グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子

劇場公開日:

グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子

解説

車椅子生活を送る少年と頑固で不器用な父親が、ハンディキャップを乗り越えてトライアスロンに挑戦し、親子として真正面から向き合っていく姿を描いたドラマ。体が不自由で車椅子生活を送る17歳のジュリアンは、失業して久しぶりに帰ってきた父ポールとの時間を楽しみにしていたが、息子との接し方が分からないポールは口をきこうとしない。そんな父の態度に不満を募らせるジュリアンは、若き日の父がトライアスロンの選手だったことを知り、自分もトライアスロンに挑戦することを決意。トライアスロンの中でも最難関とされるアイアンマンレースに出場することを決め、反対する両親を説き伏せて父とのチームを結成する。無謀にみえるジュリアンとポールの挑戦は、やがて周囲の人々も巻き込み、夢に向かって一丸となっていく。「エトワール」「オーロラ」のニルス・タベルニエがメガホンをとり、父ポール役は名優ジャック・ガンブラン、息子ジュリアン役はオーディションで見出されたファビアン・エロー。

2013年製作/90分/G/フランス
原題または英題:De toutes nos forces
配給:ギャガ
劇場公開日:2014年8月29日

スタッフ・キャスト

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(C)2014 NORD-OUEST FILMS PATHE RHONE-ALPES CINEMA

映画レビュー

2.0息子と向き合うことって、そういうことなの?

2024年4月3日
PCから投稿

「体が動かせない」ということの苦難の多くは私には想像しかできません。
きっとその想像は沢山のリアリティを欠いたものなはずです。
それ故に、私にとって本作の息子ジュリアンの言動は全くもって不可解なものとして映りました。
彼がアイアンマンレースに参加したいという意欲は理解できます。
困難に挑みたくなる時分が私にもありました。
しかし、彼にはそれに挑むだけの資質が足りません。
スイムは出来ず、ランは出来ず、バイクも出来ません。
彼にとっての精一杯は車椅子を漕ぐことです。
その解決策として彼は父親ポールに白羽の矢を立てました。

>>彼に出来ないことはポール(父親)にやらせればいい。<<

身の丈に合わない意欲と行動力(アイアンマンレースへの主体的な参加を除く)だけはジュリアンに適う者はいない。
実際問題、運営側も彼らの安全を保障できないだろうし、その保障のために保険にも入ってるだろうけど、リスクが上がった分保険費は上乗せされることになるし…
という現実的な問題を誰が支払わされたのか、という部分が気になった。
全体的にジュリアンのわがままに全員が従わ”された”という構造も心象が良くない。

実在する父子がアイアンマンレースを何度も完走しているようで、本当に素晴らしいことです。
きっと父子がお互いに支え合い、思いを1つに乗り切ってるのでしょう。

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昭和ヒヨコッコ砲

4.5ファビアン君がキラキラしている☆☆☆☆☆

2023年4月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

楽しい

幸せ

萌える

冒頭の山並み、トライアスロンのスタート場面、スイミングの場面…。映像が綺麗です。
 そしてジュリアンが自転車に乗って喜ぶ場面。木々と光・風が歌っているという情景はああいうのを言うのでしょうね。観ているだけで、ワクワクしてくる。世界ってこんなに美しく、楽しみに満ち溢れたものだったっけ。自転車に乗りたくなります。

でも、それより何より輝いていたのはジュリアン(ファビアン君)。決して負けない。

息子に向き合えない父。それにいら立つ母。理解のない大会事務局。あんな仕打ちをされたら私はどうするのだろう。…

息子の真剣な願いだけど、無謀な頼み。私だったらどうするのだろう。…

両親に守られて、背中を押してもらっていた息子が、自分の力で踏み出す。親を置きざりにしたって進む。それが自分(とパパ)の決めた道だから。
                           (フランスだなあ)
  え、置いていくんかい?と日本人の親の立場からすると突っ込み入れたくなりますが、その時のジュリアンの顔の雄々しいこと。
  子どもの巣立ちです。
そして親は、そんな息子に勇気づけられてまた一歩踏み出す。
親を置いていったくせに、親が追いつくと嬉しがる息子。パパと僕とが決めた道だもの。         (これ以上詳しく書くとネタばれになるので断念)

二転三転するようなドラマはありません。比較的ストレートに話は進みます。話はコンパクトにまとめてあるので、スポ根を期待するとコケます。
 ですが、全体的に等身大の人物像を丁寧に描いていて、最初のギクシャクした場面では本当に心が痛くなりますし、爽快な場面では気持ちが高揚しますし、レース場面では力入ります。
 (ジュリアンは拗ねた顔すら愛おしい。パパの疲れた顔すら後半はセクシーです。ママは息子の為ならあの迫力。)

家族の再生物語。
原動力はジュリアン。燃え尽きた父に火をつける。トライアスロン経験者とは言え、加齢は半端ない。あきらめるのか、それとも…。

泣いてしまいましたが、ユーモアのセンスも溢れていて、小気味良い。
とてもすがすがしい、小さな宝石のような映画です。

試写会にて視聴。素敵な時間をありがとうございました。
皆さんも、ジュリアン達とぜひ素敵な時間を過ごして下さい。

PS.
 ディックとリック・ホワイト父子が、この映画のポールとジュリアンのようなやり方で、実際にトライアスロンに参加、アイアンマンの称号を勝ち取っているのですね。何回も。尊敬します。
 「ジュリアン何もしていない」というレビューもあるけれど、参加にこぎつけたのは、ジュリアンの行動力。それに、自分の意志の通りに動かない体で父と呼吸合わせてバランスとるのってどれだけ大変なことか(映画の中でもこけて入院したのはジュリアン。うまく体をかばえない)。「ボート乗ってるだけ」って、水の上で太陽にさらされていることがどれだけ体力を奪うか、熱中症状態になるってことだ。でも、ねをあげない。父も頑張ったけれど、ジュリアンも頑張った!!
 「ジュリアンのわがまま」というレビューもありますが、もし、ジュリアンがあなたのように体を動かせるのなら、「トライアスロンに参加したい」というのはちっともわがままではない。のに、ハンディキャップがあると「わがまま」になるのだよなあ。尤も、ジュリアン一人で参加できる種目を探せばいいのだろうけれど、それではジュリアンにとって意味がない。パパと一緒にすることが大切だったのだろうから。ジュリアンだって無謀なことはわかっているから「完走しなくてもいいんだ」と言う。でもパパが言う。『否、それじゃだめだ」。そして…。

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とみいじょん

4.0本番では息子が単なる重荷でしかないし、途中で寝るな!って思ってしま...

2022年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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msang

3.58/6

2022年8月6日
iPhoneアプリから投稿

トライアスロンに向けて動き出すときのシガーロスの歌がよかった、ここちよかった、さわやかだった

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杏仁豆腐

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