夫以外の選択肢
解説
友人同士だった2組の夫婦が互いのパートナーを相手に不倫に溺れていく姿を、「21グラム」のナオミ・ワッツ、「死ぬまでにしたい10のこと」のマーク・ラファロ、「ワイルド・アット・ハート」のローラ・ダーンら実力派キャスト共演で描いたドラマ。大学教授の夫ハンクに満たされない思いを抱えていた主婦エディスは、ハンクの同僚で夫婦ぐるみの付き合いをしているジャックと密かに肉体関係にあった。一方、ジャックの浮気に感づいた妻テリーも、ハンクに誘われるままに関係を持ってしまう。
2004年製作/99分/アメリカ・カナダ合作
原題:We Don't Live Here Anymore
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2021年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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浮気は何度もしているが妻を必要としている夫ハンク。愛がないことを知って浮気を続けるイーデス。一方のジャックは愛が無いとセックスできない夫であるため、愛してしまったイーデスと不倫を続ける。ハンクもジャックも大学講師だけど経済的には満たされてない。ハンクなんて小説を書くことに夢中だ。何か大きな事件が起きるとしたら、ハンクが学生の作品をそのまま投稿するんじゃないかと心配したけど、そんなストーリーじゃなかった(笑)。
それぞれの夫婦には子供もいるが、皆冷めた目で大人を見ているところがすごい描写だ。無邪気に浮気していることをしゃべったりもするが、ドキリとするだろうな・・・
実にアメリカ的な夫婦問題。日本人にとっちゃ何か事件が起きないと面白くない映画だと思うぞ。それにラストもそれぞれが勝手な選択をして終わり、子供を連れて実家に帰るイーデスなんて、踏切の中に車を止めたのかどうか・・・勝手に想像しろってことかな・・・
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一般人が体験できる範囲の不倫・夫婦関係のストーリーではないでしょうか?
それぞれ4人の不倫の動機・向き合い方・未来への期待などをもっと深く見せて欲しかったなと、少し物足りなかったです。
ただ、不倫物にあるメロドラマ的な描写がなかったのはよかった。
ラストシーン付近でマーク・ラファロが子供を川に突き落とし、ナオミ・ワッツと一緒になるのか!?とヒヤヒヤしましたが、そんな事はなく元鞘に戻る展開が、やっぱりこれは普通の人々の、普通の不倫なんだなぁと感じました。
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