ウルフ・オブ・ウォールストリートのレビュー・感想・評価
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TOKYO映画 5/100
成功して
金持ちになって
いい女や高級娼婦とセックスしまくって
ドラッグをやりまくって
酒池肉林と贅沢の限りを尽くす
そして最後には報いがやってくる
庶民の憧れや秘めた欲望をくすぐり
退屈の底から救い出してくれる映画だ
隣の席では
カップルが恥部をまさぐり合い
女の吐息が耳につく
たいして可愛くもない寂しい女
きっとその辺の人生を終えていく
でも一度も浮かばれない人生よりは
こんな破天荒に生きてみたいと
誰だって思うだろう
生存本能剥き出しで
バカを通り越して何でも許されるレベルで
でもそこに映画として真新しい手法はない
実話を題材にしているから
説得力もついてくるんだろう
では作り話だったら?
日本で作るなら
オレオレ詐欺とかを題材にすれば
こんな感じになるかもな
ハチャメチャに生きてみる。
3時間があっという間でした。夜の10時半に始まって夜中1時半に観終わりましたが、ぜんぜん眠くならなかった。セックスとドラッグでむちゃくちゃな人生ですが、なぜかこんな生き方もありなのかと納得させられる部分も多くありました。何かをしたいけれど勇気がない、何かを得るために危険を冒すのが怖い、世の中難しいんだから仕方がない、人から白い目で見られたくない、どうせ自分にできるはずもない。人間どこかそういった感情があって、本当に生きたい人生を歩めないでいることも多いのかと思いますが、この主人公のように完全にふっきれてしまうのはあるいみ潔いともいえます。おかげで彼の人生問題だらけですが。
興味深かったのがそれらのハチャメチャが、人間の押さえ込まれている野生的な面を開放しているような印象を受けたことです。金融という一見知的な仕事もよく見ると人間の動物的な本能にかなり近いところにあると考えることもできます。金がほしい、女がほしい、いいものが食いたい、そういう原始的な欲求を「人間性」でブレーキをかけない人間こそ、こういう世界では成功するのかもしれません。もちろんそれが人として善かどうか、世界から好かれるかどうかは別ですし、失敗したら悲惨ですが、どっちを選ぶかかと思います。
いろいろ考えさせられる映画でした。
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