劇場公開日 2014年7月12日

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「チリの恐山」リアリティのダンス t2law0131さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0チリの恐山

2022年2月10日
iPhoneアプリから投稿

公開当初話題になったのだろうか。寺山修司の監督作品との相似形であることに。自らのルーツを偽悪的に見世物小屋的に描き、その因習たる血の彷徨を魂のロードムービーに描いていく。さまざまな家的なものの呪縛から、育った故郷を捨てて大人への門をくぐっていくクライマックス。くりかえし寺山が商業映画で(実験映画ではなく)描いたモチーフでもある。

t2law