リアリティのダンス

劇場公開日:

リアリティのダンス

解説

1970年代に発表した「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」などでカルト的人気を誇るアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、「The Rainbow Thief」(93/日本未公開)以来23年ぶりに手がけた監督作。自伝「リアリティのダンス」(文遊社刊)を自ら映画化し、1920年代の軍事政権下にあったチリの田舎町を舞台に、幼少期のホドロフスキーと権威的な父親、息子を自身の父親の生まれ変わりだと信じるオペラ歌手の母親との暮らしや、ロシア系ユダヤ人であるがゆえに学校でいじめられて苦しんだ逸話などを、チリの鮮やかな風景と、現実と空想が交錯した幻想的な映像で描く。

2013年製作/130分/R15+/チリ・フランス合作
原題または英題:La danza de la realidad
配給:アップリンク
劇場公開日:2014年7月12日

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(C)“LE SOLEIL FILMS” CHILE -“CAMERA ONE” FRANCE 2013

映画レビュー

3.0嫌いではないトリッキーさではあるが、いくらなんでもさすがに濃すぎるか…

2023年8月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

映像的には舞台であるチリの田舎町はカラフルでそして山海ともにとても映えていたし、独特な登場人物達の破天荒な振る舞いもインパクト抜群で最後まで目が離せない。
ただし、思想色強めの芸術的映画として観ればなかなかいいね!と思う反面、いくらなんでも奇抜でやり過ぎでは?と思ってしまうと、こちらの方が個人的には断然上回るかも知れない。はっきり言って相当なぶっ飛び映画だ。
観終えた満足感はじゅうぶん味わえるものの、他人にお勧めするには少々躊躇してしまう作品かな。評価は相当分かれるでしょ。

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いけい

2.0登場するフリークスを差別として見ては行けない。

2023年8月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

5.0好き!

2023年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

「君たちはどう生きるか」がホドロフスキーっぽいという感想を散見し、ホドロフスキーとはなんぞやと興味を持って鑑賞した作品。

なんか好きだ!
ボボボーボ・ボーボボと同じニュアンスで好きだ。
ツッコミとか普通の人が不在しない、だから誰にも止められることなくずっと己の世界観を爆発させられる。
クオリティが高くて美しい意味不明さ。
意味がわかるとかそういうのじゃないけど、同じ感覚を持つ人を見つけた!とか、大好きなものを見つけた!とか、稀有な出会いに胸がドキドキする感覚を味わえた。

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nemo

4.0チリの恐山

2022年2月10日
iPhoneアプリから投稿

公開当初話題になったのだろうか。寺山修司の監督作品との相似形であることに。自らのルーツを偽悪的に見世物小屋的に描き、その因習たる血の彷徨を魂のロードムービーに描いていく。さまざまな家的なものの呪縛から、育った故郷を捨てて大人への門をくぐっていくクライマックス。くりかえし寺山が商業映画で(実験映画ではなく)描いたモチーフでもある。

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t2law

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