チェインド
劇場公開日:2014年2月1日
解説
デビッド・リンチの実娘ジェニファー・リンチ監督が、猟奇殺人鬼の監禁飼育を描いたホラーサスペンス。母親に連れられタクシーに乗った少年ティムは、そのままタクシーの運転手ボブに拉致監禁される。実は連続殺人鬼であったボブによって母親は殺され、鎖に繋がれたティムはラビットと名付けられて監禁生活を強いられる。それから9年後、地獄のような日々を過ごして青年になったティムは、人生をかけた脱出を試みるが……。殺人鬼ボブ役は「フルメタル・ジャケット」の通称“ほほえみデブ”ことレナード・ローレンス役でも印象を残したビンセント・ドノフリオ。「未体験ゾーンの映画たち 2014」上映作品。
2012年製作/94分/カナダ
原題:Chained
配給:インターフィルム
スタッフ・キャスト
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2021年8月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ドキュメンタリー作品やニュースなどを見てもう現実に押しつぶされ悲惨な気分になり、<娯楽>を求めてAmazonプライム物色。今の気分にぴたりと来た。リンチ監督の娘さんの作品とはな、期待できる、あらすじは暗そうだがリンチ監督系列ならもしやと思うたら、大当たりの作品だった。アメリカンクライムサスペンスというのか、よくわからないが、とにかく、アメリカっぽさ満載、暗い話だが素晴らしい会話劇(台本)素晴らしい演技。ニヤリとするようなセリフ、眼差しで互いを制したり認め合う犯罪者と被害者息子または疑似親子、またはchained buddyとでもいうのか。諦めないラビット、腐らないラビットもすごいし、ラストの展開もあっと思わせるお見事さ。最後のエンドロールまで魅せる聞かせる。一つ一つの効果音生活音が効いてる。暗く重い物語だが娯楽性というか中毒性というかなんとも言えない共感、嫌なこと見せられるんだけど、共感する、人殺しをして人を避けて生きていてもやはり人は一人では生きられないまたは生きたくないんだ。
ビンセントドノフリオの存在感、演技、声、笑いが素晴らしい。訳ありで彼を苦しめる、彼の大人になるまで、シリアルキラーのタクシー運転手になるまでの物語とか、その後のラビットの物語とか、あるのかな。展開して欲しい。まさに、chained として。
無事に帰宅できたのか
電話も無いし携帯は圏外だし歩いて帰れるような場所とも思えない
第一あのケガで歩き続けることなどできないし
車で送ろうにもティムは運転できないしな
もし帰宅できたとしたら当然あの家に警察の手が入るわけだが
そこが気になってしょうがないわ
割りと静かに淡々と話は進んでいくのですが、気がつけば引き込まれている、そんな不思議な魅力のある作品でした。
このような内容にも関わらず、直接的なゴア描写は殆んど無く、音等で鑑賞者に想像させる…このアイデアはエンドロールも含め抽きん出た才能を感じさせてくれました。
題名もカメラワークにもセンスの良さが感じられますし、これからが楽しみな監督ですね。
それにしても、ヴィンセント・ドノフリオ、普通の中年のオヤジでしかないのに、何故か妙に迫力があって怖いですよね。
2014年5月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
すっげードキドキした。
連続殺人鬼に9年間監禁された青年の物語。
全体に重い雰囲気が漂うけど、ショッキングなシーンがバランスよく配置されてるせいか、全然飽きることなく続きが気になる94分。
青年の優しい雰囲気がまた悲しい。80点。