グランドピアノ　狙われた黒鍵

ダラダラと緊張感がないので、ピアノを演奏中に一音でも間違えると銃で撃たれるという設定を度々忘れる

オープニングのタイトルバックはピアノの内部らしい、何やら倉庫から運びだされるのもピアノ、タイトルらしい伏線か強調ですかね、普通のピアノは88鍵ですがこのピアノは97鍵のベーゼンドルファー・インペリアルという特殊なグランドピアノ、低音部に追加された9鍵は全て黒鍵です。
ピアニストのトム・セルズニックが恩師パトリック・ゴデュローの追悼コンサートの為シカゴにやって来ます。映画の大半はトムが演奏中に消音ライフルで脅される恐怖シーンです。トムに恨みを持つ者の犯行かと思いましたがそうでもない、犯人の要求はパトリックが作曲した難曲「ラ・サンクエット」を正確に弾くことでした。助けを求めた友人も殺され妻迄狙われる中でトムはステージを抜けて殺し屋と闘います。
（ネタバレ）
犯人の目的が分からないので、何故、こんな手の込んだ設定をするのか頭を抱えながら鑑賞。パトリック・ゴデュローは作曲家でもありかなりの資産家だったようで、資産を隠した貸金庫の鍵がピアノに隠されており、取り出すにはパトリックが作曲した難曲「ラ・サンクエット」の最後の4小節を正確に弾くことでした、狙っていた犯人はピアノに金庫の様な仕掛けを作った錠前師でした、なんだ、結局、金目当ての犯行だったのですね。ラストでトムがトラックに乗った壊れたピアノで正しく4小節を弾きます、鍵の落ちたような音はしましたが画面は屈んだトムのアップでThe END、難解でした。エンドロールは12分と異常に長かった。

今夜(2025/02/09)観ました。今回2回目の視聴です。

オーケストラのコンサートでブランク5年明けの男がピアノを弾いていたら、脅されて酷い目に遭うという話です。
コンセプトは『スピード』の様な、『フォーンブース』の様なリアルタイムサスペンスで、面白くなりそうなんですが、中盤から驚くほどに退屈になって集中して観られなくなります💤

イライジャ・ウッドことトムが、世界有数の天才ピアニストだとしても、超難度の楽曲を、殺人をほのめかす犯罪者の横槍(脅迫)に対応しながら、ノーミスで弾くなんて、無理ゲーにも程があります。夢のある映画の世界とはいえ、序盤から冷めてしまいました。

趣味でピアノを始めた嫁さんにそそのかされて観てしまいましたが、夫婦揃って後悔です(笑)
追記：そういえばエンドロールは、クソ映画特有の超スローでした(笑)あまりにも遅くてかつてDVDを買ってしまった『ほぼ300』ってクソ映画のエンドロールを思い出しました😴

　今まで観たことない斬新な設定が面白い。演奏中の音楽がそのままBGMになっちゃうのはこの映画ならでは。音楽詳しくないけど、1曲1曲の演奏ってめっちゃ長いのね。

　犯人が何者なのか、動機は何だったのか分からなかった。終盤でいざ犯人の正体が明らかになってもイマイチパッとせず。正体不明のスナイパーから演奏中に狙われ続けるスリアルを味わえる中盤がピークだった。