アオギリにたくして
劇場公開日:2013年8月3日
解説
「アオギリの語り部」と呼ばれ、広島平和記念公園にある被爆したアオギリの木の下で子どもたちに被爆体験を語り続けた被爆者の故・沼田鈴子さんをモデルに、原爆で片脚を失い、婚約者にも戦死されてしまった女性が、絶望のどん底から這い上がり、平和の語り部として生きる決意を抱いていく姿を描いた人間ドラマ。広島で被爆したアオギリの苗を植樹する活動を広めた田中節子という女性に興味を抱いた雑誌ライターの片桐千草は、取材中に知り合った節子の妹から節子がつづった日記を預かるが、そこには原爆で脚を失った女性の苦しみが克明に記録されていた。
2013年製作/120分/G/日本
配給:ミューズの里
スタッフ・キャスト
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2020年12月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
作品の意義はある。
被爆者のテーマが山ほど盛り込まれている。
原爆によって失われた命があまりにも多い。
直撃で亡くなり、生き残った後も原爆症による発ガン性や身体への影響は著しい。
著しいのは身体だけではない…差別されるのだ。
2世、3世になっても気にする人は気にするのだ。
作中、節子が「傷ついた人は同じように傷ついた人の痛みが分かる」と不良生徒たちを評するセリフは何か好きだ(笑)
一方、結婚を考えていた同僚とは駆け落ちまで考えながら断った事で相手は命を絶ってしまうのは厳しい。
再三の不幸な出来事を乗り越えていく様もこの人物、故か?
過去を取材する主人公は今時の強い女性で、別れた彼氏との間で妊娠した話が出る等、やや重たい感じ。
2014年6月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
原爆による被害者救済という言葉がなかった時代の悲しさは分かりやすい、今も被爆三世や四世に差別がない………とは言えない状況だから。
だが、映画としては未熟。1度は完成したものの撮り直してこの内容になったらしい。
撮り直してこの出来なら、リテイク前はどんなだったのか?
後、BGMがドラマに合ってないかんじで、変に浮いた雰囲気になる。
意義はある………がもう1つ出来が悪い。