サクラメント 死の楽園 劇場公開日 2015年11月28日
解説 カルト教団「人民寺院」による実際に起こった集団自殺事件をモチーフに、「ホステル」「グリーンインフェルノ」のイーライ・ロス製作・脚本で描いたホラー作品。ある日、連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリックは、過激な突撃潜入取材で知られるVICE社のサムとともに、妹が暮らす共同体に潜入取材を敢行する。「エデン教区」と名付けられたその場所では「ここで豊かな生活ができるのは『ファーザー』のおかげだ」と、パトリックの妹をはじめ、誰もが幸せそうに生活を送っていた。しかし、平和に思われた「地上の楽園」に、不可解な空気が見え隠れし始める。監督は「V/H/S シンドローム」のタイ・ウェスト。全編POV(主観視点)による撮影により、臨場感のある恐怖を演出している。
2013年製作/100分/R15+/アメリカ 原題:The Sacrament 配給:東京テアトル
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詰めが甘い。ミッドサマーは気持ち悪いが、これは怖い。
3.5 . 2019年4月29日
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鑑賞方法:DVD/BD
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自宅にて鑑賞。'78年、ガイアナで起こった人民寺院集団自殺を扱ったPOV。ジェームス・ウォーレン・ジョーンズは劇中、“お父様(ファーザー)”と呼ばれ“チャールズ・A・リード(演じたG.ジョーンズは実在のJ.ジョーンズより高齢だったが説得力があり素晴らしかった)”とジョーンズタウンは“エデン教区”、足を踏み入れたのも視察に訪れた政治家ではなく、妹を救出に同行した潜入報道の為と改められている。更に犠牲者が914人から167人となり、実際の事件とはラストも異なる。地味目乍ら最後迄眼が離せなかった。70/100点。 ・集団自決直前迄は知る限り史実に近い展開の上、無茶な作りや大袈裟な演出は鳴りを潜め、惹き込まれる様なリアリティがあった。特に徐々に楽園のボロが噴出する様はサスペンスフルで、臨場感があった。終始、堅実な作りに映る反面、派手さに欠け、後味も悪いのが好みを分けると思われる。 ・本作と同じ事件を扱ったものでは、『ガイアナ人民寺院の悲劇('80/パナマ・メキシコ・スペイン合作)』、TVムービーの『Guyana Tragedy The Story of Jim Jones('80)』、ドキュメンタリー『Jonestown: The Life and Death of Peoples Temple('06)』がこれ迄に製作されている。 ・劇中、登場する"VICE"はNY、ブルックリン、ウィリアムズバーグに拠点を置き、実在する。 ・プレゼンターと(共同)製作を務めたE.ロスによれば、当初のシナリオのラストは、ヘリコプターが上昇した後、("C.O'Jore"とクレジットされた)C.オジョア・メイフィールド演じるパイロットが「我々は“お父様”の命令に従わなくてはいけない」と科白を云い、二人を殺害した後、ヘリコプターを墜落させると云うものだったらしい。 ・鑑賞日:2016年10月29日(土)
「実際にあった事件を元に」作ってあるけど設定が違ったり結構な演出が入ってる、もしくは全く創作になってる、っていうのに慣れすぎたせいか、もうひとつ映画として楽しめなかった。 、、、ていうことは、この映画はかなり忠実に作られてるのかな。実際のドキュメンタリーがどんなんだったか、そっちを見たくなる。スタッフロールで流れたスチルが、静止画じゃなくてが実際のドキュメンタリー映像で、映画の答え合わせになってる、みたいな作りだと、かなり良かったのではないか。 と書いたところで、今 ネットで元となった話を調べたら、ぜんぜんこの映画 事実と違う!笑 事実の方が衝撃的。だったらもっと忠実にするか、予算なかったりして話し変えるんだったら、集●●●にむかってもっとストーリー追い込めたでしょ。 てことで、もうちょい評価下げよう。 そういえば、ハンディでドキュメンタリー風に撮った映画は、個人的には、テレビ画面で観るに限る。ブレアウィッチで酔ってかららこういうのは映画館では観ないことにしてる。。 最近、映画は配信されるし大画面テレビは普通だし、映画館では観たくないからこの手のものを酔わずに楽しめて有り難い!
全編POVの実話を題材にした作品。POVゆえの不自然さは若干あるものの、緊張感を醸す手法として良い味がでている。なにより基となった事件が衝撃的すぎるので、是非見終わった後に調べて欲しい。
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