her 世界でひとつの彼女のレビュー・感想・評価
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今のネット/SNSのコミュニケーションに当てはまる部分も
OS(人工知能)との恋の話。
非現実的な愛の描き方は狂ってる印象もあるけど、それゆえに人間の不安/愛/利己/変化/信頼/弱さ……など深いトコロをついている気がします。
本筋に関係ないパッとしたフレーズでも心が動く名言だらけでした。
一番好きなフレーズは
”あなたの物の見方が好き あなたの目を通して世界が見られて幸せよ”
発達した人工知能との物語なので現実には(まだ)起こらない話。
でも今の色んなことに当てはまる気がする。
近い未来に人工知能が発達するから……でなくSNSやネットなどでのコミュニケーションがセオドアとサマンサの繋がりに似てる気がしました。
中盤まではめっちゃ楽しいけど終盤はちょい雑?
心の原色
人である主人公は、人間としてのリアルや自分のあるべき姿と、自分のありたい姿の間で揺れ動き
AIであるサマンサは、OSとしての自分のリアルと、サマンサ自身の感情の間で揺れ動いていました。
AIというテーマは上手く利用され、「人間的」な心や愛といった内面の揺れ動きや、心同士が触れ合ったり触れ合わなかったりする機微を、「人間的」なものを超えたそれ自体として浮かび上がらせていたように思います。
AI・近未来という真新しさやサイバーなファンタジーとしてしか描かれないことも少なくないテーマを、このようなシンプルでありつつも既視感や飽きを感じさせないストーリーに落とし込んだのは本作の驚くべきところだと思います。
テーマに頼り切ったファンタジーではなく、少し先のテクノロジーを心や愛といった永遠のテーマに迫る題材として利用したこの作品は哲学的であり、心のありようを落ち着いた視点から描き出しているという意味で、芸術的でもあります。
くすっと笑えるところもあり、画の色遣いも綺麗です。あとルーニー・マーラ最高
肉体を持つ事のデメリット
個人評価:4.0
スカーレット・ヨハンソンのOSの声がとても素晴らしい。人間味にあふれチャーミングにかすれた声は聴く者を虜にする。
声だけで感情の起伏を見事に表現し、彼女の声の演技で作品をより深みのある人間ドラマにしてくれている。
LGBTなど恋愛対象の差別を取り上げた作品は多数あるが、このテーマはさらに物事を単純化し、さらに追求した作品と感じる。
愛の対象が誰であれ、また肉体を持たない相手であれ、相手の本当の気持は結局のところ自分で想像するしかなく、人間同士であっても一方通行の通信のやり取りだと感じる。
また感情と肉体を持たないAIを悲観的に描写する物語は多いが、本作は逆に個の肉体に縛られない多様性や可能性を提示し、新時代的な発想を教えてくれる。
脚本賞でオスカーを取るに相応しい、奥深いストーリー。
純粋で美しい物語とするか?恐怖の近未来と解釈するか?
GYAOの無料公開で何気に見たのは?
視聴後のGYAOレビューで高評価付けてる方々が少なくなかったからだ。
なるほど!
これは映画好きに愛されそうな作品だ。
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知らずに見たら?
アカデミーの脚本賞を撮ってたり、スパイクジョーンズ監督だったり、エイミーアダムス出ててたり、声をスカヨハが当ててたり。
中々にちゃんとしてた。(GYAOの無料公開にはハズレも多い!)
スパイクジョーンズ監督→かいじゅうたちのいるところ】以来の映画らしいスネ?
一緒にそちら見に行った女の子の事思い出して、ノスタルジー。。。
いや、そんな話しはどうでも良い。
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こちら、ウチのレビュータイトル通りです。
近未来に起こりそうな、と言うか?
初音ミクと結婚する!とか、Siriと一生添い遂げる!て輩が出て来てる昨今。
もはや既に、これはフィクションでは無いのかも?
美しい物語!とレビューする方が多い中、俺は→コチラは恐ろしい物語だ!と見たな。
AIは、もはやSFではない。
AIは、リアルである。
二時間の映画で、冒頭五分から引き込まれて、少し中弛みも有るけど、ラストまで一気。
なるほど!これはさすがの戴冠作品!お見事でした。
映画経験値】
高めの方の方が楽しめるかも?(*高くない方でも問題無しに思う!)
オススメ度】
☆④(*全然似てないんだけど、作品の空気感で、エターナルサンシャインを、勝手に思い出した!)
お時間有る方へ、紅茶か何か飲みながら、ゆっくり見て欲しい作品!
スカーレット・ヨハンソン
不可思議な恋愛模様を描いたおかげでオスカーまで手にしたスパイク・ジョーンズ。オスカー会員に愛されていることがよくわかる。
画期的な発想だなと感じつつも、ロボットに恋するSF物語はこれまでにも数多く描かれているし、風変わりな点といえば、その相手が実体を持たないOSだということだけ!そのサマンサの声がスカーレット・ヨハンソンなものだから、男なら誰でも恋してしまいそう(笑)。
大きな展開というものはなく、サマンサ自身が徐々に成長、進化を遂げ、不特定多数の男たちとも恋愛感情を持つようになってセオドアの恋が終わりを迎える。結局は元妻への謝罪とともにエンディングを迎えるのだが、それよりも重要なのは男女でありながら親友のエイミー(アダムス)が常に心の支えにもなっていることに人間らしさを感じた。
❤️
総合的にはどんな評価をすればいいか分からない
新しいラブストーリー
恋とか愛とかって自分と他人の間にあるものだから、相手がどんな存在でも理解しあうことは難しい
ってことを感じた
でもあの美しい映像と音と言葉づかいだから
こんなにOSとの恋を美しく映画にできたのかなと思ってしまった
離婚届けにサインする時、主人公は昔の思い出を思い出してしまうけど音は現実で相手がサインしているペンの音だったり
恋人とのすれ違い方?
がとてもリアル
すぐ先の未来?
今現在の恋愛ゲームにだってハマる人がたくさんいるわけで。思っているよりもすぐそこにある未来なんじゃないかという気もする。一方で今のAIの延長線上で感情(のようなもの)を持たせることができるのかと、疑問にも思うし。
ロボット/アンドロイド/レプリカントみたいに実体を持たない(画像すらない)存在を映画でここまで取り上げているのは、中々ないように思う。
ただ、こんなに有能で気が利いてウィットに富んだ存在なら、そりゃ好きになるってもんでしょう。弱っている時ならなおさらね。
ホアキンはポスター見てもホアキンってすぐにはわからない口髭バージョン。ナイーブでちょっと危なっかしい。
ここでもまた違う顔をみせるルーニー・マーラが。口を開くと結構キツくて。
メガネ取るまでクリス・プラットだと気づかなかった。いい奴。
エイミー・アダムズ。こんな友達欲しいね。
スカは大人になってからはあんまり好きじゃないが、低音ボイスが実によくサマンサに合っていて、(全く?)写ってないが貫禄の演技。
こちらの予想を裏切る展開を楽しんで、最後は想定の範囲内ではあるが、総じて満足した。
面白いストーリー
641人!?
OS、コンピューターと言えども生身の女性と同じようにサマンサは小悪魔っプリを発揮する。
現代社会にOSが存在していたら孤独で寂しい老人や一人暮らしの若者から独身中年の皆さんは今よりも楽しい生活を送れるだろうしストーカーとか異常な犯罪も減少するだろう!?
それくらい人間って寂しい生き物だろうし話相手や理解者がいた方が良い。
なんとなく未来のお話でそんな雰囲気を映像に醸し出し服装にカラフルな色と全体的なオシャレ感がシンプルで楽しめる。
恋愛に傷付きまた恋をして振り回されるそんな人間として当たり前な出来事に経験をこんな発想で展開させる素敵な恋愛映画。
自分だったら会いたい欲求が高まり過ぎて精神的に不安定に逆効果になりそう!?
近未来の人類
機微とリレーションシップ
自分のことって一番自分が分からないのでは。
主観的に考えた行動や発言をしてしまいがち。
もちろん自分の人生、生活、感情なんだから
それを味わうべきだし、捉えることはむしろ
客観性に繋がるから良いことだけど、自分を常に
客観的に見て言動をしていたら変になると思う。
彼はOSを通して自分とも他人とも向き合った。
元妻とうまくいかなかったのは何故で、何故こうも
辛く離婚に前向きになれなかったのかを知る。
もちろん元妻も感情のある生き物だし、毎日を
平穏に過ごすなんて当然無理なのだけれど
あのOSに支えられて、OSを通して結局のところは
彼は自分の人との向き合い方を知ったのだと思う。
あのスカヨハの声が堪らなくセクシーでした。
たしかにOSが恋人だなんて他人から見たら
バカにされてしまうのかもしれない。
だけど人間関係って、しかも自分の感情と
付き合いながらの人間関係の構築は時に容易であり
時に難しいことは、誰もが理解が出来るはず。
相手中心に生きてたら自分が壊れるし
その点OSは都合のいい、自分を理解もしてくれ
時に理解してくれない理由を聴覚だけで刺激。
直接的に攻撃してくるわけじゃないから良い。
人同士が全身で相手とぶつかり合うと
主人公みたいに辛い時間が長くなってしまう。
だけど、それが生身だってことなのだと
この作品を通して思い知りました。
明日は周囲に笑顔でいようと思います。
スパイクジョーンズの描く世界を理解しやすい一作
本作はスパイクジョーンズの世界を理解しやすい一作だと思います。
スパイクジョーンズの映画は発想は面白いけど話そのものが何を言いたいのか分かりにくかったのですが、herは凄い分かりやすかったです。マルコビッチもアダプテーションも同じテーマだと思う。脳内ニューヨークは途中まで構成が同じ。
自分が思うスパイクジョーンズの映画の流れ。
①世間と上手く付き合えない内向的主人公 (しかもちょっと世間を見下してる。)
↓
②自分がやっと安心出来る世界を見つける
↓
③なぜか、その世界が公共性を持っており主人公のモノじゃなくなる。
↓
・マルコビッチの穴、アダプテーション:主人公が失った世界に執着(その後、破滅)
・脳内ニューヨーク:主人公の世界が肥大化して自分が埋没(自己に埋没)
・her:主人公が失った世界から自分を客観的に見れるようになり成長する。
自分はherを見てスパイクジョーンズが人に対して少し優しくなったような気がしました。
2度目の鑑賞です。スカジョー素敵!
スカーレット・ヨハンソンは声だけなんですけど、それだけでもセクシーで素敵で、話自体もロマンチックで私は好きです。
未来にITがどこまで進化しているか?
想像がつかないけど、その世界観を映画で見るのは本当に楽しいです。でもなまじ架空の将来の話では無いんじゃないかなと思ったり。
街ゆく人達がOSとしゃべりながらそれぞれが一人なのに誰かと喋ってる、、とか。
今なんてスマホ見ながら歩いてるけど、それが対話になれば、似たようなシチュエーションになるんじゃないかな?
ホアキン・フェニックスも、いい演技してますね!
近未来なのに不思議に服のセンスがダサすぎて笑えましたけど、、、服のセンスは進化しないの?って(笑)
不思議な雰囲気だけど、好きな映画です。
AIとの恋愛
ほ~、ん~っていう感じの映画。笑
AIという不思議な存在。人格の定義ってなんだろうか。人間100万人分の知識があれば、そこに人格が生まれるのだろうか。なんというか、あんまり認めたくない世界。
セオドワの人柄、共感できた。優しいけど、相手を尊重するあまり自分を抑えるせいで、それが相手にも伝わって、ゴタゴタする。でも優しいからモテる。笑
ラストのサマンサの言葉は良かった。あなたの本に私は入れない。AIが、いるべき世界が違うと、自分で認識したのかな?
今まで、AIってのはあくまで全部プログラムだから、それに感情移入する人はどうかな~って思ってたけど、ちょっと変わったかも。
まあ、ここまで進化したAIがいつ世の中にでるかわからないけど。
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