猿の惑星:新世紀(ライジング)のレビュー・感想・評価
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ヒューマンとエイプの心の繋がり
もう一度、
シーザーにエール!!
それぞれの想い、それぞれの正義。人間の本質に迫る話題作。
【賛否両論チェック】
賛:人間の愛・醜さ・あるべき姿などを、〝猿”という外部の視点を通して赤裸々に描く。最終決戦のシーンも迫力大。
否:ある程度終わり方は分かってしまっているので、どうしても予定調和になってしまいがち。前作の知識も、あった方が楽しめる。
前作の知識はあった方がイイですが、10年後の世界が舞台なので、最悪なくても大丈夫かと。物語では、ただただ自分の大切な誰かを守るために奮闘する姿や、大事な所で相手を信じられずに裏切ってしまう様子などが、人間と猿、双方のシーンで描かれます。逆にいえば、それだけ猿も進化しているということなんですが、そうした外部の視点から人間を描くことによって、〝人間”という存在の素晴らしい部分と、逆に醜い部分が見事に浮き彫りにされていきます。
雰囲気は結構重厚で、殺害シーンなんかもありますので、小さいお子様なんかには少し不向きかも知れません。自分を見失いそうになってしまった時に、深く考えさせてくれるオススメの1本です。
サル語には字幕が付いて、サル語初心者でも安心
なぜ地球は猿の惑星化したのか?
気になる部分を物語にした2作目。
前作では猿ウイルスが蔓延するところで終わってましたね。
そこから10年後を描いています。
ウホッウホッ、ウキー、サル語なので字幕付き。
全編猿語かなと思いましたが、人類もまだ生き残っていました。
このシリーズは人類にしてはいやーなお話だし
やるせなさ感みたいのが漂っているのですが
この続きもやっぱり気になっちゃいますね。
安定感抜群でした。
シーザーに始まりシーザーに終わる
濃密ですね。濃密な130分間。画面の隅々までに行き亘るスペクタクル感。「ああ、大作を観ているな」という確かな満足を与えてくれます。
前作でインテリジェンスを獲得した猿達の幸せな営みと、ウィルス(猿インフルエンザ)に依り絶滅一歩手前に追い詰められている人類という構図。「決して交わってはいけない両種族が互いのテリトリーに触れたことで起こってしまう更なる悲劇の開幕!」が本作の位置づけです。
猿と人の全面戦争に突入する前段階とでも言いましょうか、遅かれ早かれ起こってしまったことだったんだろうな、というね。
きっかけは些細なことで、互いを意識しだすと疑念が湧き出し、勝手な憶測と妄想が膨らみ、やがて相手を敵認定してしまう。そういった両者の細かい心理描写や一触即発な状態が見事に描かれています。原因についてもっと具体的なことを言えば、まあ人間が猿に今迄酷いことをやってきたからその報いがこんなカタチで起こってしまったんだよね、みたいなことです。
『猿の惑星:創世記』から続くこの物語の主人公は、人間ではなく猿です。シーザーという名の猿が主人公です。
彼の決断と行動が今後の猿の惑星、ひいては『猿の惑星』第一作へと繋がって行くんだろうな、という予感を感じつつ物語は幕を閉じます。
圧倒的スケールで描かれる類人猿の夜明け。いや~堪能しました。
一作目に引き続き上出来。
迂闊にも涙が…!
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