ゴーン・ガールのレビュー・感想・評価
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ストーリー、役づくりともに見応えのある作品
サイコな妻による自作自演の失踪と殺人という設定が素晴らしい。さらにその失踪の謎が分かってからが面白い2段構えの構成になっている。二転三転する展開に落とし込まれていく感覚の演出。
ロザムンド・パイクがサイコな妻を見事に演じている。
息をする様に嘘をつく
えきさいてぃんぐ‼️
人間的な怖さ
よくできている話。ラストを知りたいと最後まで目を離させない。
最後まで一気にダレることが無く、見ることができた。サスペンスものとして全体がまとまっており、ラストのショットと夫の煩悶が魔性の女の不気味さとこれからの苦悩を予感させ、とても良くできている(見直すと、完全に忘れていたが、物語開始で同じショットを見せている)。
良くできているが、ラストは私が求めている夫のハッピーエンドと妻への制裁のエンドでは無かったため、心につっかかりが残るものであった。しかしそれは監督の色である。ドラゴンタトゥーの女のラストはリスベットにとって報われないラストだったし、ゾディアックではラストは無く犯人が定まらない現実に帰るだけだった。だから、私が求めているラストでは無かったのは監督の表現の帰結がそういう性格をしているからというだけではある。
ゴーン・ガールというタイトルはミスリードを誘っている。タイトルの件だが、ゴーン・ガールは事実ではある(一人の女が行方不明になった)が、その行方不明は偽装されたものであるという意味でミスリードであるということだ。それを踏まえたわけでは無いが、ネタバレ含んだ実際にあるべきタイトルは「サイコパス・ガール」であろう。
途中から妻エイミーの奇妙さが過去の回想を小出しにめくることで見せていく、それと同時に夫ニックの絶体絶命な状況からなんとか起死回生をとあがくリアルを見せていく、その2つの時間軸が絡み合うことで互いにもう片側の軸の展開を見せてほしいと思わせることに成功しており、素晴らしい作りだ。
言い残したこととしては、この作品を見終わって、日本のヤンデレ文化からインスパイアを受けたのかな?と疑問に思った(根拠は無い。調査もしてない)。
もっと重苦しいのかと
よくできたファンタジー
ふうむ、なるほど。
浮気した夫が浮気相手に付き纏われて一家全員狙われて恐怖を味わうっていう映画「危険な情事」
ストーカーっていう言葉を一気に広めた映画「ストーカー」
比較的善良な一般市民がちょっとした過ちやちょっとした出会い(よくあるもの)で、悲劇に見舞われていく映画があったよなあ、と。
あなたの身にも起こらないとは限りませんよ、という恐怖を見せつけるやつ。
今作品のように、たまたま結婚した女が超金持ちの娘で超ワガママ女とは気づかず、さっさと自分の田舎に連れ帰って自分本意に暮らしちゃったもんだから、ものすごい仕返しされるって言うのはまあ珍しい方だが、過去分子のgoneの持つ意味をしかと知らしめる良い題名。
全米から敵視される。
とか
全米から憎まれる、また逆に愛されたり。
まあ極端に感情をあらわにする国民性だなあとつくづく思うわけだが。
日本も(もちろん世界中が)マスコミの情報に踊らされるのはよくある。
キャンプ場から行方不明になったままの少女もまだ見つからないままで、一時はその母親が犯人ではないかとの噂も立つほどマスコミがキャンプ場にも家にも彼女の経営する店にも押し寄せたのもここ数年の話。
人はみな、現実に起こる事件の行方が気になるしドラマのように解決まで早く持っていって欲しいと思うわけで、
出来れば紀州のドンファンの事件は、ちゃんと古畑さんみたいに即効性ある刑事に解決してもらいたいものだと望む。
そういう感情を上手く利用するエイミーは、
もちろん彼女が幼い頃からずっと衆人環視のもとに育って来ざるを得ない状況だったから。
作中で 夫が何度も言う ビッチ という言葉はもうまさに「クソ女」という一言に尽きる。
アッタマ来たーこのクソ女! 腐れ外道!
みたいな。
その言葉を軽くいなされるともっと腹立つ男。
でも世の中で男は女に手なんて上げちゃダメなんですよ、どんなに腹が立ってもです。
気の毒ですがね。
エンディングのあと、ふと冒頭に戻って見直すとさらにこの物語の行く末も暗示されていた。
そう言えば、昔の映画館って ずっと何度も上映されてて
途中から入って 次の回見たりってあったなあ。
いつから入れ替えが当然になったんだろうか。
それともロードショーは昔からそうなの?
私は田舎で周回遅れの映画しか見たことなかったから?
サイコミステリー
後味の悪いホラー映画だ(後味の良いホラー映画はあまりないが)
怖い映画です。妻がストーカーを殺してから、血だらけになって自宅に帰るシーンはホラー映画そのもの。怖い女と言うと、「危険な情事」を思い出すが、こちらはもっと怖いかも。「危険な情事」は女が死んで一件落着となったが、こちらは怖い女と生活し続けるのだから。
妻が帰宅したことにより、夫が殺人してないことが証明されたわけだが、逆に、妻の狂言、偽装と言うことになったわけで、夫を殺人者にしようとした妻の罪が問われないのは甚だ疑問である。デビッド・フィンチャー監督作品としては、「セブン」の次ぐらいに後味の悪い映画だった。
事実はマスコミより奇なりなんだけど、万人が納得するような筋書きを計...
事実はマスコミより奇なりなんだけど、万人が納得するような筋書きを計画・実行したというサイコサスペンスで、早々にネタバレしておいてラストまでこのテンションを維持しているのが凄い。女刑事がキレ者に見えて全くそうでないのが映画として都合良過ぎるか。全部そのままのせられていて最後まで役に立たない。事件そのものの話しより、国民の支持がどうとかという異様な仕立て。
イヤイヤイヤイヤそんなわけあるかい...ってなる。追い討ちかけたエンドも凄い。
悪質な知能犯vs謙虚な道化師
フィンチャーとソリが合わない
この作品の世間的評価が高いのはよく分かりますし、面白いかと聞かれたら「面白い」と答えますが、個人的にデビットフィンチャーと私のソリが合わないなと気付きました。
過去作においても「セブン」は好みでしたが、「ソーシャルネットワーク」や「ハウスオブカード」などの、ここ数年のフィンチャーの作品はどれもイマイチに感じてしまいました。
というのも、最近の作品は味付けが薄く、まるで手の込んだオーガニック料理のような印象を受けるからです。
エンタメである以上ある程度のスリリングさは欲しいなと思いました。
そういう意味で今作はサスペンスの要素も強いので期待して観ましたが、やはりフィンチャー独特の味を薄くしようとする癖があるように感じられ、最高に面白かった、という感想には至りませんでした。
或る意味怖い
面白かった
って、レビュー書いたはずなのだが。消えた?
とりあえず、高評価。
そして、レビューを書くために再視聴。(笑)
やっぱり面白いんだよね。
面白いという表現しか出来ない自分が悲しいけど。
最初から最後まで一気に観たくなる。
しかし、あんなにラブラブだった夫婦。
5年くらいでこんなに壊れてしまうものなのか。
というか、どっちが先なんだろうか、と。
旦那の浮気が原因?サイコな奥さんが原因?
エイミーの被害者?は他にもいたようなので、そもそもエイミーに原因があったようにも思うけど。ベンが好きというのを差し引いても(笑)
近所のお母さん達をバカ呼ばわりしながら利用するエイミーにも心底嫌悪感。
あの周到な準備をするエイミー。見ていて怖くなるし、とっちめたくなるが、しれっと(血まみれだけど)帰ってきたエイミーを責めもせず何事もなかったかのように迎える旦那。
エイミーの異常さはわかったはずなのに、それでも離れられないのはなぜなんだろうね。
やはりフィンチャーさん、さすがだわ。
旦那が殺したと決めつけた警察。あのデジーについても、あれだけ周到にやられたら、正当防衛となってしまうだろうし。
怖い怖いサイコパス、女ってやつは。(笑)
ベン・アフレックのベン・アフレック
あと1時間以上あるけど‥
男を自分の望むように仕立て上げ、支配下に置きたいサイコパス女。
教養も無いのに、高目の女にうっかり手を出しちゃた女の扱いだけは上手いケツアゴ下衆男。
デヴィッド・フィンチャーって事でハードル上がってたのか、最終的に、「で?」って感じ。
もっと恐ろしい女いるもんね、多分。
構成的にエイミーが血塗れで戻って来て、最後の夫婦のインタビュー、からの、
ネタバラしの方が、ミステリー風だった気がするな。
ニック側が「エイミーを探せ」って状況で、観てるコチラは訳分からんまま、血塗れで戻ってくるんですよ。
その方が、「何なに?どういう状況⁉︎」って興味湧きますよね⁉︎
実際、途中でエイミーパートになった時、
「あれ?、もうネタバラし?あと1時間以上あるけど」
と思ってしまったんですよね。
エイミーが軌道修正して、ニックを蜘蛛の糸で絡めとるラストは衝撃的でも無いしなー。
そんな感じ。
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