ラッシュ プライドと友情のレビュー・感想・評価
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レースの映像と音が特に良かったです。
非常に良かったです。
今まで観たレース映画の中で一番好きな作品かもしれません。
主役であるニキ・ラウダとジェームス・ハント。
この二人の確執と信頼関係にグッときました。
ニキ・ラウダは冷静沈着。メカに強く、真面目な性格。
対するジェームス・ハントは破天荒。5,000人と寝たと言われる性豪である一方、レース前に緊張で嘔吐するメンタルの持ち主。
水と油の二人はF3から衝突を繰り返し、互いをライバル視する。
両者が長年の関係性の中で相手の色に染まらない。
互いが自らの信じた道とやり方を徹頭徹尾貫き通す。
貫き通すが故に衝突して確執を生む。
でも、相手が信念を曲げないことに対して絶大な信頼を置いている。
中盤までは両者の『プライド』が表に出てきていましたが、終盤に出てくる『友情』部分。
あからさまなアノ場面を「やり過ぎ」と嫌悪感を抱く方がいてもおかしくはありませんが、私はグッときました。
もうね、「漢」の映画でしたよ。
レースの映像と音も良かった。
走行シーンの迫力、エンジン始動時の腹に響くようなエンジンの音!!
劇場でただただ圧倒されました。
この映像と音を浴びにいくためだけに劇場に足を運ぶ価値有りです。
車に興味が薄い私がこれだけアガッたので、好きな方には更に発見があるはず。
兎にも角にも劇場で観るしかない本作。
後からショボい画面や音響施設で観て評価を出すような下らないマネだけはしないでいただきたい。
2/7より全国公開。
IMAXで上映する場合は改めて観に行きたいと思っています。
オススメです。
RUSH ネズミ男と絶倫野郎
伝説の’76F1インジャパン富士が甦る
1976年のF1シーズンを舞台にした映画をロンハワードが撮ると聞いてからもの凄い期待をしていた。何故ならあの年は日本で初めてのF1、富士でのF1インジャパンが開催されたからだ。
当時は今のように全戦がテレビ放映されるわけでも無く、TBSで月一度程度ダイジェスト番組が放映される程度だった。そんな時代、F1が日本に来るというのは黒船来航のような衝撃があった。
劇場でも「F1グランプリ栄光の男たち」などのF1ドキュメンタリー作品が公開されて男子達は富士を心待ちにしていた。
当日は日本のテレビで初のF1生中継、私もテレビの前に齧り付いていた。土砂降りの富士スピードウェイ。開催が協議され、予定よりも1時間遅れてレースがスタートした。
しかしチャンピオンシップトップのラウダがわずか2周ででピットに戻り、マシンを降りてしまった。その時何が起こったのか分からなかったが、この映画を観て初めてその時の彼の心の葛藤を知ることが出来た。
レースは終盤夕刻が迫るなか雨も上がり、頻繁に順位が入れ替わっていく。今のような計測システムの無い時代、正確な順位が分からない。解説も混乱していたと思う。
レースが終わった後もすぐに結果が出ずに、ハントのワールドチャンピオンに決定したのはしばらくしてからだった。
初めてF1をリアルタイムで観たという満足感か、レースの内容が今ひとつ分からなくても興奮した。
翌日のクラスの男子の話題はF1が独占していた。私は当時鈴鹿の隣町に住んでいて何度も鈴鹿には行ったが、それでも私にとってF1というと富士なのだ。その位あのレースは印象的だった。
それがこの作品では見事に再現されている。あの時の記憶が完全に甦って大きな感動を呼び起こしてくれた。個人の思い入れを抜きにしても本作は「グランプリ」「栄光のル・マン」と並ぶ映画史上最高レース映画になった思う。
まだ安全性など軽視され、F1では毎年のようにドライバーが死んいた危険な時代、F1ドライバーは世界で一番危険な職業と呼ばれていた。当時のドライバーの破天荒な生活、チーム運営など興味深いエピソードがいくつも出てくる。
この作品の感動は女性には中々理解出来ないかも知れない。命をかけてレースを戦う、これは男の物語だからだ。
迫力満点‼
ディテールが凄い
F1 映画
そのなのとおり⁈
男性のプライドと友情をかけたF1物語です。
実話を基にした、フィクションでよく描けている。
軽い気持ちで見たが、なかなか良かった。
最後のレースも、日本の富士スピードウェイとゆうところもまた良い。
興奮!
どんなアクション映画より深くて爽快!
本日先行上映を見てきました!
私はF1に対する予備知識は特になく、ニキ・ラウダの名前をちょっと聞いたことあるかなー、ぐらいでした。
あと、マイティー・ソー役の人が出てるなー(好きです・笑)、でもこの映画だとちょっとモサっとしてるなーてくらい。
正直テレビの宣伝CMを見ても、ちょっと地味そうというか、いかにもドキュメンタリーっぽいやつなのかなって思ってました。
が、実際見てみたら、すっごく興奮したし、おもしろかったです!
やっぱり登場人物が実在していて、起こった出来事も現実に即しているというリアリティーがいいんでしょうね!
ニキが安全運転からレーサーモードになった場面は、それまで仮面をかぶっていたスーパーヒーローが正体を見せた、みたいなゾクゾクするカタルシスがありました。
ここから「おお、この映画おもしろいぞ!」って見る姿勢を正しました。
ソー役のときよりモサいような気がしてたジェームスハントも、やっぱり何をやってもサマになるというか、セクシーで眼福でした(笑)
まあ、私が人として一緒にいたいと思うのは絶対ニキラウダですけどね!!(笑)(><)
二人がお互いを高め合う素晴らしいライバルとして認め合い、F1の高みを目指す…
かっこいいです。素晴らしいです。
音楽も重低音でズンズンと盛り上げてくれる素晴らしいものでした。
なんでこんなにおもしろいと思ったんだろう、と自分でもまだ分析できてないですが、一生懸命何かをがんばる姿に心打たれるのかなあと思います。
今日まだ観たばかりで興奮冷めやらぬまとまりのないレビューですが(^^;)
これから色々ググってニキラウダやジェームスハントの本物をもうちょっと知りたいなあと思いました。
見に行ってよかったです!
迫力あり、ドラマあり
好敵手
1970年代、レース界を騒がした二人の天才F1ドライバー、ニキ・ラウダとジェームス・ハント。ライバル同士だった二人の戦いと絆。
僕はF1の知識はゼロ。二人の事も知らなかった。
F1ファンなら二人の事も映画で描かれているレースもその背景もより詳しいだろうが、全くのF1音痴でも見応えあった!
対照的なこの二人。
ハントはプレイボーイで自由奔放なカリスマ。その反面、レース直前は緊張で嘔吐する。並ぶ者ナシだったが、突如現れたラウダが脅威となる。
ラウダはメカの知識も豊富な走るコンピュータ。女性に対しても一途。ハントを脅かし、時には凌駕するが…。
お互い鬱陶しい目の上のたんこぶではあるが、ただそれだけではないのが、この二人の関係性。それを表したのが、あの悲劇的な事故後。
事故の責任は自分にあると後悔するハントへ、ラウダがかけた言葉に胸が熱くなった。それはこの映画の全てと言っても過言ではない。
復帰したラウダの顔を皮肉った記者にハントが食らわした鉄拳にグッときた。
アイツが居たからまたここに戻って来れた。アイツが居たから、頂点を目指せた。ただひたすらに…。
クリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュールは、共に好演。
特にブリュールは、事故からの奇跡的な復活を遂げた不屈の精神を体現、メイクを施しての熱演、幸せは敵と言っていたラウダがクライマックスに下した決断など、魅せる箇所が多い。
レースシーンは臨場感満点、音響は高揚感満点、事故シーンやクライマックスの富士グランプリは緊張感満点、70年代の雰囲気を出した映像…ロン・ハワードにとっても、ここ数年で最上の会心作!
ブリュールの助演男優や技術部門など、オスカーノミネート落選は残念でならない。
ロッキーとアポロ、ジョーと力石、宮本武蔵と佐々木小次郎、浅田真央とキム・ヨナ…映画やアニメの世界、歴史上や現在、ライバル同士は多い。
「君に届け」で良い事を言っていた。くるみに「ライバル」と言われたヒロイン・爽子は辞書でライバルを調べると、“好敵手”と書いてあった。
ライバルとは、憎しみ合う存在ではない。自分を高め、自分の目標となれる、自分にとって必要不可欠な最強の敵であり、最大の友。
刺激し合う二人の男の熱きドラマがほとばしる!
ライバルって生涯を共にする
いや、すごいお話でした。
これが実話だって言うんだから本当に事実って小説よりも奇ですね。
ジェームズハントとニキラウダ…
全く性格や生き方が正反対の二人
かたや、いわゆる破天荒なよくある輝くけれども難がたくさんあるいわゆるスター気質。かたや、他人に依存しない偏屈な性格で、現実を見据えて勤勉に行動する堅実なタイプ。
ただ、この2人本当にプライドが高い。そしてそのプライドがばちばちっていうのが、この話ですね。
でも、共にF3でスタートしながら、スター性でみんなから好かれながらも、独善的なところがチームを失い、嫁を失い、シーズンも振るわないハントと、堅実で勤勉な生き方が友達を作らないが、理解者を増やしながら確実にシーズンのポイントを重ねていくラウダと…本当に何から何まで対象的。
しかしこのラウダという男…本当にすごい。F1を借金をしてまで購入してF1に移籍はするわ、世界王者にも輝くわ…。このストイックさが本当にすごいのは、レース中に大事故に会いながら、ハントのレースに触発されてわずか50日弱でレースに復帰。腿の皮膚を顔に移植しなくてはならないほどの大事故だったのに…。奥さんの心配なんてまったく考えず、勝負の世界にもどるラウダ…本当に男ってやつは…と思わせますね笑
でも、復帰会見で「あなたの顔をみて奥さんの反応は?」的な質問を浴びせた記者を会見後ハントがぼこぼこにしたり、復帰するラウダに謝罪の手紙を書こうと思ったことをハントが告白したり、敵以上、本当に並の友達以上の深い絆があったんだなぁと
わずかなポイント差で勝負は最終レースに…ラウダは奥さんのことを思い、棄権、ハントは様々な苦難を乗り越え、ワールドチャンピョンに…
そのシーズン後、ハントは派手に遊び、ラウダは地道に次のシーズンを見据える。そんな二人がイタリアで再会して言葉を交わすわけですが、この時のラウダが本当に良い。
惜しいのは、現実にハントは2年後に引退をしてしかも45歳でなくなったということ。本当に天才ってなんでこうなんでしょうね…っていうのを地で行く感じが本当にすごいな…と
レースの臨場感、ライバル2人の友情と男って生き物の本気の感じが清々しくてとてもよかったです。
素敵な男の友情!
大画面で観たい
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