☆★★★
《くだらない》は褒め言葉だが、《本当にくだらない》は【本当にくだらない】としか言えない。
そもそも、(おそらくは)「笑ってはいけない24時間」の笑いが目標として有り。しかし、それをそのまま深夜で放送しても勝ち目は無い…って判断なのだろう。
向こうには笑いが生まれる度に、ハリセン尻バット&タイキックとゆう。強力な笑いのエッセンスが発生するものの、こちらは特にその様な【何か!】は無い。
要は番組の意図するところを、劇団ひとりが如何に《読み切って》アドリブを効かすか。
全ては芸人劇団ひとりの力量に任される。
その辺りがコメディーとしてはちょっと弱い。
大体、【キス我慢】で有りながら、中身の大半はゾンビモノで。肝心のキスを我慢する場面は少ししか無いところで、最早…我慢とは名ばかり。
そんな事を理解しつつ…一言言わせて貰う。
つまらないストーリーなんぞは淫乱…ゴホッ!要らん!
最初から最後までエロのみでいい!
R指定なんぞは気にするな!元々深夜番組なんじゃないのか?
スタート時点で24時間…と言いつつ、時間経過の概念が薄く。何となく劇団ひとりが撮れ高を意識したのか?周りのスタッフの雰囲気を忖度したのか?「この辺で!」的に終わらせているのが…。
まあ流石にアドリブでここまで出来るだけで素晴らしいとは言えるんですがね。
途中で渡辺いつけいが劇団ひとりを刺し。次の瞬間に、血糊の着いた包丁を劇団ひとりが手に持っている時点で、「こっちの方向へ行け!」…と。劇団ひとりのアドリブよりも、演出の方を優先していることが更に笑える要素を遮ってしまっている気がするんですよね〜。