飛べ!ダコタ

劇場公開日:

解説

終戦直後の新潟県・佐渡島に不時着したイギリス空軍機の乗組員と地元住民の交流を、実話をもとに映画化した人間ドラマ。終戦から5カ月後の昭和21年1月14日、佐渡島にある高千村の海岸に、上海から東京へ向かっていたイギリス空軍の要人機ダコタが不時着した。村人たちはつい最近まで敵国だったイギリスの人々に対して複雑な思いを抱えながらも、困った者を助けるという佐渡の精神に従い、彼らを温かく迎え入れることにするが……。

2013年製作/109分/日本
配給:アステア
劇場公開日:2013年10月5日

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(C)「飛べ!ダコタ」製作委員会

映画レビュー

2.5洗脳された平和主義

2024年7月4日
PCから投稿

この映画は、世界は平和と秩序が続き、大きな紛争も終局していくと 信じていた頃の、ぬるま湯に浸かった時代を反映したもの まさか、こんなにも各国がキクシャクするとは夢にも思わなかった頃。 自分たちの意識だけで戦争が回避できたと、つまり正しい政治家を選び、 世論も反戦を貫けば 戦争は起こらないという思想がベースに流れており、 相手がいることを忘れている偏った考え方 太平洋戦争は、石油をめぐる兵糧攻めで 日本が追い詰められていたこと が大きな原因であることが今では広く知られている。 イギリスのチャーチルがアメリカの参戦を促す為に画策していたこともあり、 結果的に思惑に乗る形になった、ともいえる。 この映画もそうだが、自国だけが悪かったと反省する内容のものが多いが、 そんな薄っぺらい考え方では 戦争を回避する術は学べないだろう。 正しい歴史認識と評価が必要だと思う。 性善説のストーリーが空しい

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ビン棒

0.5娯楽作と見過ごしていい部分と許せない部分

2023年5月19日
PCから投稿

どーせ安出来の娯楽作品だろうとさして期待せず。案の定の2流テレビドラマ的臭さふんぷん演出による正視に耐えない代物ではあったが、こういうこともあったのかという少しの興味深さを抱きながら見ていた。 ※視聴後に調べようとしたら少なくともウィキにはなかった。 しかし、傷痍軍人:窪田正孝(戦闘中ではなく訓練中の怪我らしいが)が飛行機に火をつけようとした場面には、あれも一種の特攻かと呆れると共に少しばかり腹が立つ。 それはその部分にとても実話とは思えない臭いフィクション的な違和感を拭えなかったからなのだろう。 ※その時喧嘩した白人と窪田の和解した場面がなかったのも片手落ちと感じる。村長らに尻拭いさせてそれでほったらかしなんて監督はどういうセンスをしているのか不信感が生じる。 後、村長が「私たちは騙されて戦争に巻き込まれた」と恨めしげに語る村の女に「戦争は国民皆が始めた」といさめる場面は上よりも大きな違和感。 脚本にも名を連ねている監督がどういうスタンスでそんなセリフを言わせたのか真意を測りかねるが、戦争に反対した者、賛意を示さない者は徹底弾圧の上排除されたか、個人ではどうしようもない「同調圧力」に屈さざるを得なかった事実に蓋をするような姑息な責任転嫁としか個人的には感じられなかった。 戦争をまい進させたのは強硬な軍部と、プロパガンダを扇動するマスコミ、それに同調する威勢のいい往々にして暴力的な追従的国民だ。 そんなわけでテレビドラマ主体で長編映画初体験の不慣れな監督が手掛けたこの作品は演出も臭いが、ディティールにくすぶる種をまき散らかし放題の下作というのが結論。 マイナス三ツ星 2102-1

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resuwisshu311

3.5実際に有ったヒューマンストーリー

2021年2月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

実話を元にした 終戦頃、佐渡島での 日英入り交じる人間模様 俳優さんたちの熱演 染み入りました。

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褐色の猪

4.0心がジーンとします

2020年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

日本が戦争に負けたそのたった5ヶ月後に、新潟県の佐渡市にある高知村という場所で、実際に起こった実話を基に作られた本作。 傷つき、苦しみ、悲しくてやるせない気持ちをたくさんの人が味わった戦争。その戦争で、日本の敵国となった英国の人間がある日突然現れた。 村の人達の信念と、その人柄によって、本当の意味の平和と、戦争とは何か、戦争は何をもたらすのかを教えてもらいました。 今までたくさんの戦争をテーマにしている映画を観てきましたが、よくあるお涙頂戴のような映画でも、戦闘シーンがたくさんある派手な映画でもない。 でも、戦争の恐ろしさを十分に教えてくれます。 戦争によって自分の一番大切な人を失うことになった母親達の気持ちが明確に表現されるシーンは、胸が締め付けられるました。 二度と戦争が起こらぬようにはどうすれば良いのか。 自分で決める。これに尽きると思いました。 平和な世の中に生きていられる幸せをもっともっと感謝しなくてはと。そして、それがいつまでも続くよう引き継いで行くことが私たちの責任であると思いました。

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M hobby