ラッシュ プライドと友情のレビュー・感想・評価
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王道です
面白かったです。
試写会で見て来ました。
各種紙面や広告等で、感動物語の印象を受けましたが、そのままです。
寄り道もどんでん返しも無く、お手本のような作り方で、誰もが楽しめる作品です。
大体の方が想像するであろう展開と結末ですが、シンプルこそ磐石の面白さの基本かも知れません。
しかも事実だから尚更です。
俳優陣の好演により、レースに興味がない方でも問題なく見られます。
二人の男の生きざまが対象的に描かれており、どちらに共感するかも興味深いものです。
「プライドと友情」と副題がついておりますが、この作品を的確に表しています。
でも勝負の世界だけじゃ無く、どこにでもありますよね。
スポーツ…ビジネス…人付き合い。
むしろ、プライドと友情って、紙一重な事の様な気がしました。
鑑賞後、当時の彼らの事を調べたら、生き写しの様でした。
だからこそ、クライマックスの鬼気迫る迫真の演技によって、スクリーンに釘付けにしてくれたのだと思います。
男性だったら、これは燃えるんじゃないですかね。
四の五の言わず感動したい方にオススメです。
天才ふたりの人生観の対比
面白かったです!!
レースシーンはスリルと迫力が余すところなく描かれ、カットインされるエンジンの躍動やレースの実況が手に汗にぎるテンポを加えて、全編飽きさせません。
音楽もストリングスの短いリズムを刻むような曲は、まるで心臓の鼓動のように聞こえ、スリル感に拍車がかかります!!
なかでも、映画館で見たほうがいいと思うポイントは、エンジンの爆音と排気音!!これで盛り上がらない訳がない!!
物語のもうひとつのメインは、冷静沈着なニキと奔放で意外に繊細なハントの天才ふたりの対比。
まるで白と黒。
お互いの人生観が全く違うのですが、レースをのりがわりにくっついた、まるでオセロの裏と表。
どっちにしろ命懸けのレースの世界で生きることを選んだアブナイ男に違いない。
どちらもキケンな魅力でカッコイイ。
そんな二人が対立するんだから、はらはらしない訳がない。
歳がバレますが、舞台になってる1976年は私が生まれた年なので、二人の名前は聞いたことあるなー、ぐらいでした。
なので、レース展開を全く知らずに最後まで臨場感たっぷりに楽しむことができました。
はらはらしたー!
ストーリーとしては普遍的ではありますが、最後のニキの語りにはこれが実話であるという重みがあり、私はほろりと泣きました。
いい映画でした。こういう映画がヒットすればいいのになぁ。
しかし、あぶなっかしくてふらふらしてる夢にまっしぐらな男ってのは、はたからみてもダメだとわかっているのに、なぜ惹かれてしまうのでしょうか。
ずるいよなぁ。ひたむきな男はやっぱりカッコイイよね……。
不死鳥と呼ばれた男ニキ・ラウダ
1976年─
フェラーリのF1ドライバーとして快調なレースを続けていたラウダは、ニュルブルクリンクで開催された第11戦ドイツGPで大事故に見舞われる。
6週間後、奇跡的に復帰を果たしたラウダだったが、ライバルでもあるマクラーレンのハントにポイント差をつめられてしまう。
チャンピオンシップを競う2人の決選は、富士スピードウェイで行われる日本での最終戦に持ち越されるが…
80年代に「赤」と言えば「赤い彗星のシャア」ですが、70年代にスーパーカー・ブームを経験した者にとって「赤」はニキ・ラウダがハンドルを握るF1カー「赤いフェラーリ」でした。
そんな、カーキチ少年達のヒーローだったラウダが製作側に助言して完成した本作は、1976年の富士スピードウェイで開催された「F1世界選手権イン・ジャパン」で、TOPを争ったニキ・ラウダ本人とジェームズ・ハントに焦点を当てた物語です。
生真面目で、正確なレースを得意としたラウダは、76年の第11戦ドイツGPで大事故に見舞われ、大火傷を負い、数日間生死の境を彷徨います。
しかし、死に物狂いで回復した彼は、事故発生から42日後の第12戦イタリアGPで奇跡のレース復帰を果たし、「不死鳥」の異名を取る男となりました。
一方のハントは、人生で抱いた女が5000人と言われる女コマシで、東京ヒルトンで33人のスチュワーデスと寝た男と言われています。
態度も横柄で、言動も粗暴な男だったのですが、レース直前に緊張と恐怖で嘔吐するというナイーブな一面を持ち合わせた男でもありました。
そんな対象的な2人がポイント3点差を巡って挑んだ最終GP。
豪雨の中、富士スピードウェイで、2人の目に浮かんだものとは一体何だったのか…。
スーパーカーに夢中だった世代には堪らない「フェラーリvsマクラーレン」の裏側にあった男達の闘いと決断に、熱いものを感じてしまいました。
職人監督R.ハワードに、またしてもやられた感じです(笑)
ドラマ作りの為の嘘や誇張はある程度感じましたが、ラウダが概ね実話に近いと述べている通り、さほど違和感を感じる事はありませんでした。
ただ1ヶ所だけ、事故に遇ったラウダに対するハントの態度が180度違う点がガッカリでした。
ドラマとして綺麗に纏める為には仕方なかったのでしょうが、ちょっと臭すぎです。
因みに、本作を観たラウダ曰く、今は亡きハントの女好きは「あんなもんじゃなかった」そうです(笑)
映画館で観るべき
F1好きの意見なので、参考にならないかもしれません。
まず、走行シーンの迫力がすこいです。走行シーンではドライバーになった気分で毎回鳥肌が立ってしまいました。ホームストレートでのエンジン始動から耳をつんざくようなV12エンジンの音は痺れました!F1を観に行ったときを思い出すほどでした。
もちろん、フェラーリとマクラーレンのマシン意外のマシンもしっかり走行していて、ティレルやリジェ、ロータスやブラバムなどのマシンも走行していました。
これは映画館ならではだと思うので、映画館で観るべきです!
走行シーン意外でも、ハントとラウダの当時の性格などとても忠実で、ハントのプレイボーイっぷりや、レース前に毎回緊張してしまうことや、ラウダのレースに対する合理的な考え方、本当に相対する二人の性格がとても印象的に描写されていました。
欲をいえば、もっと走行シーンが欲しかった、他のドライバーも見たかったです。
生のF1が見てみたくなりました
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