私の男のレビュー・感想・評価
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二階堂ふみちゃんと原作ファンです。
やっぱり原作と違うところがあると萎えてしまう。わたしはそういうタイプなんだな、と分かった作品。流氷などの映像も、二階堂ふみちゃんも良かった。ところでずっと花が主人公だと思ってたけどもしかして違うの…?
二階堂ふみはすごいけど。
桜庭一樹については、この直木賞受賞作の前に日本推理作家協会賞をとった「赤朽葉家の伝説」というのがあって、そのときに注目していた。
例によって、まだ読んでいないのだが、あれよあれよという間にメジャーな作家になった。
奥尻島の津波がモチーフになっていて、そこでひとりぼっちになってしまった花と、花と出会うことで家族を作ろうとする淳悟の結び付きが物語の骨子である。
花と淳悟のことを、まわりはほっとかない。これが地方ということか。
都会でひっそりと暮らしていたなら、誰もふたりのことは気にかけず、ふたりは思いのまま生きていけたはず。
花は学校でもうまくいっている風、普通に就職し、また上京もして結婚相手も見つける。
この成長していく花を、二階堂ふみが説得力をもって演じている。
現在の若手女優のなかでは群を抜いた演技力である。「渇き。」であの程度の役しか与えなかった中島哲也は非常にもったいないことをしている。
北海道の風景と淳悟、花の荒涼とした生活はシンクロしていて、映画としてはすぐれているのかもしれない。
間違いなく熊切和嘉の力作だと思うが、僕とは合わなかった。
主演の二人の演技は凄いけど。。
原作を読まないで観ただけに、先入観を持たずに観れました。まず、主人公2人の演技が凄い。流氷のシーンとか、印象深い 見所は沢山ありました。
でも、全般的に話が荒削りな部分があるような気がしたのと、後味が悪い。
個人的には観客の想像に任せ切るのか、徹底的に悲劇で終わるかして欲しかった。
二階堂さん◎
俳優さんのキャスティングが好きです!
二階堂さんの演技力はやはりすごいと思いました◎
そして浅野さんもあの役はまっていましたね。
ストーリーに関しては期待しすぎた気がします。ひとつひとつが浅いと感じました…。
映像のひとつひとつ尺が長めで、正直言ってどこのシーンも醜いものを映し出しているのでうっ…って感じでした(笑)
映画を見終わった後決していい気分ではないですね。
ですが私自身掻き立てられるような不思議な感じでした(笑)
見る価値はある映画だと思います!
俳優さんたちがうますぎて
映画じゃなく現実で、自分が傍観者?当事者?として関わってると錯覚するほど。
だからすごくリアルに胸くそ悪くなったり、気持ち悪かったり。。
あの二人!絶対地獄に落ちろ!
なんなら河井青葉さんが復讐してほしかった!
河井青葉さんの演技が1番良かった!
アカデミー賞と無関係で個人的に助演女優賞をあげたい。
たしかに
原作は読んでいないので、純粋に映画を見ての感想。
まず印象ですが、私には選択肢のどれも当てはめられません。
(よくわからない基準なので「単純」にしました)
原作者も本作の監督も、「美しい愛」を見せたかったわけではないでしょうし、こんなもんでしょう。
血の絆を持つ者同士の情と、それとは別に蠢く性愛が、
実の親子(かどうなのかはっきりとはわからなかったけど)とはいえ男と女、の二つの視点から描かれていました。
これはやはり互いに分かり合えない部分もあるのだと、感じることができました。
映画としてはもうすこしカタルシスがあってもよかったか…。
既に引き合いに出されているようですが(スタッフ、キャスト以外あまり予備知識を入れずに見る方なので)、確かに「愛のコリーダ」を彷彿とさせます。
「俺の体はお前のもんだ」みたいな。
藤竜也さんでてるしね。
別に、似ている、共通する部分がある、といいたいのではなく、
こういうインモラルな愛を表現したかったんだな~と、ね。
わからないな、授賞した理由が
もともと他人だもんね、有りがちな心理と受け止めましたが。ならそのテーマだけで最後まで行きますかね?和尚さんかわいそう。浅野の演技もたいしたことない。ラストもイマイチ、後味の悪い作品だな。
出演者は素晴らしい。でも…
原作を読んで、二階堂ふみちゃんが好きなので観に行きました。
浅野さんと二階堂ふみちゃんの雰囲気、本当にすごかったと思います。
自然すぎて。
ただ、原作を読んだ者としての感想…
なんだかこの映画だけ観た人にはただの近親相姦の印象が強いんじゃないかと…。
違うー!ってラスト、心の中で叫んでました。映画の流れ、ラストだけみると、二人が欲望?のままにその関係になったように思えてしまいます。
どんな心情の流れで、どのようにお互いを必要としてきたかは、やはり原作を読んで理解出来るかと。
いろんな思いとか葛藤があったのに…。
でも、絵や雰囲気がキレイなので、また観ようかなとは思います。
TOKYO映画018 99匹の羊は癒せなくとも
好きか嫌いか
理解できるかできないか
理解できずとも
共感できるかできないか
それがはっきりとわかれる映画だ
僕は好きな映画でした
胡散臭いセリフがひとつもない
純度の高い作品
万人受けはしないだろう
99匹の羊は癒せなくとも
彷徨う1匹の狼の魂は救えるかもしれない
だらだらした狂気
気持ち悪くだらだらしていました。
だらだらの中に積もり続ける狂気が含まれていて、寒々しい気持ちになりました。
震災で亡くなった父母の見せ方が印象的で見事だと思いました。
予告編で花ちゃんを中心に据えた物語なのかと思っていたのですが、浅野忠信演じる淳吾のだらだら世界が作品を覆いつくしている感じでした。
とはいえ、花ちゃんを演じる二階堂ふみはほんの少しも目を逸らすことを許さない存在感、すごい。引っ張り回され続けました。
台詞が聞き取りにくい所が結構あって、その度ちょっと醒めるのが残念でした。
2回観ました。
二階堂ふみさん演じる花の中学生から大人までがリアリティーがあってとても良かった。浅野さん演じる淳悟と息もあっていた。流氷の海を泳ぐ真似をするシーンと小町さんと一緒にいて淳悟の事を可愛いと言っているシーン、大塩さんと争い、流氷の上で私が許すと叫ぶシーンが好き。小さい頃の花も、真っ黒いくりっとした目をしていて可愛かった。
嫌なものを見てしまった
原作未読
作品としては良いのかもしれないが・・・
何の先入観もなく観たが、波長に合わない作品だった。
眠れると言うより目を覆いたくなるような描写多し(個人的に)。
・各シーンがいちいち、尺が長めな印象。特に冒頭がダラダラと長く感じた。
・映画的短縮なのだろうが、津波からその日のうちに紋別に行っている風な表現はいかがなものか?
・田舎町で爺さんと女子中高生が歩いていたら、誰も見ていないことはなかろう。誰の目にも触れず、殺人が可能とは思えない。また、流氷が足で蹴るくらいで沖合に流されるとも思えない。
・曲がりなりにも警察関係の人間が北海道から訳ありで上京して帰ってこなかったら、同じ場所に住んでいられる話にならないのでは?
・北海道人からすると東京に行く前にまず札幌だよな?と思えるので・・・この手の話で必ず道内の地方都市からいきなり東京と言うのが違和感のあるところ。「北の国から」あたりから?
リアリティは感じなかった。
深刻ぶったファンタジー?
画自体は実在感があり良かったようには思う。
淳吾と花の関係性を時間経過と共に理解する作品。
面白かった。
確かに面白かったし、主演二人の怖い程の凄みにはグッときました。
が、色々な前評判や予告等で期待パッンパンに行った結果。
若干の残念感が、という印象になってしまいました。
特筆すべきは主演二人。
作中に登場人物が少数であるため主演の二人が話を引っ張っていきます。
浅野忠信、二階堂ふみ共に良かった。
序盤の淳吾の不可解さ、怪しさ。
底の知れない淳吾が花を引き取る場面はゾワゾワしたものを感じます。
本当にこの娘は“花”なのか、と想いが過る不信感すら。
しかし時間の経過と共に底が知れなくなるのは花。
幼少期の自身の力では開けられないペットボトルを抱きしめる姿から始まり。
中学生の時点で未熟さと同時に淫靡さ、そして貪欲さが滲みでています。
淳吾以外に然程興味を持っていない点も異質感が。
二人の関係が明らかになるにつれて、花の異質感が高まっていきます。
そして時間が経つにつれて覚える彼等の関係性の違和感。
これは対等の関係からなる愛なのか。
大人が子供を絡め取り籠絡した関係性なのか。
いや、明らかに異なる関係性が時間を掛けて綿密に醸成されており。
この関係性に溺れているのは、そして溺れさせているのは誰か。
という点でゾッとしてきます。
違和感が確信に変わるのは北海道紋別ではない土地での二人。
或ることを切欠に二人の関係性に変化が…生じない点にハッとさせられます。
そこで見えてくる花の共通する、変わらない立ち位置。
以降の展開はその確認作業であり蛇足と言えば蛇足の展開に。
しかし随所で見られる淳吾の醜い感情は淳吾側の“正しい反応”として観ていて面白かったです。
終盤まで期待を裏切らない流れになっていました。
惜しむらくは見せ場が弱いこと。
北海道紋別での淳吾と花の自室での行為の演出。
そして中盤の見せ場である流氷での遣り取り。
正直、あんまりピンとこない場面になっていました。
特に流氷の台詞応酬の陳腐さ、結末の画面の格好悪さには失望しました。
藤竜也が演じる大塩の言動が鬱陶しく感じたのは自分だけでしょうか。
淳吾と花の関係性を時間経過と共に理解する本作。
『モスクワ国際映画祭コンペティション部門』云々が更なる期待感を煽る状況になっていますが。
フラットな状況で鑑賞すれば十分楽しめると思います。
オススメです。
There will be blood
そこに血は流れている。
家族になるために男と少女が選択したもの。
原作の濃厚な筆致をどのように映像化したのかたのしみにしていたが、演出がただただ好みに合わなかった。血を垂れ流す演出は安易だと思った。鳴く流氷もうまく生かせていたとは思えない。
ひとつだけ、息をとめたくなるような、においが伝わる演出は素晴らしかった。
う〜ん…
最高のキャストと最高の演技、最高の映像なんだけど、何かもったいない
ただ欲望のままにーって感じでした。
それでいいのかな??
でももう少し大切なものとか、美しさとか、何か足りないような…
ラストもあの終わり方だと花がただの淫乱な女の子みたいで残念でした
原作読もうと思います
ただ淳吾の帰りを待っていて、帰って来た時のふみちゃんの表情はよかった
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