鑑定士と顔のない依頼人のレビュー・感想・評価
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さすがイタリア。。
この映画、イタリア発だったんですね、納得。
イタリア映画が生半可な月並みの安いメロドラマに収める訳ありません。
主人公オールドマンなる独身老人鑑定士が顔のない依頼人に招待され次第に惹かれていき、衝撃の終止符で締める映画です。
ある意味老人虐待の映画。
個人的には流石、イタリアと賞賛したい。
同時に、何度も見なくて良いかなと感じた。
伏線はわかりやすく、キーパーソンの存在要素が明確で高評価。
然しながら極端な見せ場が一箇所に集中しているため、シナリオがわかってしまうと伏線回収に二度見たいほどの甲斐甲斐しさは無いでしょう。
この伏線が考えさせられます。
生涯を掛けて蒐集した鑑定士オールドマンのコレクション
これは正当な手筈で集めたものではないのだから。
彼自身映画の序盤で「影の存在」と自分を称しています。
見所はここかもしれません。
ここの解釈が、エンドロールでの気分を決定するでしょう。
この映画のポイントは、彼の恋愛プロセスに「影の存在」を極めて薄く匂わせている所。このような背景を薄める技法が其処此処に散りばめられています。
この技術はおそらく歴代の監督史でもあまり見ませんね。
この結論に納得させられるだけの度量があれば
素晴らしい映画となるでしょう。
まさに名作!素晴らしい一本!伯爵品質保証作品に認定!
架空の愛と幸福
社会のコミュニティーから外れた鑑定士が部屋に篭ったままの少女に恋をする話。
この作品では鑑定士の孤独に強く惹かれた。
現実では1人で誕生日を祝い、誰とも行動を共にせず、競売氏としてひたすら日常を過ごす。
その中で気に入った美しい女性の肖像画をコレクションし誰にも見せず一室に篭り続ける。
社会的に見ればかなりのお金持ち、満たされた地位にいる彼はそれでも孤独に見える。
外界との拒絶をしていた彼はある意味少女と良く似ていた。
それ故に彼女に恋をした途端のめり込み、あれ程規則正しく生活をしていた彼は狂って行く。
少女が姿を消した途端取り乱し、競売の最中で電話をしたり、仕事もだんだんと疎かになる。
この作品の中でとても好きだったのは細やかな表現だった。
(最初はどんな時でも手袋を外さず、他人の携帯を使う時はティッシュを挟む徹底的な彼の潔癖ぶりが、後半になるにつれみっともない姿になる所など)
そして意味深なオートマタ。あらゆる質問に答えるという人形は完成することなく彼の前でみすぼらしい姿を現わす。
そしてあのラスト。
だが彼はある意味つかの間でも幸福だったのかなと感じる。
偽りの愛、騙され全てを失い、たとえ手元に残ったのが少女の肖像画1枚でも、待ち続ける選択をした彼は、「来ない物、手に入らない物を待ち続ける」というある意味での幸福を手にすることができたのではないだろうか。
ラストがつらい
引き込まれます
多分いいかも!
ものすごくイタい恋物語
多分面白いと思う
何かあるとは思ってたが
文句無しに面白い
宇宙童貞
期待したほどではなかった
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