アメリカン・ハッスルのレビュー・感想・評価
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真面目に生きましょ。
さりげない会話の中に人生の真理や教訓をさらりと挿み、
リアクションや衣装に誇張を尽くして、
嘘と真実の間、
グレーゾーンの虚飾にまみれた人間関係の空虚を浮き彫りにしてゆく。
まるで共感できない登場人物たちが展開する人間ドラマ。
クリスチャン・ベール(良心の呵責&ストレス太り)
エイミー・アダムス(蛇の道は蛇の覚悟を色気とともに発散)
ブラッドリー・クーパー(お調子者)
ジェニファー・ローレンス(貫禄がスゴい)
4人の役者の戦いがじつに愉快!
彼らを見事に転がした監督デヴィッド・O・ラッセルに拍手。
うーむ、疲れる
どこからが本当のことを言っているのか嘘なのか分からなくなりそうな話でした。
これが実際に起きた事件を下敷きにしてるというので驚き。
でも、ひたすら長い長い。
意識が飛びそうになったことが何度か…
ご鑑賞の際は寝ないという強い意志をもつことをオススメします。
見応え十分♪
今迄 観た Christian Bale の中で best!!
(まだまだ私が見逃してるハマり役も きっと あるんだろうが。)
今回も話題の凄まじい looks の変貌(ズラで ぽっちゃり/笑)は扨置き(サテオキ)、実に魅力的な caractor を創り上げた Christian Bale & David O. Russel 監督に拍手♪ 見た目も為人(ヒトトナリ)も残念さを醸し出しつつ且つ ちょいと そして cool!!、この balance を細やかに操縦し切るなんて映画冥利に尽きるのではないか。
私が個人的に感じてた Christian Bale の冷徹さ(← Daniel Day-Lewis 似??)は薄れ、どちらかと云うと、今作でも現れた瞬間に思わずニヤリと させられる(笑) Robert De Niro の様に、気が付けば感情移入を してしまう領域に肉薄する。そして、声色も体型に見合った重みがシブい!!
De Niro の声の迫力も流石っっ!!!!
油断してたからか(←言い訳)若干 置いてきぼりを喰らった素早い story 展開を 100% 理解 出来ていたら、更に愉しめたであろう。(悔
演者 全員が際立つっ♪ 何度でも観たくなる作品だ◎
この様な素敵な映画に出会う度、字幕を確認せずに味わえる語学力が欲しくなる。。。
よかった
『世界にひとつのプレイブック』のすごくリアルで絶妙な目標設定が、この作品でも同じように最低限の成功を狙うといういい感じの作戦の立案がリアルでよかった。それでこぼれて失うものを覚悟している男気のようなものが感じられた。
主人公は、奥さんの連れ子を愛人と同様かそれ以上に愛していて、市長も黒人を養子にしていたりと、それだけで他に何が悪くても充分以上に支持できる。それに対して、ブラッドリー・クーパーやエイミー・アダムスは、自分の幸福を追求しているだけで人間の幅が小さい感じがした。でもだから悪いとかではなく、そんな足りない部分のある人間が懸命に生きている様子をたっぷり描いている素晴らしい映画だった。
FBIに対して「逮捕しやすい人間だけを狙っていて巨悪を逃している」と批判しているところがよかった。日本の特捜検事にも言ってもらいたい。
音楽もすごく良かった。サントラ欲しい。
期待感パッンパンで観に行ったのが良くなかったなぁ。。
面白かった。
確かに面白かったんですがね。
色々な前評判やアカデミー賞候補等の余計な情報から期待で胸パッンパンに行った結果。
うん、そうでもない…という印象になってしまいました。
非常に残念。
本作の大きな魅力の一つとして「配役の妙」があると思います。
この俳優さんがこんな役を、という意外性。
デビッド・O・ラッセル監督の十八番とも言える俳優の新たな側面の提示。
「ザ・ファイター」のクリスチャン・ベールが禿げて太った中年男性に。
「ボーン・レガシー」のジェレミー・レナーが誠実そうな政治家に。
「魔法にかけられて」のエイミー・アダムスがセクシーな愛人に。
確かに上記の登場人物(特にクリスチャン・ベール)の新たな側面に吃驚かつワクワクされられたのですが。
ただ、この面白さは俳優の歴史を知っている前提の面白さ。
代表作や役者の一般的なイメージは把握しているつもりですが、それでも米国で彼等をズッと観てきた視聴者に比べると前情報が浅い薄い。
そのため本作を楽しめきれているのか、若干の疑問が残ります。
日本人だからこそ北大路欣也の犬のおとうさんや松平健のマツケンサンバに意外性と面白さを感じる。
その意外性や面白さはその他作品の情報や個人のキャラクターを知っているからこそ、だと。
またブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンスについては意外性が(上記の人に比べると)薄い。
「世界にひとつのプレイブック」の意外性と話の良さが突出していたこともあり、本作では新たな側面の提示とまではいかなかった気がします。
ジェニファー・ローレンスは本当に難しい役を演じきっていて、その演技力に感嘆させられましたが。
その演技力も「世界にひとつのプレイブック」で既に知っているしなぁ、という感じ。
ブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンス共に凄く良かったんですが…意外性という面では残念でした。
話の意外性も若干残念。
曲者達の騙し合いということで色々な可能性を残しつつ話が進む点では翻弄され楽しんだのですが。
行き着く先が…ねぇ。という感じ。
これだけの曲者が集まって、この結論に至ってしまう不自然さは残りました。
確かに面白かった。
劇場に足を運んで観る価値は十二分にあります。
ただ、期待で胸パッンパンにして行くと若干の肩透かし感が出てきてしまうかもしれません。
色々な情報をリセットしつつ、登場する俳優さんの前情報を仕入れつつ、という難しいバランスを保ちながら劇場に足を運んでいただきたい。
オススメです。
ジェニファー ローレンス
いやー最高でしたね。
エイミー アダムスとジェニファー ローレンスの魅力たっぷりの映画。
そしてなによりすごいと思ったのはジェニファー、なにを演じても違和感がない、23歳が子持ちの妻を演じたなんて信じられない。映画館であの顔の表情を観るだけの価値がある。
そしてエイミー、すごくセクシーでプリンセスを演じた人とは思えない、すっぴんでクリスチャンに怒る時とかのシーンが特にお気に入り。後エイミーとジェニファーのシーンも最高。
にしてもクリスチャン ベイルはザ ファイターで痩せたりここで太ったりも大変ですね。カメレオン俳優だな。
旬の素材を贅沢に使ってます!
FBIが天才詐欺師とコンビを組んで大物政治家を逮捕した「アブスキャム作戦」、この全米を震撼させた衝撃の実話を遂に映画化!……こんな文句煽りだけでも下地は十分なのだが、そんなストーリーを補強する俳優人がまた凄まじい。今や名優と名指ししても誰も異論を唱えないだろうクリスチャン・ベイル(今回のために20キロの増量!)、化粧とライトの当て方次第で美女にも醜女にも変身するエイミー・アダムス(今回もビッチ!)、数々の賞にノミネートされるなど着実にキャリアを積み重ねつつあるブラッドリー・クーパー(残念なイケメン全米代表!)、『ハンガー・ゲーム』のヒロインの面影など皆無なメンヘラを演じたジェニファー・ローレンス(殴りたくなるほどのクソビッチ!)、説明不要のロバート・デ・ニーロ(いるだけで怖ぇよ!)、クレジットを見るだけでもその豪華さに期待膨らんでしまうのだが、そんな彼らが織りなすこの騙し合いの交響曲は、詐欺に加えて恋愛の駆け引きも絡んできてしまい、うっかり気を抜いてしまうと自分が何を観ているのか良い意味で分からなくなってしまうのである。まさにヘルタースケルター、お祭り騒ぎのエンターテーメントといった感じの作品だ。
しかしこの監督、『ザ・ファイター』でもそうだったのだが、相変わらずビッチを撮るのが上手いこと上手いこと。我の強い相棒エイミー・アダムスと詐欺師さえもお手上げのメンヘラ女房・ジェニファー・ローレンスに挟まれて、クズ野郎の主人公アーヴィン(ベイル)や功名に先走るリッチー(クーパー)が何だか可哀想になってきてしまうのだ。自分がゲイである可能性は全力で否定するが、セクシーな男達が精神的に追いつめられていく様は母性本能をくすぐられずにはいられない。
極上のストーリーに極上のキャスティング、ちょいとこじつけのハッピーエンド感があるものの、きらびやかな銀幕の世界を純粋に楽しませてくれる逸品だ、一つ景気づけに劇場へと足を運んでみてはいかがだろうか。
俳優達のぶつかり合い。
キャラクターの演技のぶつかり合いは今まで見た中でも秀逸だった。
ドラマ系が好きな人には合う映画だと思う。
ラストは少し悲しい印象を受けた。
部分的に実話に基づいているという制約のためなのかどうか分からないが、やや中途半端な印象を受けた。
濃いキャラクターが嘘やエゴをぶつけ合中で、ストーリーが展開していくのはなかなか見応えがあったが、ストーリー全般に渡って騒々しいイメージはあるものの、特に印象に残る見せ場があったかというとそうでもない。それぞれに事情を持ちクセのある登場人物であるものの、うまく感情移入できない中途半端さがどこかにあり、ストーリーが冗長に感じてしまった。最後も、「あれ、そんなもんか」という感じで、おしい映画だった。
演技は凄いけど
女優二人の演技がとにかく素晴らしかった。ジェニファー・ローレンスはアカデミーとって欲しい。
だけど作品でいうと騒がれてるほどの魅力は感じず、同監督作でいうと前二作の方が断然好き。アカデミー作品賞はゼログラビティーにとってほしいな。
あれが捜査だとしたら、かなり杜撰。
実話を下にした作品。って言うか、作品クレジットでは“いくつかの事実を含む”と言う感じでしたかね(笑)。ちょっと、脚色が強かったと言うことでしょうか。
下敷きとしたのは、1979年にアメリカ政界に巻き起こったアブスキャム事件。詐欺師グループをおとり捜査に使ったというところが、当時問題視されたようです。って言うか、今でも、問題視されると思うけど。
この作品を見ていると、最後の方にいみじくも、アーヴィンも語っていますが、“悪い事をしようと言うよりも、地元のために一肌脱ごう”と思った熱意ある人々を引っ掛けてしまったという後味悪い感じがしますね。アメリカの理論では“悪いことをしようとしているから囮に引っかかるんだ”ということになるのかもしれませんが、本心かどうかは知りまえんが、カーマインは確かに、怪しさを感じて一度ホテルを出たのに、無理やり(?)連れ戻されたみたいなものですし。
あと、問題だった(?)のは、リッチーがFBI捜査官であるにもかかわらず、ドンドン悪乗りしてしまっているところでしょうか。あと、元々は、詐欺の被疑者というか、百歩譲って囮作戦の協力者であるシドニーに惚れてしまうというのは、どうなんだ!上司に暴行しているし、リッチーが逮捕されていないのが、不思議なくらいでしたね。
最後の結末は、ちょっと意外。なるほどねぇ。まぁ、途中から、リッチーはやりすぎだなぁと思っていたし、意外にアーヴィンが詐欺師なのに常識的(笑)だなぁとも思ったし。でも、逮捕された政治家たちは、ちょっと気の毒(特にカーマイン)には思いました。
いやぁ、それにしても、クリスチャン・ベイルは、カメレオン俳優の面目躍如ですねぇ。あのブヨブヨした体。役作りとはいえ、あそこまで・・・。もう、元に戻ったそうですが、凄い。体に悪そうですが・・・。で、役作りと言えば、元祖はロバート・デ・ニーロ。彼も、十八番のマフィア役で出ていました。迫力が違いましたね(苦笑)。
2014年の第86回アカデミー賞では、最多10部門ノミネート(作品賞、監督賞、主演男優賞(クリスチャン・ベイル)、主演女優賞(エイミー・アダムス)、助演男優賞(ブラッドリー・クーパー)、助演女優賞(ジェニファー・ローレンス)、脚本賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞)。アカデミー賞の前哨戦となる第71回ゴールデングローブ賞では、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)レオナルド・ディカプリオが主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)、主演女優賞(エイミー・アダムス)、助演女優賞(ジェニファー・ローレンス)を受賞しています。
「世界にひとつのプレイブック」コンビが話を掻き回す
でっぷりお腹になったクリスチャン・ベイルの変貌ぶりがすごい。「ダークナイト」のブルース・ウェインの面影は微塵もない。
詐欺師を使って汚職政治家たちを根こそぎ逮捕することに燃えるFBI捜査官リッチーの捜査への執念はすさまじい。マジなのかマヌケなのか? ブラッドリー・クーパーの目がイッちゃってる。
デ・ニーロが不気味で、FBIの作戦に危険な影を落とす。話の流れを変える重要な役割りだが、なぜかノンクレジット。
この作品、開発を進めるカジノにアラブの大富豪を装って出資を申し出るオトリ捜査の面白さという点では、少し物足りなさを感じる。デ・ニーロの登場シーンが最大の見せ場かもしれない。
むしろ見どころは、予想外に深入りしてしまうFBIに対して、詐欺師のペアが自らの身の安全を確保するために立ち回る頭脳戦にある。
いったい誰と誰が組んでいて、何が本当でどこがフェイクなのかワケがわからなくなる。おまけに、ジェニファー・ローレンスのおバカぶりが上手すぎて、混乱に拍車がかかる。ブラッドリー・クーパーと二人して、「世界にひとつのプレイブック」コンビが話を引っ掻き回す。
これが実話だというから、世のなか面白い。
豪華な演技合戦
眉間にシワを寄せて観るような映画じゃないです。
役者の演技合戦、騙し騙されを楽しむコメディです。
当時の曲の内容とかが理解できてればもっと楽しめたのかもしれないですが、アッと言わせるラストなどは十分楽しめました。
ただチョッと長い…
アカデミー賞最有力との声もありますが、正直そこまではどうだろうかと思います。
バットマンがハゲでデブになっちゃって、同じ人とは思えないくらいだから、もしかしたら主演男優賞とジェニファー・ローレンスの助演女優賞はいけるかも知れないけど、作品賞はどうだろうか?ムリな気がするな。
だましだまされだましあい。
ひたすらだましだまされだましあいが連鎖して一体誰に感情移入してよいやら。出てくる人間がどいつもこいつも信用できない子狡さ加減。
出演者がだれもすばらしい感じだけど、やはりジェニファーローレンス。ぴか一です。この人、決して美人ではないけど出演作品がどれもこれも違いすぎて、それぞれにどんどん引き込まれる不思議さ。今回も嫉妬に爆発するダメ奥様の役柄をのめりこんで演じてました。ハンガーゲームとかとは大違い。この人の作品見るのがこれからも楽しみです。
俳優陣の演技はたしかに目を見張る
しかし、最後のオチがちょっと弱いかな?
期待していたのでハードルが上がりすぎたのかも...
一番びっくりなのはエイミー・アダムス!
こんなセクシーな女優さんとは思わず、
終始目がくぎ付けに。
いっきに大ファンになりました。
だからなのか...あまり内容がよく理解できなかった。
エイミーのお色気に★プラス1個です。
アンサンブルが素晴らしい。
外見を毎回変えて演技をする俳優たちは素晴らしく、ベールとクーパーはイケメンをすて、ジェニファーとエイミーはセクシーさで見せる。バカだけど大物のジェニファーと頭はいいが愛に溺れるエイミーはすごく、二人の映像だけで映画が成り立つ。ファイターからの快進撃はとまらない
腹の探り合いです。
面白いですが不満もあります。
前評判も高く、好きな俳優も多く出演しているので、楽しみに見に行きました。
私は映画に対し、演技に注目して作品の魅力を見出だすのですが、本作品における俳優陣の徹底ぶりには驚きました。
クリスチャン・ベイルは相変わらずの変貌を披露し、イケてないビジュアルとイケている中身のオッサンそのものでした。
そのクリスチャン・ベイルを物語の推進力に例えれば、ジェレミー・レナーは羅針盤だと思います。
彼の演じる市長が、どの様な人物像か少しずつ明らかになると供に、観客は主人公に共感を覚えます。
そんな説得力を持つ重要な役を、見事に演じています。
ジェニファー・ローレンスも若いのに貫禄があり、私も鑑賞中に翻弄されっぱなしでした。
あのモヤモヤ感は肝を冷やします。
今後が楽しみな女優ですね。
作品を彩る楽曲群も良かったです。
その場の雰囲気を損ねる事なく自然に耳に入り、サントラが欲しくなります。
ストーリーは、欺瞞に満ちた展開で面白いのですが、少し長い事と、最後が分かりにくい事が不満でした。
テンポが良すぎるせいか、おや?っと考えてる間に話は進んで行きます。
筋を見失わないよう、集中して鑑賞したので少し疲れました。
騙し合い作品が好きな方にオススメです。
悪いことやっちゃいけません。欲を出しちゃいけません。
実話が基なので、脚本のある作品のように
サクッと分かりやすい結末を説明はしてくれません。理解するのに時間がかかりました。
クリスチャンベール演じるアーヴィンが少し語り部をやってくれれば嬉しかったけど
(ロバート・デ・ニーロが出てくる頃からだんだんストーリーがこじれていくので)
テンポが悪くなるだろうし野暮な願いかなぁ。
本編は、全編通してアーヴィンが他人の欲に終始振り回される展開になります。詐欺師なのに。可哀想…。
オチは非常に良かったです。ハム屋かよ!
捜査官さん、御愁傷様だったね。でも、身から出た錆だったよ。仕方ないね。
悪の法則みたいに誰も殺されなくて良かったよ。
あとは、ジェニファーローレンス演じる元妻、ロザリンの演技が
キレッキレで恐ろしかったです。
奥さん怒らせたら怖いなぁ…。
特にお下劣な表現はあまりないので
まぁ気軽に観られるかも。
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