スター・ウォーズ フォースの覚醒のレビュー・感想・評価
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再び会えるなんて、、ありがとう。
作品にキレはないです。
言いたいことはあります。
でも、懐かしの愛すべきキャラクター達と再会できるだけで涙が出そうになります。
正常な評価はできません(笑)
そしてこの作品単体ではなく、三部作合わせての評価をしたい。
とにかく、またスターウォーズが観れるなんて幸せです。
むむむ!
SWは世界観が大事であり、リアルさを求めるものではない。
想像の羽根をどれだけ多く広げられるかだと思う。
沢山のキャラがそれぞれのストーリーを持っていて、交差していくところがとても素晴らしかった。
あれだけの数の登場人物がいて、事細かに人物像を描き切るのは無理である。
カイロは未熟なシスであり、これからの成長に含みを残している気がする、特殊メイクでもしそうな俳優の顔であった。
特に主人公のレイはとても良かった、未熟なところからフォースに目覚めていく感じや敵との戦いで仕方なしにライトセーバーを手に取る所ワクワクします。
演出は新鮮味を感じ過去の作品へのオマージュもある。
カメラワークや構図にエイブラムスの才能を感じた。
シーンのテンポやリズム感もとても良かった。
個性的な宇宙人やドロイド、街の雰囲気などルーカス作品と別物になっていない所が続編物といった感じをさせてくれた。
細かい笑いも、演出も良くとても良い作品。
正直期待はしてなかったが、いい意味で覆された。
むしろオリジナルの方が、最後は戦闘シーンばかりで退屈になり、世界も細か過ぎで一瞬のシーンでは全てを捉えられなかった感じはした。
次回が楽しみで仕方がないのである。
おもしろかったけれども…
イノベーションの不足しているギャラクシー
初めて「エピソード4」を映画館で見たときの点数を100点とするならば、今回はせいぜい80点。
ひとつには、自分が年を取りすぎてしまったこと。年を取ってファンタジーは受けつけられなくなってしまい、リアルなものの方が共感できる体質に。正直言って、「オデッセイ」の方がSWより遙かに共感できる。
もうひとつは、銀河世界にイノベーションが見られないところ。「フォースの覚醒」は「ジェダイの帰還」の30年後という設定なんですが、この30年でギャラクシーはちっとも進化していない!
もちろん、「エピソード1」であまりにも過剰な未来都市像を披露しながら、それらが単なるデスクトップ・マスターベーションに過ぎず、ドラマの進展にほとんど寄与していないばかりか、観客の共感も得られていなかったという反省も踏まえてるんだと思います。
そんなわけで、J・J・エイブラムスたちが作ったのは、「エピソード4」すなわち第1作目「スター・ウォーズ 新たなる希望」のリメイクなんですよ。
監督のJ・Jは、自らSWファンであることを公言していますが、では本作は「SWファンの、SWファンによる、SWファンのための映画」に終始しているでしょうか?
必ずしもそうではありません。
ディズニーは、SWマーケットを拡張するために、「フォースの覚醒」でかなり野心的なチャレンジをしています。
それは、主人公を女性にしたこと。これは疑いなく、SWがこれまで不得意としてきた女性ターゲットにアピールするためです。「主人公は女性。しかも、自立していて特別な力を持っている」。まるで「アナ雪」と同じじゃないですか!
それに、レイが黒人のフィンとけっこういい仲になるのも驚きですね。
もちろん、次回作が楽しみなわけですが、舞台はイノベーションの不足しているギャラクシーなもんで、もっぱらジェンダーやら人種の扱いに注目しながら見ることにします。
技術進化したねって。
シリーズ全部ノータッチだったため全く興味を持っていなかったけれども
「今までを見たことがない人にこそ見てもらいたい!
なんの偏見もなしに○○を主役に(見た後でいうならレイのこと??)見れるなんて羨ましい」
というツイートを見て、ほう、今回はそういう楽しみ方もあるのか、と見ることにした。
最近テレビで他のシリーズがやってたりもしたけどあえて録画して映画までは見ないことに。
結果、ちょっとは勉強しておけばよかったなと。
シリーズも7作目だからもうみんな分かってるよね、前提なゆえに
・ジェダイ ・フォース といった単語もわからない。
ルーク???だれそれ??状態。そもそも何の地図?
やはりシリーズはシリーズなんだなと。
とはいえ残虐な敵が村を全滅に→その村出身の敵の兵士の一人が裏切り、レジスタンスと一緒に行動→敵をやっつける
といった話や構成はシンプルで分かりやすく、2時間楽しむには十分でした。
何よりもCGの技術力が向上したなと。
普段3Dは嫌いで見ないけれども、これは3Dで見たほうが光の線とかに臨場感あって向いてるんだろうなと思った。
一瞬は楽しかったけど後に何も残らない残念な作品
映画自体は映像もすばらしく、迫力もあり、観ているときは面白かったですよ。でも、見終わった後、なぜかむなしさだけが残りました。
大好きなスターウォーズを観た後なのに、なぜ???????
しばらく理由が分からず呆然としていましたが、1週間たってやっと分かってきました。
そもそもこの作品の主題(テーマ)が何なのかがまったく分からないし、
後で思い出に浸ることができない。感情移入もできないのです。
懐かしさやスペクタルに酔いしれても、劇場を後にしたら、何も心に残らない。
ああ、自分だったらどうするだろう、と主人公や大好きなキャラクターに思いをはせたいのにそれができない。
だめな理由は大きく2つあると思った。
一つは、世界観の欠如。
SFというのは、想像の世界での創作物。単なる作り話。
でも、観客を納得させ没頭させるほどのリアリティを持たせるのは、ある決められた法則(秩序や共通ルール)や確固たる世界観を提示しているからだと僕は思います。
スターウォーズシリーズは、過去6作すべてにそれらが首尾一貫して貫かれています。
ジョージルーカスがそれを徹底して守り抜いてきた。
だから彼が造ったものは偉大なんだと分かりました。
創造された大きな世界観の舞台のなかでそれぞれのキャラクターが懸命に生きていく。そういう姿が映し出されてはじめて、観客の共感や感動を得ることができる。
しかし、本作においては、それらの土台となるべき世界観や共通のルールたるもののすべてがだめになってしまったと思うのです。スターウォーズシリーズが持っていた広大な宇宙観・世界観がどこかに行ってしまった。
善(ジェダイオーダー)と悪(シス卿)という対立構図や、共和国(民主主義)と帝国(絶対君主)の勢力争いで、正義の民主主義が帝国の悪逆と戦うとか。
30年も前に帝国が崩壊したはずなのに、いまだに悪の組織が残っていて、それがなんの目的のために組織されているのか、分からない。
もう一回、帝国を作りたいのか?
共和国の星を武力で脅して、その後なにがしたいの?
なんの警告も要求もなくいきなり星を消し去っていますが、無意味。
正統な権力の帝国時代にすら苦労した究極兵器をさらに凌駕する代物をあの程度組織がどうやって作りだす?
納得のいく悪があってこそ、そんな悪い敵をがんばって倒さなきゃ、って思えるんですがね。
この映画のノリは、
悪の組織があっちにいて「ほらこんなに悪い奴らでしょ(虐殺シーンだけで語る)」で、一緒に乗り物に乗って、さあやっつけに行こうぜ。
それって、ディズニーランドのアトラクション程度の重さでしかない。
本当は時代背景が何も考えられていないんじゃないかという疑問も当然わいてくる。ここまで世界観を壊しておいて、どうやって次作以降で元の秩序ある世界に戻せるものなのか。
だめな理由のもう一つは重大なルール違反。
これが心得のある観客をしらけさせる。
(しょせん作り話って思い知らされるからね)
フォースやライトセーバーは正統な指導者によって継承され、教えられないと取り扱えないもの。
過去のジェダイやシスが苦労を重ねて会得したフォースって、簡単に使いこなせてはならない。だからフォースに威厳が生まれるし、ライトセーバーをもったジェダイ達が(シスでさえ)尊敬やあこがれの対象となる。
フィンやレイがよっぽど特別な設定なのかもしれないけど、もっと丁寧に説明してくれないとまったく観客には通じない。
これじゃあ単にルール違反にしか見えない。
あと、ハイパードライブは宇宙空間に出てきちんと軌道計算して発動し、何もない宇宙空間に戻ってくるもの。これ、SFの常識。
そうじゃないとどこからでも逃げられるし、どこからでも相手の懐に入り込める。「どこでもドア」じゃないんだから。
そもそもEP5ではハイパードライブが故障して大変な目にあったよね。ハンソロ君。EP4では、「計算もしないで簡単にハイパードライブできるか!」って青年ルークを叱ってたよね。
それなのに、自らああも簡単に壁を突き破ってしまっては。
惑星の防御シールド中に簡単に飛び込めたら、防御シールドの存在意味がなくなる。悪の組織が単なる馬鹿に見えちゃうでしょ。
クイズ番組で、今までずっと1問10点だったのに、最後だけ200点をあげちゃったら、がっかりして答える真剣味がなくなる。
そんなちんけなお笑い系バラエティ番組ごとき仕掛けを、こともあろうに、歴史のあるスターウォーズシリーズに入れないでほしい。
こういうルール違反をやればやるほど、作品の価値が下がる。
この先のエピソードはどんだけ価値が下がっても知らないからいいけど、その場限りの浅はかなアイデアで、過去の偉大なるシリーズの品性を勝手に壊さないでくれ。ディズニーよ。
怒りと悲しみを込めて・・・(改訂・追記)
※打ち直したい事、打ち足したい事がございましたため、文章を改めて打たせて頂きます。
先ず、はじめに・・・
J・J・エイブラムス監督をはじめ「フォースの覚醒」制作スタッフ及びディズニー社のPR担当の方々へ、怒りを込めて、私の考えたオープニングクロールを、改めて打たせて頂きます。
スター・ウォーズ・リターンズ ~新エピソード1:新たなる脅威~
オープニング・クロール
銀河系を圧政していた帝国との戦いに完全勝利して、30年―――
ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア・オーガナ姫ら、反乱軍の英雄たちを中心に設立された「銀河系第二共和国」は、新世代となってからも、自由と平和を維持し続けていた。
しかし―――
とある銀河系では、かつての帝国軍に匹敵する、新たな軍団が誕生しようとしていた。
「新帝国」を名乗る、その暗黒軍団は、旧帝国が「死の要塞(デス・スター)」を以て、惑星を破壊していたのに対し、「終焉(ラグナレク)」という名の「死の穴(デス・ホール)」を創造し、それに呑み込まれた惑星は、穴の中で塵と化して、遥か彼方の宇宙へ放り出されていった。
第二共和国に協力している、太陽系平和維持機構の代表カール・エルは、新たな暗黒軍団と「死の穴(デス・ホール)」の存在を知らせるべく、共和国首都の惑星コルサントへと急いだ――――
上記の文章が、私の「フォースの覚醒」を見た感想であり、上記のように訂正したくなるほど大変、怒っております。
上記のような「続編」が見たかったんです・・・!!
私は、ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア・オーガナ姫らオリジナル・キャラクターの「その後」を、あんな酷い描き方をしてしまったエイブラムス監督をはじめ「エピソード7」の制作陣とディズニーを一生、許しません。
ルークが弟子を育てられなかった責任を感じて引きこもり??
ハン・ソロが、借金まみれの賞金稼ぎに逆戻り??
そしてレイア姫が「レジスタンス」の将軍??
では、「エピソード6:ジェダイの帰還」の、帝国との大戦で、ようやっと手に入れた自由と平和は何だったのでしょうか。
彼ら三人は30年間、いったい何をやっていたというのでしょうか。
それを完全無視した作品ではないでしょうか。
特にハン・ソロが酷すぎる・・・!!!
エピソード7で「ああして」おきながら、若き日のスピンオフ作品を制作中だなんて、はっきり申し上げて、理解に苦しみます。
「旧三部作」の、三人の人柄を引き継ぐなら、ルークの場合はジェダイの騎士をまとめる最高責任者として、「7」のような「引き籠り」はせず、後進の育成に取り組んで、自由と平和を維持する「最強のジェダイ騎士団」を作り上げたはずです。
ハン・ソロは、第二共和国の宰相となって、政治や社会改革において手腕を発揮し、特に、かつての自分のような「ならず者」たちの更生に懸命に取り組んで、その中からハンに次ぐ共和国のリーダーを誕生させていたはずです。
さらに、「ハン・ソロ」の名前の由来に因んで、実は彼は、ジェダイ騎士と並ぶ「ある高名な一族の子孫」と判明し、その一族の血筋を絶やさぬよう力を尽くすなど、じっくり考えれば、いろいろな案が思い浮かんだはずです。
そしてレイア姫は、第二共和国の女王に就任して、国の行く末を見守りながら、時には新世代に、自由と平和を維持するための助言もする。それを脅かす出来事が起こった場合は、自らもライトセーバーを手に戦う事も厭わない―――
それがルークたち三人の、描かれるべき「本当の姿」ではないのですか???
さらにもう一つ、ルークたちに次ぐ重要なキャラクターが登場しておりません。
ハン・ソロの悪友で、「ジェダイの帰還」で、ファルコン号でデス・スターの破壊に貢献した、ランド・カルリジアンが出てこなかったのは、どうしてですか???
それに対しても、かなり怒っております。
こんな作品を正当な続編なんて、私は絶対に認めません。
認めるなんて、絶対にできません。
大団円でせっかく綺麗に完結したはずの「ジェダイの帰還」の幸せな気分を完全無視され、ブチ壊された恨みは、かなり深いですし、怖いですよ。
最後に、「フォースの覚醒」制作陣に、とどめの一言を・・・・・・
今年度のアカデミー賞が無冠に終わったことを知り、心がスカッとしました・・・!!
厚切りジェイソンのスター・ウォーズ
2月18日六本木ヒルズTOHOシネマにて鑑賞。
SWシリーズの最新作を劇場で観るのは三十数年ぶり。
観終わってなかなか良く出来た映画だと思いました。
ルーカスフィルムの独特な冗長感が無いことはある意味ですごい。
だけど、その分、ルーカスが持っていた哲学が無くなってしまい、悪い面(金儲け主義=ダークサイド)に作品自体が陥っている。
そもそもオリジナルのEP4は黒澤明監督の「隠し砦の三悪人」や「オズの魔法使い」に対するリスペクトがあった。特に武士に対するもの。
また、ルーカス本人がカーレースに熱中していた時代があったという背景からEP1のポッドレースなどで見られる、疾走感が作品にはあったが、今回のEP7では武士は出て来ないし、カーレースのドキドキ感も描かれていない。
ストーリーは、いつものSWの二番煎じ。
敵を無力化するために敵の要害に攻撃をかけるが、シールドが破れなくてちょっと困る・・・けど、最後、適当になんとかなっちゃうみたいに、あって無きが如きもの。
別に娯楽作品だからストーリーなんかどうでも良いんだけど、じゃ、キャラクターとか登場して来るドロイドなどのメカデザインと夫々の登場テーマ音楽はどうなの?というところも気になるが、流石にジョン・ウィリアムズも耄碌してしまったか??
映画を観終わってから帰宅するまでに口ずさみたくなるような印象的なフレーズが無い!!
カイロ・レンが頑張って悪い子ちゃんになっているのは判る。
でも軽い。
ダース・ベイダーを凌ぐほどの悪どい力強さが感じられない。
「本当に良い刀は抜かないで鞘の中に収まっているもの」
黒澤明の「用心棒」には遥かに劣るが、「椿三十郎」の中で入江たか子はこのように言っているが、どっからどう見ても”スパっと”切れそうにも無いライトセーバーを殺陣の下手くそな役者さんにやられてもなぁ・・・。
ま、愚痴はいろいろとあるけれど、アナログ世代のルーカスからデジタル化されてSWは、”インターネットで見れば誰でも作れるでしょ。”みたいな厚切りジェイソン的な考え方で作られていることが良く判った。
商業的にはまぁまぁの成功で、作品的にはどうしようも無い駄作だと思ったので☆二つ。
2017年まで待てない
すごい!
ありがとー!
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