結婚を機に他人だった2人が暮らし始めて気がつくのは離れることの難しさ、余程の事情がない限りあり得ないからだ
しかし人間である、どうしたって離れたくなる時はあるものだ
しかし片方がそれを拒むなら泥沼になっていく
頭の切れるサイコパスな者がパートナーだったとしたらそれはもう最悪だろう
「結婚とはそお言うものでしょ」
とあるが結婚には何百何千と形があり色々な感情で成り立ち微妙なバランスの上にあるように思えてしまう
諦めてしまえば簡単だがやはり人である
我慢しきれなくなったり諦められない夢があったり憎んだり恨んだりと様々な思考があるはずだ
一生涯続く愛情もあるだろう、どんどん好きになる事だってあるだろう、そうであればこの上なく幸せなのだがそれが片方だけの思いだとしたらその思いはパートナーには徐々に重さになる事もある
私だって思うことはしばしばあるがいつの間にやらもう直ぐ30年になるらしい
「おいマジかよ、とても信じられないね」
どうやら私達は感覚が完全に麻痺しているのだろうな
怖かった
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