スター・ウォーズ フォースの覚醒のレビュー・感想・評価
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新生スター・ウォーズ
ディズニープラスで鑑賞。
2012年にルーカスフィルムがディズニーに買収されて以降、初めて制作されたスター・ウォーズです。
レイやフィンのような新キャラは、白人女性や黒人男性など今まで以上に多様性あふれるものになってバリエーションが広がっていたのがよかったです。また、ドロイドもユニークなものが多数登場し、特にBB-8は丸くて可愛いフォルムに癒されました。
映像技術も昔と比べて大幅に向上し、リアルに近い宇宙を飛んでいるシーンは爽快で気持ちよかったです。
それと、ハン・ソロは年を取っていてもかっこいいですね。
お前が、しかも一番最初に使うなあああ(ポスターのバカバカ、JJのバカバカ(苦笑)
祭り度からいうと、EP1のほうがオレ自身はあった。まあ、それはオレの加齢によるものもあるが、それよりも、やっぱり映画のチケットは、並んでなんぼ、のほうが祭りになる。
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」
一言でいうと、
「ディズニーでスターウォーズを始めました」
というまんま、ものの見事にそういう映画になっているところがすごい。
それは面白い、つまらない、でなく、雑っぽさも含め、男子の映画のフォーマットに女子も引き込むというきっちりと狙いを絞った作品になったなあ、と。
ただ、問題は昔より「おたく」が女子にも増えた、という点。
本作のファミリー向け、男子向け、おっさん向け、それは当たり前で、プラス新味は、ラノベ風青春ものをオタク女子がどうとらえたか、そこが重要。今更、ラノベ風もねえ、と若干そのテイストは古臭く思えた。
だが、意外とテーマは統一されている。いずれの若者も今回は「仮面」についての話だ。
カイロ・レン。
あの風貌は、なるほど、そういう奴だったからか、と十分に納得のいく「ベイダーに憧れた、お手製っぽい、安っぽい仮面」の理由。安っぽい「仮面」で自分を隠し、ひたすら「光」におびえ「闇」にこもる。
いわゆる「Prince of Darkness」だが、それも現代だと、さらに今のディズニーだと、ああなるのだな、と。
あの仮面がマジであれをかっこいいと考えていたのなら、どうしようかと思ってた。よかった、よかった。「スパイダーマン」の最初のマスクみたい、と考えると、次はもっと「強い」デザインを用意しているかもしれない。
フィンについては、うまいねえ。個性のない、ただただ一兵士としてのトルーパーという「仮面」と黒人の「何も考えることなく働かせられる奴隷」感を想起させ、かつ現代風の立ち回りを演じる。
しかし、フィンの扱いで最も感心したのは、「保険」の打ち方。「トルーパー」に人間味を持たせた、という新味が、おちゃらけ担当の戦犯ジャージャーのような不評を得たならば、そのまま起こさなければいいわけで、以後の評価でいつこいつを起こすか(笑)。なかなかしたたかじゃねえか。
主人公レイ。
登場時、彼女も覆面をしている。(このせいで俺はカイロ・レンは実の姉だと想像してしまった)それを脱ぐと、顎回りに、孤独に耐えてきた性格が見え、こちらも待っても仕方がないとわかっていても、飛び出したいくせに、殻という「仮面」にこもってしまう。
その彼女が窮地にその「仮面」をはがし、「その力」を「覚醒」する。かわいいじゃねえか。
彼らに限らず、本作は「仮面」を取ってみる話なのだな、とみてた。
だが、ハン・ソロ(とチューイ)だけはいつだってハン・ソロのままだっただなあ、と感心してみてた。
だが、やはり「父親」。「父親」の顔が「覗く」ことで、ああ。
この処理もうまいと思う。
キャラクターでいうと、R2D2の決定的な欠点である逃亡時のどんくささを、超カワエエスピード感で回避するBB8。表情もカワエエ。BB8とレイの掛け合いもよい。C3POの出番が少なくて、ほんとよかった。
とまあ、キャラクター造形はかなり良い、と思った。
だが、物語はこびはちょっとだるく、また次回にあまり大きな引きではないのが3部作の序章としては、ちょっと寂しい。もっとデカい釣り針を用意してほしかったか。
またライトセーバー戦もあれは、しょうがないにしても、ちょっときつい。「プリクエル」のライトセーバー戦が十分アクションとして見どころがあったんだけど、本作で、フィンがセーバーを持って、トルーパーと戦ったり(しかも苦戦)と
「お前が!しかも一番最初に!使うなあああ」と。
まあ、フィンが持たなくても、本作以降、セーバーの使い手が彼らなら、ちょっと、セーバー戦は期待できないか。
あと音楽。「プリクエル」のEP1、EP2がかなりいいものであったのだが、今回は印象に残らない。
追記
ミレニアム・ファルコンおよびXウィング、TIEファイター等、のドッグファイトはミニチュア感が出て、非常に「らしい」映像になっててよかったよ
追記2
マックス・フォン・シドー。あまりに重要っぽい位置で、あっけない退場。怪しい。。。
過不足なくシリーズの魅力を詰め込んだ
待望の新章の幕開けとしては十分よい出来だと思う。驚きはないが本シリーズの魅力が過不足なく詰まっており、昔からのファンは懐かしい要素満載で楽しめ、新しい世代にもスターウォーズとはこういうもの、と紹介するのに丁度いい。シスの復讐が2005年公開、改めてスターウォーズがどんなものかを振り返りつつ、新しい扉を開けるにふさわしい内容ではないか。
女性が主人公となり、相棒のポジションに黒人という配役にディズニーらしい配慮が伺えるが、それはそれで新しい可能性を作り出せると思う。ダース・ベイダーのポジションとなるカイロレンが、(この時点では)いささか魅力に欠けるのは心配だが、主人公サイドだけでなく、悪の側も物語を通じて成長していくのかも、と思えばなかなかこれも面白い。
どうやっても批判が生まれてしまう運命(さだめ)
過去作と似た事をやれば「焼き直し、媚を売っている、劣化版」と言われ、新しい事をやれば「これはスターウォーズでは無い、スターウォーズでやる意味がない」と言われてしまう。
創造主のルーカスがEp1、2、3を作っても批判が出てることからもしルーカスがEp7、8、9を作っていても批判は生まれたであろう。
だが正直ルーカスの作ったEp7、8、9が観てみたいと思ってしまう….
賛否ある作品だが自分なりの良い点と悪い点両方を挙げてみる。
☆良い点☆
カイロ・レン
クロスガードライトセーバーかっこいい!燃えている様な刃も今までに無く新鮮。マスクとローブもかっこよく、NEWベイダーに恥じないルックス。
マスクを外した姿もダークサイドとライトサイドの間で迷いのある瞳がカイロレンと言う存在を良く表している。
レイ
若く美しくも芯の強さを感じさせる。
女性版ルーク・スカイウォーカーにレイアの要素が混ざった様な現代の主人公にピッタリな配役。
ポー・ダメロン
ハン・ソロな空気感も感じさせつつ、正義感もある良いキャラ。専用の黒いXウィングもかっこいい。
BB-8
新マスコットドロイド。雪だるまの様な形でこんな形のメカを良く思いつくなと感心。ポジションはまんまR2。ピポピポ音もR2の様に可愛い。
過去キャラの登場
やはりテンションが上がる。ハン・ソロは年をとってもスマートで渋みが増してかっこいい。
★悪い点★
カイロ・レン
あまりに弱過ぎる。初めてライトセーバーを持ち修行もした事の無いレイに負ける。キレて物に当たる小物。マスクの意味が特に無い。ベイダーはどっしり構え、強かった。マスクにも意味があり、ルックスと共に呼吸音も彼の象徴だった。なぞり過ぎると同じになり過ぎるからあえて逆のキャラでいったのだろうけど、事前情報からNEWベイダーとして強いヴィランを想像していたのでがっかり。
レイ
カイロ・レンと違って強すぎる。ルーク、アナキンですら修行を始めるには遅いと言われたのに初めて手にするライトセーバーでカイロ・レンに勝利。
そもそもなぜライトセーバーを託されたのか。
後のエピソードで明かすつもりなのだろうが、現時点で理由が無さすぎて不自然。
ミレニアムファルコン
スターウォーズには欠かせない宇宙船だが、出て来方がご都合主義過ぎる。
Ep1〜Ep3には登場せずともスターウォーズを描けていた。
魅力的な新キャラを創れているのだから、新しい宇宙船を出して欲しかった。
キャプテンファズマ
パンフレットの表紙になったり、公開前トルーパーのリーダーと紹介され期待したものの何もせずダストシュート行き。
ポンコツで可愛いので逆に良い点かも。
ドロイド、異星人
Ep1〜Ep6に比べて少なく感じた。
総評
結果Ep4の焼き直しとなってしまう。
新鮮味はなかったがCMでクロスガードライトセーバーを見た時は、Ep1のCMでダブルブレードライトセーバーを見た時と同じ興奮を与えてくれた。
カイロ・レンは賛否あるが(否多め)私好きです!
仕方がないかもしれないが…
ディズニー傘下のスターウォーズ時代開幕。三部作、その第一弾となる本作ですが、出来は及第点と言わざるを得ません。
まず、所感として良かった点をあげていきます。一つ目、キャラクターですね。ルーカス不在のなか、レイやカイロ・レン、スノーク、キャプテン・ファズマ、BB-8など多数の魅力的な新規キャラを生み出したこと、は評価できます。スターウォーズ作品に登場する人物としては全く違和感なく、すんなりと受け入れられました。
二つ目、演出。流石は経験豊富な監督なだけあって、撮影技法や戦闘シーンの演出等は素晴らしかったです。ライトセーバー戦については賛否両論ありますが、個人的には、製作陣はジェダイに直接教えを受けたわけではないレイやフィン、受けたにしても短期間のみであったカイロ・レンらは、評議会のジェダイほど巧みにライトセーバーを使えるはずもないと解釈し、あのようなスロースタイルの戦闘を演出したのだと勝手に捉えています。
そうしたキャラクター、演出は賞賛に値する完成度でした。しかし、それと同じくらい違和感を覚える箇所があります。
上記に魅力的なキャラとして、フィンの名前をあげませんでしたが、それは、彼については余りにも容認できない部分があるからです。いや、キャラクター自体は良かった。幼少期から、洗脳教育を受け続けてきたファースト・オーダーの兵士。この点は良いのですが、問題は展開上、当然にあるべき彼の内面の葛藤が存在しないことです。
展開に目を向けると、「ファースト・オーダーの兵士であった彼は戦場において仲間が死亡する様を目の当たりにし、恐怖に慄く。そして反乱軍の兵士と出会い、紆余曲折を経て反乱軍としてかつての友人たちと戦闘することになる」
というわけなんですが、本作において、彼がかつて仲間だったファースト・オーダーの兵士と戦うことに躊躇するような場面はありません。そればかりか、その兵士を殺して嬉々とした声をあげる始末。友人の死に恐ろしくなって戦場を逃げ出したのに、その反応はちょっと不自然。
設定自体はよいキャラだったのですが、いかんせん掘り下げや彼自身の苦悩があまり描かれなかったので、仲間を裏切って殺すことにためらいがない気味の悪い人間という立ち位置になってしまった気がします。ファースト・オーダーによる洗脳教育から仲間たちを解放し、自分と同じような目にあう人間を減らすために戦闘するのだという意思表示をするシーン等があれば、印象は変わったと思います。
加えて残念な点が、テンポの悪さですね。かつての三部作を見返すと、面白いくらいに展開が進んでいきます。「あれをやって、これをやって、それがこうなって…」紙芝居のようにとんとん拍子で場面が変わっていきます。限られた尺の中で、あれだけの人物を動かさなくてはならない群像劇ですから、無駄なものはいらない。
それがスターウォーズの優れた点でもあったと思いますが、本作にはそのテンポの良さはありません。一つ一つのシーンが冗長すぎるんですね。そのせいで、話に没頭できない出来になってしまっています。
…と色々勝手なことを述べましたが、ルーカスが関与していないので、かつての三部作のような出来を本作に求めるのはお門違いだろうとも思っています。新体制での製作なのだから、多少の違和は仕方がないと受容するべきでしょう。
最後になりましたが、(拝金主義が裏にあることは承知の上で)、この時代にスターウォーズを新規に製作してくださったこと、関係各者には感謝しかありません。
これからも活躍を期待します…
神話は少しずつ形を変えながらリフレインする。
生みの親ジョージ・ルーカスの手を離れた“続三部作”の一作目は、まるでエピソード4の合わせ鏡のようになっている。これを懐古趣味だと揶揄する向きもあるかも知れないが、神話とか昔話というものが同一のモチーフを少しずつ形を変えながら何度もリフレインし続けるのと同様に、(まるで東洋の思想のような)陰と陽のダイナミズムを描いてきたスターウォーズは、これをまた繰り返す。
ルーカスが当初構想したものとは大きく異なるかも知れないが、それでも何も名残がないはずはないだろう。実際、エピソード6までに消化しきれなかった部分をしっかりと拾い上げ膨らませている。それは、残されたスカイウォーカーの血筋のその後…特に、不完全なジェダイであるルーク(彼を完全無欠の英雄と祀りあげたい向きには大いに不満かも知れないが、それは筋書き上ありえない)のその後であり、イメージを膨らませたらこういう展開が十分にあり得ることは、きちんとこの物語の本質を把握できているオーディエンスには理解できるはずだ。
そして、この続三部作の1作目の役割は観客を新たな三部作の物語にきちんと導き入れること。日本には古くから「序破急」という三段構成の考え方があるが、国際的にも三幕構成という考え方があり、これに重なる。まさに本作は「序」という感じで、今後の大きな展開を予感させるような作りだ。古くからのファンにはショッキングな場面も含まれるが(父殺しは、神話の中でも繰り返されてきたモチーフだ)、過去に繋がりながらも物語が新な周期に入っていくその導入としては、十分な作りだろう。
私自身は、何よりも第1作目と合わせ鏡になっているかのような作りに懐かしさに満たされ、半泣きになりながら鑑賞した。次作は古くからのファンの反感を買い物議を醸すことになった(私自身も複雑な気持ちになった)が、決して切り捨ててよい物語ではなく、十分に吟味されるべき作品だと思っている。
スター・ウォーズ:サーガ⑨ 受け継がれていく新聖紀
先ずは思い出話。劇場公開時、心に決めていたことがあって・・・
それは、4DX初体験! やっぱり最初の4DXは、この作品で!って想いがあって、感無量でした。
予想以上の迫力、ガックン、ガックン、すごいです!
見終わってから聞いたのですが、足をぶらぶらさせて見ると浮遊感も楽しめるとか。(先に聞いときゃよかった。ちょっと残念)でもね~・・・。
最初こそ良かったんですが、流石に2時間近くガタガタ椅子が動いてたら落ち着かない。 個人的には、あんまりいい想いじゃなかったかな。普通に映画見たかったって気がしないでもない。そんな年寄りです。
さて、本編ですが・・・。 話の展開がエピソード4と同じだとか、ジョージ・ルーカスの世界観と違うとか、フォースが軽んじられてるとか・・・。 不評の声も多かったですが、自分的には満足でした!面白かった!
確かに展開は、エピソード4と同じような感じですが、単純明快でいいじゃないですか。
映画館で見た時には、旧シリーズのメンバーの存在感に圧倒されちゃいました。
特にハン・ソロ。すっかり白髪まじりのおじいちゃんですが、そこがまた渋い!フォースのないオビワン・ケノービって感じで非常に重厚でした。
おばあちゃんのレイアは・・・まあ、それなりかな。将軍って感じの貫禄十分じゃないですか。
ルークも最後の登場で超美味しいところを持ってちゃうし。
そんな感じだったんで、新たな登場人物、レンやフィン、ポー、カイロ・レンがなんか印象薄かったんだけど、見直してみたらなかなかどうして・・・見事な世代交代になってました。
でも、やっぱり一番輝いていたのは、BB8でしょう!最高のニューキャラクターです。あの可愛らしい風貌と大活躍!一発で虜になっちゃいました。
欲しいグッズを買うために、名古屋であちこちの店を駆けずり回った思い出があります。中古のオモチャ屋で値段が倍になってたのには、ホンッと驚きましたが。
期待感が持てる映画
あのスターウォーズ待望の新作として全世界が心待ちにしていた期待作でした。
昔からのファンも楽しめるようにオマージュとオリジナルが混ざった感じは良かったです。
様々な伏線が散りばめられており、ここからどうなるんだろう!という気持ちで見ることが出来ます。
ファンの間では伏線について多くの議論がされました。
まぁその考察がことごとく悪い意味で裏切られるのは公開後数年後でしたけど。。
良い点
①導入部分の期待感を煽る見せ方
②ブラスターのレーザーをフォースで止めるという発想
③今後の展開を楽しみにさせる様々な伏線
悪い点
①ライトセーバー戦が稚拙
ただ振り回してるだけ、小学生のチャンバラみたい
②カイロレン簡単にマスク外しすぎ
そんなにすぐに外すんだったらマスクしなかったら良いじゃん
③ある程度スターウォーズの知識がないと意味が分からない点がある。ってか眠い。
後日談
一人でスターウオーズを見に行った。 家族が出掛け、僕一人、「そうか...
一人でスターウオーズを見に行った。
家族が出掛け、僕一人、「そうか、こういう時にSWに行くのかもしれない・・」と思い一人でSWを見に行った。
だめかもしれない。ダメかもしれない。と公開前からダメ出ししていたが、そういう期待は大きく裏切られた。
ずーっとモヤモヤしたままにするぐらいなら、あっさりと行けばよかったと後悔している。これですっきりした。
行く前に、多くの人のコメントを読んだが、やはり一番的確だったのは、
生みの親ジョージルーカスの様に思う。
「手塩にかけた我が子を奴隷商人に売ってしまった。」
最も影響を受けた映画の続編が、この世で最も駄作だと言う事実はなかなか受け入れがたい。こんな日が来るなんて思いもしなかった
たぶん、出資者の皆さんに自分のSWが有って、口を出す人が多すぎて、ドブの中に突っ込んでいったのだと思う。ここまで駄作だと僕のボキャブラリーの範疇にない。epi1-3の予防注射のお陰で症状もそんなに激しくならなかった。epi6の後に「これ」だとアナフィラキシーショックを起こしそうだ。
この展開、I know。 ルーカスを排除してルーカスの模造品を作るってそれどうなのよ!?
スペースオペラの金字塔『スター・ウォーズ』シリーズの第7作目にして、オリジナル・トリロジーから数十年後を舞台にした新たな物語「シークエル・トリロジー」の第1作。
帝国軍の残党「ファースト・オーダー」が跋扈する銀河。
姿をくらましたルーク・スカイウォーカーの居場所を巡るレジスタンスとファースト・オーダーの応酬に、砂漠の惑星ジャクーで暮らす女性レイは巻き込まれてしまう…。
監督/脚本/製作は『アルマゲドン』(脚本)や『ミッション:インポッシブル3』の、名匠J・J・エイブラムス。
○キャスト
ハン・ソロ…ハリソン・フォード。
ルーク・スカイウォーカー…マーク・ハミル。
新たなキャストとして、惑星ジャクーでゴミ漁りをしながら暮らす女性レイを演じるのは、新星デイジー・リドリー。
レジスタンスの凄腕パイロット、ポー・ダメロンを演じるのは『ドライヴ』『エクス・マキナ』の、名優オスカー・アイザック。
シスに憧れるファースト・オーダーの幹部、カイロ・レンを演じるのは『フランシス・ハ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』の、名優アダム・ドライバー。
ファースト・オーダーの将軍、ハックスを演じるのは『ハリー・ポッター』シリーズや『アバウト・タイム 愛おしい時間について』のドーナル・グリーソン。
元ストームトルーパーの青年、フィンを演じるのは『アタック・ザ・ブロック』の、名優ジョン・ボヤーガ。
惑星ジャクーの悪徳ジャンク屋、アンカー・プラットを演じるのは「スリー・フレーバー・コルネット3部作」や『ミッション:インポッシブル』シリーズのサイモン・ペッグ。
また、ストームトルーパーの一人として『007』シリーズや『ドラゴン・タトゥーの女』の、レジェンド俳優ダニエル・クレイグ,CMGがカメオ出演している。
キャラクター創造はジョージ・ルーカス。
第24回 MTVムービー・アワードにおいて作品賞を受賞!
『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)から10年。ついに全世界待望の『SW』シリーズの新作が公開!…まぁ正確に言えば2008年にアニメ映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』が公開されており、さらにそれに続くテレビシリーズがずっと放送されていた訳で、常に『SW』は制作され続けていたのではあるが、やはり『SW』は実写で観たい!と、ファンはみんな思っていたのである。
『クローンウォーズ』を最後に、ディズニー帝国の手によってルーカスは『SW』シリーズから追放されてしまう。
よってこのシークエル・トリロジーはオリジナル・クリエイターが不在の、悪意ある言い方をすれば公式による同人作品のようなもの。
そんなもんに興味ねぇよ、と思いこれまでスルーしてきたのだが、今になってようやく鑑賞してみました〜。
率直な感想。
うん、つまらん🌀
『エピソード4』や『エピソード5』で観たことある展開が最初から最後まで続き、一切のオリジナリティが感じられない。
レイやフィン、ポーといった新キャラクターは魅力的ではあるが、結局良いところを持っていくのはハン・ソロやチューバッカといった旧キャラ。
このファンに向けた目配せみたいなものがノイズになって、全然物語に入り込めなかった。
シリーズお馴染み、オープニングクロールでもうガッカリ。結局また帝国と戦うのかよっ💦
オリジナル・トリロジーから数十年後が舞台ということで、せっかく真新しい敵を設定するチャンスだったのにも拘らず、あまりにも保守的なこの選択。もうこの時点で観る気が失せた。
しかも、物語の起点となる惑星ジャクーは砂の惑星なのである。…じゃあタトゥイーンでいいじゃねえかっ!!💢
その後、舞台は森の惑星タコダナ、そして氷の惑星スター・キラー基地へと移るのだが、これらも見たことある。エンドアとホスじゃないすか。
スター・キラーもデス・スターがデカくなっただけだし…。初めて観たはずなのに既視感しか覚えなかった。
ジョージ・ルーカスを排除して、ジョージ・ルーカスが創造してきたものの紛い物を作る。ディズニーのこの姿勢には疑問を抱かざるをえない。
ここまで旧シリーズのセルフオマージュで埋め尽くすのであれば、もういっそのこと『エピソード4』をリメイクすりゃ良かったのに。それならここまで文句言わなかったよ。
懐かしいものが沢山出て来るのでオリジナル・トリロジーのファンは喜ぶのかも知れない。
全くシリーズを鑑賞していない『SW』童貞であれば、次々と危険が迫って来る展開に胸を躍らせるかも知らない。
しかし、『SW』マニアという訳ではないが一応シリーズは追いかけているという普通の映画ファンである自分のような観客にとって、こんな既視感バリバリの同人作品、はっきり言って退屈極まりない。
2015年といえば『マッドマックス 怒りのデスロード』、そして『クリード チャンプを継ぐ男』という、往年のシリーズ映画の復活が相次いだ年であります。
『怒りのデスロード』では主人公マックスを演じる役者をメル・ギブソンからトム・ハーディに交代し、シリーズに新風を吹き込みました。
『クリード』では主人公をロッキー・バルボアからアドニス・クリードに交代。若きアドニスを導くメンターという役どころに老いたロッキーを置くことで、シリーズの新たな魅力を引き出すことに成功しています。
これら2つの傑作に比べ、本作のやり口はあまりにもお粗末。ただの焼き直しで金を稼ごうというその根性が気に入らねぇっ!😡
まあでも、一つ褒めるとするならカイロ・レンかな。彼は良かった。
厨二病をバリバリに拗らせたヘナチョコがライバルというのはかなり斬新。こういう「おっ!今までにないキャラ!」みたいなのがもう少しあればねぇ…。
という訳で、個人的に本作はブーッ👎
なんか最近の『SW』って迷走してるっぽいし、今からでも土下座してルーカスに戻ってきてもらえば良いんじゃない?
ディズニー傘下になって・・・
この作品からルーカスフィルムがディズニー傘下となり、スター・ウォーズ大量生産時代の幕開けとなりました。第一弾となるこの作品の出来栄えに関しては可もなく不可もなくといったところですが、私が気になったのは主要登場人物のキャラクター名!ジョージルーカスが指揮していた頃のルーカスフィルム作品、スター・ウォーズはもちろん、インディジョーンズ、ウィローといった作品に登場するキャラ達は皆ネーミングがカッコ良かった‼️ルーク・スカイウォーカー、インディアナ・ジョーンズをはじめ、ハン・ソロ、レイア・オーガナ、ランド・カルリジアン、ボバ・フェット、アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、パドメ・アミダラ、クワイ=ガン・ジン、メイス・ウィドウ、ジャンゴ・フェット、マリオン・レーヴンウッド、ウィリー・スコット、ショート・ラウンド、マーカス・ブロディ、エルザ・シュナイダー、マット・ウィリアムズ、イリーナ・スパルコ、マッド・マーディガンなどなど。みんなカッコいい‼️それに引き換えディズニー版では、ベン・ソロことカイロ・レンはいいとして、レイ、フィン、ポー・ダメロン。やはりセンスが無いなぁ・・・
新スターウォーズだがフォースは大切にして欲しい
観終わって、スターウォーズという名の別作品を観たような違和感を覚えた。1977年公開の第1シリーズの壮大なストリーとCGを駆使した映像には度肝を抜かれた。やはり、我々が観てきた第1、2シリーズは、ジョージ・ルーカスの賜物であると実感した。
今作は第1シリーズ第3作(エピソード6)から30年後を描いた第3シリーズである。ハン・ソロ、レイア姫などの第1シリーズからのお馴染みの登場人物は歳を取ってしまったが、キャラは明確で顕在である。対して、フィン、レイなどの今作からの登場人物のキャラは直線的で深みがない。
また、作品全体に緻密さが無く大雑把なところが目立ち、突っ込み所満載である。例えば、”フォースの覚醒”というタイトルイメージとは真逆に、レイが簡単にフォースを身に着けるくだりは頂けない。第1シリーズ第2作でルークが修行を重ねて漸く手に入れたのがフォースでは?と強い疑問を感じた。第1シリーズの継承という意識が強すぎ、第1シリーズの良い処取りをしたつもりが、却って、作品のまとまりを欠く結果になっている。
そうは言っても、まだ第3シリーズは始まったばかりである。スターウォーズ・ファンとしては、新監督が、第3シリーズを通して、是非、新しいスターウォーズ像を構築してくれることを期待したい。
東西入り乱れ
面白いのだが、違和感はある
劇場公開当時、1度映画館で見ていますが、久しぶりに動画配信サービスを利用して視聴しました。ちなみにスター・ウォーズシリーズは1‐9とローグ・ワン、ハン・ソロ、クローン・ウォーズ、オビ・ワン・ケノービ、マンダロリアンを見ました。
映像は綺麗ですし、戦闘シーンもふんだんで、映像面についてはとても満足感が高かったです。
また、情に訴えるようなシーンや劇的に描きすぎているシーンが多いように感じ、絶妙にテンポが悪いというか、SWってもう少しサラッとしてる作品だよな、と思いました。ですが、別にそれほど嫌でもなかったですし、ディズニーが作ってるからなぁ、と勝手に納得しました。
あと、レイは宇宙船直せるし、飛ばせるし、器用すぎますね笑。
自分が鑑賞中に一番気になったのは、フォースやジェダイの表現の部分です。
初めて映画館で見た時も感じたのですが、ファーストオーダーが最初に村を襲うシーンで、カイロ・レンがビームをフォースで止めているシーンに驚きました。フォースってそんなことできるの?ビーム止められるとか、カイロ・レンすげー、と。
また、レイのフォースがとても強大なのかもしれませんが、あまりにも簡単にフォースを使えるようになりすぎなのではないか、と思いました。(4では、一応、ほんの少しですが、ルークもオビ・ワン・ケノービに使い方を教えてもらっています。それでも、あくまで直感を強化させた程度の表現だったように思います。)しかも、ライトセーバー戦でレイが勝つとは。カイロ・レンはルークから修業をつけてもらっていたはずなのに・・・。
上記のような点から、フォースやジェダイの存在があまりにも軽々しすぎるような、またフォースが拡大解釈されすぎているように感じました。
最初劇場で見たときは、正直もっとつまらなく感じました笑。今回見て「あれ?思ったよりも見れるぞ」と思っています笑。
違和感こそあったものの、場面展開が多かったり、4を彷彿とさせるシーンもある等盛り上がりもあり、飽きずに面白く見れました。
フォースの劣化
EPⅣのリブートと言ってもいい内容
とにかく良かった!個人的に大満足です。 どんどん場面が展開していく...
追悼、レイア姫。
ブロンドじゃない姫君。守られ、助けられるんじゃなくて、自ら行動して解決していく姫君。
今では、ディズニー映画他でおなじみのヒロイン。
けれど、この『SW』が初めて公開された頃は、斬新で、それが話題を呼んでいたような。女の子はおとなしいだけじゃなくていいんだと、その後のキャリアウーマンを彷彿とさせる新時代をイメージさせたキャラクターだった。
ルークじゃなく、ハンソロとの恋模様も、当時としてはビックリ。ハンソロの方が大人の男の魅力満載とは言え、ヒロインは主人公と恋仲になるものだと決まっていたから。最初の公開当時はル―クとレイア姫が…なんてことは明かされていなかったからね。
ある記事で、キャリーさんがレイア姫にキャスティングされた理由を読んで笑った。大スターの娘で周りに命令する姿が板についていたからだって。いじめっ子役のお姫様やお妃は尊大で傲慢だけど、ヒロインのお姫様は周りに優しくかわいらしいという刷り込みがあったけれど、その既成概念も木っ端みじんにしてくれたキャラクター。
『SW』が最初に公開された時、それまでのいろいろな映画の良いところを押さえた上で、さらに、その映像・規模・音楽・世界観、キャラクター設定、USAが日本ぽいものを取り入れている、と何もかもそれまでの既成概念を覆す観たこともないもので、ひたすら驚愕・興奮した。新世界の始まりを予感した。
冷静に考えれば、ストーリーはB級大娯楽作品。でもそこに、当時ささやかれ出した環境問題・資源枯渇がらみの終末思想を背景に、”フォース”という、日本の”道(どう)”や中国の”道(タオ)”のような哲学的な内容が加味されて、とても深遠な、生き方に関わる物語だった。
その後、自分自身が生活が忙しくなり、話も途中参加では理解しづらくなり、いつの間にか離れてしまった。
そして久々に参戦…。
続編を作る意義はあったのか?
そこそこ面白いんだけど、最初に『SW』を観た時の、既成概念をぶち壊されるような衝撃がない。ワクワク感がない。
他のレビューを拝見していると、好評価な方は、内容云々ではなく、新作が出たことで満足している。失われたと思っていた作品が甦ったのだから、四の五の言うなと。
久しぶりに昔のアルバムを観たような。
奥にしまっていた箱を開けて、幼いころに夢中になった絵本に再会したような。
そんな大事にしていた世界がまた動き出す。
愛おしい、大切な世界観を大事にすれば、『SW』の世界観を丁寧になぞっていくしかなく、その点では及第点以上の出来上がりになっている。
けどね… 狐につままれたような展開もあり。
”フォース”って遺伝? 血統主義?
日本の”道(どう)”や中国の”道(タオ)”の世界観は?
魔法や超能力とは違うと思っていたけれど、私の認識が間違っていたのか。
脱走兵。親子の確執。悪の中の善。善の中の悪。
『ハリポタ』と混同しそうだ。
そして衝撃な展開もあり。
う~ん…
そんな中で、その後のレイア姫だけが光っている。現実世界とは違って、男の司令官の下でシンボルになっているのではなく、女司令官というところに祝杯をあげたくなった。
しかも、冷静沈着に判断を下しながらも、周りへの温かいまなざし。若いころの傲慢さは感じさせずに、良い感じに円熟さを増したトップ。
やるじゃん。
と、思っていたら、まさかの演者キャリーさんの死。
これからどう展開していくんだ。他にもたくさん紡ぎだされてきた宇宙戦争物の焼き直しで終わるのか?
筋は似たようでも、描き方によって面白くなる作品はたくさんある。最初の『SW ep.4』だって、日本のあの作品に影響を受けていることは有名。
さあ、どうなる。
とはいえ、せめて、オビワンやヨ―ダの”フォース”が復活することを祈りたい。
だって『SW』なのだから。
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