鑑定士と顔のない依頼人のレビュー・感想・評価
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まさに名作!素晴らしい一本!伯爵品質保証作品に認定!
架空の愛と幸福
社会のコミュニティーから外れた鑑定士が部屋に篭ったままの少女に恋をする話。
この作品では鑑定士の孤独に強く惹かれた。
現実では1人で誕生日を祝い、誰とも行動を共にせず、競売氏としてひたすら日常を過ごす。
その中で気に入った美しい女性の肖像画をコレクションし誰にも見せず一室に篭り続ける。
社会的に見ればかなりのお金持ち、満たされた地位にいる彼はそれでも孤独に見える。
外界との拒絶をしていた彼はある意味少女と良く似ていた。
それ故に彼女に恋をした途端のめり込み、あれ程規則正しく生活をしていた彼は狂って行く。
少女が姿を消した途端取り乱し、競売の最中で電話をしたり、仕事もだんだんと疎かになる。
この作品の中でとても好きだったのは細やかな表現だった。
(最初はどんな時でも手袋を外さず、他人の携帯を使う時はティッシュを挟む徹底的な彼の潔癖ぶりが、後半になるにつれみっともない姿になる所など)
そして意味深なオートマタ。あらゆる質問に答えるという人形は完成することなく彼の前でみすぼらしい姿を現わす。
そしてあのラスト。
だが彼はある意味つかの間でも幸福だったのかなと感じる。
偽りの愛、騙され全てを失い、たとえ手元に残ったのが少女の肖像画1枚でも、待ち続ける選択をした彼は、「来ない物、手に入らない物を待ち続ける」というある意味での幸福を手にすることができたのではないだろうか。
ラストがつらい
引き込まれます
多分いいかも!
ものすごくイタい恋物語
多分面白いと思う
何かあるとは思ってたが
文句無しに面白い
宇宙童貞
期待したほどではなかった
醍醐味満載
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の名前だけに惹かれて映画館に足を運びました。予想以上に混んでいて??結構マイナーな作品なのにと、まったくの事前情報が無いままに椅子に身を委ね・・・気が付くと、どっぷりと映画の中に取り込まれた自分がいました。まさに物語、映像美(カメラワークも惚れ惚れするうまさ)そして何よりも役者のパワーが相まって、2時間超の至福の時間はあっというまでした。
更に、良かったのは鑑賞後に珈琲を味わい紫煙をくねらせ、ストーリーを追いかけ張り巡らせた「複線」に思いをはせると・・・そ、そうだったのか、そう言えばあの台詞も・・などと連れと語り合える楽しさも、昨今の映画ではさほどないような気もします。
ハリウッド系の映画に慣れている方や、分かりやすい内容を求めている方には少し違和感があると感じますが、私は正に映画というエンターテイメントの持っている醍醐味を久しぶりに感じた映画でした。
こぼれ話ですが、映画の中でクレアが何気なく取っているポーズが有名な絵画や彫刻と同様であったりします。監督自身が楽しんでいる作品でもあるんですね。
や、やられた!騙された!
顔のない依頼人というより、顔の見えない依頼人ですかね。
この映画は美しい美術品がたくさん出てきます。絵画好きにはたまらない映画でした!
本編は謎解き要素があって見ていて飽きない。主役のジェフリーさんの気難しい主人公の演技は、上手すぎてちょっとキライになってしまう程…w絵画に恋するとか某漫画に出てくるモナリザの手に興奮するキャラか
ラストは不意打ちでした。胸がきゅーんとするというか、ムカムカというか…言葉で表現しづらい気持ちになりました。
フラグはバリバリたってたんですけどね
最後の方を観てから振り返ると、あれはそういうことかーとか、だからあそこであいつはああ言ったのかなーとか考えてしまいます。
二回目も観たいです。結末を知った上でもう一度。(リピーターキャンペーンもやっていたので)
この贋作に本物はあったのか?
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