インターステラーのレビュー・感想・評価
全982件中、41~60件目を表示
マーフは自分の部屋の本棚から本が勝手に落ちる現象を幽霊のせいだと信じていた。 クーパーはそれが何者かによる重力波を使った二進数のメッセージであることに気が付く。 気づくか普通?
動画配信で映画「インターステラー」を見た。
2014年製作/169分/G/アメリカ
原題または英題:Interstellar
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年11月22日
マシュー・マコノヒー(ジョセフ・クーパー)
アン・ハサウェイ(アメリア・ブランド)
ジェシカ・チャステイン(マーフィー・クーパー)
マイケル・ケイン(ジョン・ブランド教授)
マット・デイモン(マン博士)
2014年劇場公開時に劇場で見たが再鑑賞。
マシュー・マコノヒーという役者をこの映画で初めて見た。
その後は「ダークタワー」(2018)を見たことがある。
スティーブン・キング作品としてはイマイチだった。
アン・ハサウェイという女優もこの映画で初めて知った。
ドローン(無人航空機)というものがこの世にあることを
知ったのもこの映画だった。
劇中のドローンがなぜインド空軍のものなのか
今でもわからないが。
マーフの部屋とブラックホールがつながったことによって起きた重力異常が原因で、
制御を失っていたドローンが家に引き寄せられたという解説を読んだことがある。
とにかく難解な映画だが、
2回目なので10年前よりは理解できたと思う。
「インターステラー」の理論系にリアリティを与えた理論物理学者キップ・ソーンは、
2017年にノーベル物理学賞を受賞している。
なので、でたらめな映画では決してない。
マーフは自分の部屋の本棚から本が勝手に落ちる現象を幽霊のせいだと信じていた。
クーパーはそれが何者かによる重力波を使った二進数のメッセージであることに気が付く。
気づくか普通?
クーパーとマーフはメッセージを解読し、それが指し示している座標の秘密施設にたどり着くが、
最高機密に触れたとして身柄を拘束される。
ストーリーが強引すぎるがまあいいか。
地球はもう人類が住めない星になりつつあった。
クーパーは、第二の地球となり得る惑星を探すミッションにパイロットとして参加する。
荒唐無稽な気もするが映画が面白くないわけではない。
終盤では、クーパーが「アメリアとエドマンズが恋人関係であることを見抜き、
彼女こそ決断に私情を挟んでいると批判したり」
「マン博士の驚くべき裏切り」や「ブランド教授のウソ」など信じられないような展開がある。
ラストシーンではクーパーが帰還した後に、
アメリアがたったひとり宇宙で誰かが来るのをずっと待ち続けている
描写があり胸が熱くなる。
この映画は何度見ても新しい気づきが見つかりうる映画だと思う。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
--------------------------------------------------
通过视频点播观看了电影《星际穿越》。
2014年制作/169分钟/G级/美国
原题或英题:Interstellar
发行:华纳兄弟电影公司
院线上映日:2024年11月22日
马修·麦康纳(约瑟夫·库珀)
安妮·海瑟薇(艾米莉亚·布兰德)
杰西卡·查斯坦(墨菲·库珀)
迈克尔·凯恩(约翰·布兰德教授)
马特·达蒙(曼博士)
2014年影院上映时曾观看,此次重温。
马修·麦康纳是我通过本片初识的演员。
后来看过他主演的《黑暗塔》(2018)。
作为斯蒂芬·金作品改编,该片略显平庸。
同样是在这部电影里初识安妮·海瑟薇。
也是通过这部电影
才知晓无人机(无人航空器)的存在。
至今仍不明白
片中为何会出现印度空军的无人机。
曾读到过这样的解说:
由于墨菲房间与黑洞相连引发的引力异常,
导致失控的无人机被吸入屋内。
总之是部晦涩难懂的电影,
不过第二次观看时比十年前理解得更透彻些。
为《星际穿越》理论体系注入真实性的理论物理学家基普·索恩,
在2017年荣获了诺贝尔物理学奖。
因此绝非胡编乱造的电影。
玛芙曾坚信书架上的书自行坠落是幽灵作祟。
库珀却发现这是某种生物利用引力波传递的二进制信息。
普通人能发现吗?
库珀与玛芙破译信息后,抵达了指引坐标处的秘密设施,
却因接触最高机密而遭拘押。
剧情虽牵强但姑且接受吧。
地球正逐渐成为人类无法居住的星球。
库珀作为飞行员加入了寻找第二地球的任务。
虽觉荒诞不经,但影片本身并不乏味。
结局处竟出现诸多难以置信的情节:库珀洞悉艾米莉亚与埃德蒙兹的恋人关系,
指责她因私情影响决策;
曼博士的惊人背叛;
布兰德教授的谎言。
最终场景中,库珀归来后,
艾米莉亚独自在宇宙中持续守候的画面
令人心潮澎湃。
这部电影无论重看多少次,总能发现新的感悟。
满分五分的满意度评分:☆☆☆☆☆。
--------------------------------------------------
Watched the movie “Interstellar” via video streaming.
2014 / 169 min / G / USA
Original Title: Interstellar
Distributor: Warner Bros. Pictures
Theatrical Release Date: November 22, 2024
Matthew McConaughey (Joseph Cooper)
Anne Hathaway (Amelia Brand)
Jessica Chastain (Amelia Cooper)
Michael Caine (Professor John Brand)
Matt Damon (Dr. Mann)
I saw this in theaters during its 2014 theatrical release but rewatched it.
This was the first time I saw the actor Matthew McConaughey.
After that, I saw “The Dark Tower” (2018).
As a Stephen King adaptation, it was underwhelming.
I also first learned about the actress Anne Hathaway through this film.
It was also through this film that I learned drones (unmanned aerial vehicles) exist in the world.
I still don't understand why the drone in the film belonged to the Indian Air Force.
I've read an explanation that the gravitational anomaly caused by the connection between Murph's room and the black hole drew the out-of-control drone toward the house.
Anyway, it's a complex film,
but since it's my second time watching, I think I understood it better than I did ten years ago.
Theoretical physicist Kip Thorne, who lent scientific credibility to Interstellar's theories,
won the Nobel Prize in Physics in 2017.
So, it's definitely not a nonsense movie.
Murph believed the phenomenon of books falling off her bookshelf was caused by a ghost.
Cooper realizes it's a binary message sent using gravitational waves by someone or something.
Would you notice that?
Cooper and Murph decode the message and reach the secret facility at the coordinates it points to,
but they are detained for accessing top-secret information.
The story is a bit forced, but whatever.
Earth was becoming a planet uninhabitable for humans.
Cooper joins a mission as a pilot to search for a planet that could become Earth's successor.
It feels absurd, but that doesn't mean the movie isn't entertaining.
Towards the end, there are unbelievable developments like Cooper “seeing through Amelia and Edmunds' romantic relationship and criticizing her for letting personal feelings cloud her judgment,”
“Dr. Mann's shocking betrayal,” and “Professor Brand's lies.”
The final scene depicts Amelia, alone in space, waiting endlessly for someone to come back after Cooper's return.
It's heartwarming.
I think this is a film where you can discover new insights no matter how many times you watch it.
My satisfaction rating is 5 out of 5 points ☆☆☆☆☆.
5次元とブラックホールの世界観
とんでもない映画でした
想像の100倍面白かった 数年ぶりに私の好きな映画ベスト3に入りました
スケールの大きさと、人類が直面するであろう事態が精巧に、リアルに描かれていて、イーロンマスクの視点の抽象度に少し近づけた感覚もある
そして何とも理解、想像、そして言語化、映像化出来ずらい相対性理論、物理法則、重力の過去未来への移動、ブラックホールの中、5次元、それらを上手に映像化出来ていて、こんな感じなんだろうな、と理解出来た気にさせてくれちゃってる、、ノーラン監督は天才ですね
個人的には物語の核心のシーンが、鬼滅の刃の無限城に入っていく時の世界観に似ていて、ウオーー!と声が出ちゃってました それだけ引き込まれて、最後は奥さん子供が愛おしくて泣きながら抱きしめに走っていました
いい映画をありがとうございました
地平線の向こう
クーパーは娘マーフと、家で起きている不思議な現象が座標を示していると発見。その地点に行くと、NASAの秘密施設があった。そこでは土星に出現したワームホールを利用した、居住可能な星の探査計画が進行していた。クーパーは娘を残し、ミッションに参加し。
大好き作品、三回目の鑑賞。想像が凌駕される心地よさを味わいました。「彼ら」の正体に迫るわけではないのに、物語の重厚なことに感嘆しました。娘がいるので、父娘の視点にも感動。粋なセリフも楽しいです。宇宙空間のシーンで、音楽も含め一切無音にしていたのが潔いです。
クリストファー・ノーランのほかの作品は、時系列が前後して複雑になります。しかし、この作品はそれが前後することは少なくて見やすいです。その代わり、時空列は乱れます。事象の地平線の向こう側の5次元の世界を描くなんて、どう発想したのだろうか。着想のヒントに、「2001年宇宙の旅」があったのかと思いました。
SF最高傑作
10周年記念という事で池袋のIMAXで鑑賞
この映画は映画の中で私が1番好きな映画だ。
まずはできる限り良い環境で予備知識なしで観よう。
そして、解説や科学的説明をGoogleやYouTubeなどで調べてもう一度観よう。
そしてストーリーがうろ覚えになったらもう一度みよう。
何度でも楽しめる映画である。私は数十回は見た。
この映画が出る前までは2001年宇宙の旅という映画が宇宙ものでよく名作として語られていたが、この映画が出てからはあらゆる宇宙ものを差し置いて、個人的な圧倒的1位に躍り出た。映画史に残る作品と言っても過言では無い。
2014年公開の映画であるが、10年経った今でも全く古さを感じないストーリー、映像、音楽、世界観。総合力が高すぎる。
この映画で私はクリストファーノーランという監督を認知したが、彼の映画を全部見たくなるくらい。この映画は衝撃を与えた。2014年はアナ雪が公開され日本で大きく話題になったが、その裏で映画史に残るインターステラーも公開されていたと考えると2014年は映画史に残る年である事は間違いないだろう。
本当に面白い映画だ。
愛は観測可能な力である
映像にした想像力と技術力に、敬礼!
子役のティモシー・シャラメが、当たり前だけど若くて初々しい
当時はまさか3年後『君の名前で僕を呼んで』で話題になり
7年後『DUNE デューン 砂の惑星』の主役で
世界的大ヒットするなんて思ってもいなかったでしょうね
いや~「砂」にまみれてますねぇ
『プラダを着た悪魔』の頃よりは少し●●●だけど
美しいアン・ハサウェイを見るためにこの映画を観てもいいくらい
彼女の出る作品はほとんどラブシーンがないのは事務所の方針?
あの状況の中で、アメリアがなぜ生きていたのかは追求しないけどね
「彼らは、実は僕らだった」・・・そうだったんやぁ 納得
「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる」・・・なるほど
20年以上前に映画『バイオハザード』で描かれたアンブレラ社のウィルス兵器
きっと既にその時点で「起こる可能性」はあったのでしょう
コ◆ナウィルスとして世界を巻き込み起こってしまった(起こしたのか?)事実を想起してしまう
クリストファー・ノーラン作品と言うだけでワクワクするけれど
ワープ時やブラックホール、そして本棚後方での5次元の世界観
土星での空間映像 氷の惑星の表現等は
アカデミー賞で視覚効果賞をとるだけあって見事という他はない
これが10年も前の作品だなんて!!!!!!
クーパーが地球を出発する時、既に危機が迫っていたはずなのに
ほぼトウモロコシだけで23年以上も持ちこたえたのは不思議
その後、地球を復活させるまでにも時間はかかったはずなのに
荒廃した世界に様々な「再生力」が残っていたことも不思議だけど
それらは横に置いておいて
人間のエゴや愛、家族の絆や物理学の知識、宇宙の神秘など
詰め込み過ぎたはずなのに、1つに融合させた素晴らしい映画です
さて、クーパーはアメリアに会うことは出来たのでしょうか
5次元的感想
ロミリーを母艦に残して、数時間の地表探索から戻ってきたら24年もの歳月が流れていた、というシーンが印象的だった。
そんなロミリーに関してだけど、紙に書いたA地点とB地点を直接結ぶ方法として、紙を折りたたんでハイ繋がりましたと説明するシーンがあった。
アレね、随分昔ハイスクール奇面組の一堂零が水泳の時やってたからね。
つまり、そこでも時間の流れを感じちゃったって話でした。笑
まさにラザロ計画
「人類として生まれたなら絶対に観るべき」
あの伝説の映画「インターステラ」の復活上映を、しかもIMAXGTレザーでやってると聞いて、どうしても行きたいと思っていたが、ようやく、なんとか行けた。
ウィークデーというのに良い席はほぼぎゅうぎゅう詰め。IMAXレザーGT(フルサイズ/画面比率1.43:1)はEXPOCITY109シネマと、池袋にしかない。そのIMAXレザーGTのスクリーンなので、大人気だったが、やはりこのスクリーンと音響は迫力満点。無理して来た甲斐があった。
インターステラは以前に配信で観ていたけれど、前もって相対性理論などの科学知識を入れてみないと、初見では、まあ、物語の半分くらいしか理解出来なかった。
今回はバッチリ予習もして行ったので、その分、感動的だった。それよりなりより、やはりこのIMAXGTのスクリーンは値打ちがあるね。延長上映でEXPOCITYシネマは26日までやってけますよ。みなさん、必見です。観ないと後悔するちょ~お勧めの映画です。人類として生まれたなら少々無理しても絶対に観るべきですよね~🤞私ももう一回行ってみようと思います。
★評価は私自身の過去最高点4.8を差し上げたい。
古い作品のリバイバル上映。おすすめ。
今年440本目(合計1,531本目/今月(2024年12月度)19本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
現在新規公開ではないですが、年末年始は作品が少ないのか過去作品の復刻上映がまま見られますね。この映画もその一つです。
当該監督さんの作品はこれよりも「前」も「後」も独特な世界観を持つ映画が多いですが、その転換期(あるいは、いろいろな試行錯誤の「中間点」くらい)であるかなといった感じです。
ストーリーについてはもう大半の方が書いているし、何ならVODでも見られるようなのでそれらネタバレになってしまうのでここでは回避で。
さすが有名監督さんのいくつかの作品のうちの一つということで、過去作品であることを知っていて映画館にいっても十分楽しめますが、この映画はSF映画であるために、天体(宇宙)関係の単語や、映画の展開上ITに関する知識がかなり飛んでくる(割合的に7:3くらいか)のが特徴で、そこが字幕などでわからないと理解が難しい映画かなといった感じです。せめて、中学理科の天体(太陽系程度)は知らないと、天体(宇宙、星座ほか)用語で押されまくって結構厳しくなるので、新規で見る方もVODで課金してみる方もそこは意識的に考えたほうが良いかなといったところです。
評価については、これら単語(特に天文(宇宙)単語が多く、日本では天文(宇宙)は高校地学が事実上「存在しない」科目でもあり、なじみがある方が少ない)の理解に苦労すかなというのはありますが、これだけの大ヒット作で、いかに日本が(公開当時の)「一大マーケット」であるとしても日本にだけ配慮することは実際不可能である等考慮して、減点なしフルスコアとしました。
宇宙人は出てこない、ロジカルなSF映画。
愛する心は物理法則に則り可視化できるという話
感想
現在最新の気象学(地球気候変動)、植物遺伝学(遺伝子組み換えによる交配不良に伴う食料枯渇問題研究)、宇宙物理学、量子力学、宇宙論、ロボット工学(人工知能と人類の共存、運動制御分野、アクチュエータ機構分野等)、遺伝子工学(医療分野)の知識を余す処なく幅広く取り入れた設定の中で人類存亡の危機を未来の知性からの物理現象的援助を受けつつ人類の究極の選択肢(冷凍受精卵と極限られた人間の別天体移住)を考慮しながら困難の末に回避していく方法を見出して人類を救済し、更に宇宙での新たなる人類の移住先を発見しその星へ旅をしていく事に命を賭けた研究者達と一人の宇宙飛行士とその家族の話が壮大な時間軸と空間を経て展開していく本格的SF一大叙事詩的物語となっている。
相対性理論を基にした気の遠くなるような時間の流れの変化の中での信じる事の大切さを痛感させる人間模様。さらにブラックホール研究でも最重要視されている物語のキーワードとなっている重力の問題を取り上げており、重力の操作によりワームホール≒ブラックホールとホワイトホールの相関性を示唆した天体空間というより穴を人為的に出現させてその中を自由に行き来する事で遠距離の別天体に宇宙論における比較的にだが短時間で移動が可能となる話など途方もないスケールで話が展開していく。
人が人を愛する気持ちや祈念する心、親と子の絆など普段は可視化する事が出来ないものが実は物理的法則や定理として存在し、ブラックホール・ワームホール間の狭間では高次の大きな意思により意図的に時間と重力のみは次元を超越することが可能であるとして、その2つの定理を抽出し次元に加えることで間接的ではあるが三次元的に可視化され過去・未来のどの様な時でも関係性が存在した場所に時間的にも連続して繋がる事が可能となる。但しコミュニケーションとしては基礎的な伝達手段のみであり、伝達が成立するかは双方の意思疎通するという想いの強弱もあるのだろうが、この物語ではコミュニケーションを過去または未来の自分、又は関係性が深い人と言葉としては限られた規則性のある単純な信号に変換して伝達する事も可能であることが描かれる。ブラックホールからワームホールに至る間の狭間にはまさに過去、または未来に手を出す事の出来ない自由の利かない予定調和空間ではなく、過去と今の自分が対峙する事で制約付きではあるが自身の未来をも自分の手で変えることが可能な空間(次元)を自らの意思で創り上げる事が可能であり、さらにその空間(次元)は世界の未来を変える事も可能なのだという話に興奮し想像すると激しく心が揺さぶられ感動する。
監督のクリストファー・ノーランは科学的にも信憑性の高い諸理論を噛み砕き分かりやすく映像やストーリーの中に絶妙に反映させており、さらに物理的に遥かな距離に置かれた人と人の絆や愛と言った精神性の話を上手く融合させて起承転結のはっきりとした話を創りだした事にもの凄く感心した。
映画としてとにかく話の設定がよく出来ていて説得力が半端ない。その中で展開していく究極の状況に生きる人間の心理が詳細に描写されている。
配役も豪華メンバーである。
アカデミー賞受賞俳優であるマシュー・マコノヒーが主人公クーパーをストイックに演じている。
共演はアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケイン。「2010年」のジョン・リスゴーがクーパーの父親役を。またシークレットキャストとしてマット・デイモンがポイントとなる配役として出演している。また、クーパーの息子トムの子供時代を今やハリウッド若手トップ俳優となっているティモシー・シャラメがとても地味に演じている。また子供時代のマーフィーを演じたマッケンジー・フォイの健気な美しい透明感のある演技が涙を誘い印象に残る。
VFXはリアルな出来映えで秀逸。ステーションのモデルワークスも半端ない精密さで実際に構築されており、徹底したリアルさを追求した映像となっている。ハンス・ジマーのOSTも素晴らしい◎。アクションとしても申し分のないものになっており娯楽性も高く21世紀SF映画の名作と言ってよい。
2014.11初鑑賞以来鑑賞多数
IMAX 2020.9.16
⭐️5.0
父と娘の親子愛の物語
さすがノーラン、ブラックホールでロケ
期待し過ぎました
クリストファー・ノーランは好きな監督で、メメントからオッペンハイマーに至るまで欠かさず観ています。主に時間軸をテーマにした作品が多く、毎回斬新なアイデアに驚かされます。また、映像にもこだわりがあり極力CGを使わないところや I-MAXでの撮影も好きな点の1つです。
さて、今回のインターステラーですが公開当時は I-MAX対応のスクリーンで鑑賞していなかったので再度鑑賞することにしました。また、I-MAX 本来の縦横比に対応しているスクリーンでの鑑賞も未体験だったので、池袋のグランドシネマサンシャインで鑑賞しました。
それで、ここからが感想になるのですが、結論から先に言うとスクリーンについても作品の内容についても思っていたよりも感動出来ませんでした。
まず、スクリーンは確かに大きいのですが、前の方の席で鑑賞したせいか大きいというだけで、首が疲れたと言うのが正直なところです。機会があれば今度は後方の席で鑑賞したいと思います。
それから、内容については過去に一度鑑賞しているせいだと思いますが、あまり楽しめませんでした。ノーラン監督の作品は比較的何度観ても面白い作品が多いのですが、本作に限ってはオチが分かっている状態で冷静に鑑賞した場合、悪い意味で分かりづらい作品だと思います。
他のノーラン作品も初見では分かりづらい作品が多いですが、再鑑賞することにより新しい発見があったり、オチが分かっていても感動出来ることが多く、何度も楽しめる分かりづらさです。
それに対して本作は、新しい発見が無いくらい分かりづらく、またオチが分かっていると感動も少なく、こちらは楽しめない分かりづらさだと思います。
以上、今度は再上映ではなくノーラン監督の新作をI-MAXで鑑賞してみたいです。
IMAXレーザー/GTは見る場所も肝心、本編の感想は無し
この世を支配する存在
時間を掌握し、変幻自在思うがままに操る男・クリストファー・ノーラン。5次元という過去最大規模の壮大なテーマを掲げた本作は、これまででいちばんノーランらしい設定ながらに、ノーランらしかぬ展開とオチを迎える不思議な映画だった。
実は初鑑賞。今年は「オッペンハイマー」「メメント」「フォロウィング」が劇場公開&再上映してくれたため、個人的にはノーランイヤー。残すところあと数本となったわけだけど、最も有名といってもいいこの映画はこれまで見てこなかった。
IMAX再上映という最高の形での初鑑賞。迫力が他の映画とは段違い。慣れすぎて当たり前になってきてるけど、IMAXってこんなにもすごいものなのかと教えてくれる。劇場内に響き渡る轟音に全身が刺激される。まさに映画体験。いや、映画館体験と言った方がいいだろう。
閑散期の映画館が満席近く埋まっている。みんなが同じ映画に夢中になっているその様をを見るだけで、なぜか心が満たされる気持ちになる。洋画離れが進む今、ヒーロー映画やシリーズものでもなんでもない、ひとつの作品がこうして愛され、求められる状況に思わずワクワクしてしまう。
そういった映画館効果がデカすぎるがあまり、4点台にギリギリ乗ることができたけれども、正直家で見たらインパクトは半減。ストーリー自体があまり好みではなく、歴代のノーラン映画と比較するとどうしても物足りなさが勝ってしまう。
というのも、相対性理論等の物理学が用いられる映画ということを前々から知っていたため、それならしっかり予備知識として頭に入れて置いた方がいいだろうと鑑賞前に2時間近くかけて勉強したのだけど、さほど難しい物語ではなく、知識を得たことで理解しやすい箇所はあったものの、求めていたものとは結構かけ離れていた。
この監督、結構極端だなと思う部分があって、「TENET」はどう考えてもやり過ぎなぶっ飛びSFがために全然好きじゃないし、逆に本作のように家族愛に振り切りすぎるのもちょっと陳腐な感じがしてイマイチ乗れない。
いやもちろん、本作は家族愛以外のパートも面白いし、それが上手くいかされたメッセージも持っているから深みのある映画ではあるんだけど、どうもオチがしょうもなくて、こんだけ大規模な映画なのにやること幼稚だなぁと思わざるを得ない。そう考えると「インセプション」って究極のバランスで成り立っている傑作だなとつくづく感じさせる。言いたいことはわかるけど、ここまでしなくていい。世間の評価を気にしすぎ。もっと自分らしくやっていいのに。
そこに収まるのかぁというガッカリ感はあったものの、ブラックホールや5次元に対する見方は非常に面白く、もっと説教臭くだらだらと専門用語を並べるようないつものノーランおじさんぽい映画でも良かったんじゃないかなと思った。
「プレステージ」等の初期作と「ダークナイト ライジング」「ダンケルク」はまだ未鑑賞だが、今のところのノーランベスト5は、
1.ダークナイト
2.インセプション
3.メメント
4.オッペンハイマー
5.バットマン ビギンズ
だね。多分揺るがない。再来年公開の新作はどうなるかな??
全982件中、41~60件目を表示









