私の男

劇場公開日:

私の男

解説

作家・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作を、「海炭市叙景」「夏の終り」の熊切和嘉監督が映画化。孤児になった少女と、彼女を引き取った遠縁の男が、内に空虚を抱えながらも寄り添うようにして生きる姿を、北海道の雄大な自然を背景に描き出した。浅野忠信と二階堂ふみが主演し、共演にも高良健吾、藤竜也らが実力派が顔をそろえている。10歳で孤児となった少女・花は、遠縁の男・淳悟に引き取られる。ともに孤独な2人は北海道紋別の平穏な田舎町で暮らしていたが、ある日、流氷の上で起こった殺人事件が報じられる。そのニュースを聞いた2人は、逃げるように町を後にするが……。

2013年製作/129分/R15+/日本
配給:日活
劇場公開日:2014年6月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第38回 日本アカデミー賞(2015年)

ノミネート

優秀主演女優賞 二階堂ふみ
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(C)2013「私の男」製作委員会

映画レビュー

0.5R15の理由は高良健吾の上半身のせいらしい

2014年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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しんざん

3.5ああ、そういうことだったのか

2014年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

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共感した! 2件)
momokichi

3.5熊切和嘉監督が放つ渾身の力作! 二階堂ふみに唸る

2020年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

北海道出身の熊切和嘉監督が、「海炭市叙景」でもタッグを組んだ撮影監督・近藤龍人と再び相まみえた。浅野忠信の座長ぶりに見惚れ、二階堂ふみの根性に唸らされた。
流氷が来るまで粘り、流氷から海中に落ちても撮り切ったスタッフ、キャストの根性に最敬礼。
16ミリ、35ミリ、デジタルと、3種のカメラを使い分ける撮影手法は必見である。
モスクワで2冠に輝いたが、賞には恵まれなかった二階堂に力いっぱいの喝采をおくりたい。

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大塚史貴

3.0俺の女

2025年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD



気になっていたものの観るには覚悟が必要だと
何年ものあいだ手をつけられなかった作品

観たいと思ったその日は心がどす黒くて
この作品の情景そのものだったので鑑賞



そこにあったのは歪んだ愛でした

邪魔な人間には消えてもらわないと
利用できる人間は利用しないと

守るためには手段を選ばない二人がいました

「家族がほしかった」

一般的な家族とは違うかたちの家族
もしかしたら映画だけの話ではないのかも
こういう家族もいるのかも
いろいろな人間がいていろいろな生き方がある

花は結婚して淳悟から離れるけれど
身体を重ねて歪んだ愛を確かめ合うのは
ずっと変わらないのだと思う

花は婚約者のことなんてちっとも愛してなくて
淳悟の生活を守るためにお金と結婚する



二人のねっとりとした
異様な光景を目の当たりにして
東京に逃げてしまった青葉さん

雪が似合う清楚な美人だったのに
すっかり変わり果てていて衝撃的でした

僕の想像だけど東京に逃げた青葉さんは
二人のことを忘れたくても忘れられず
夜の街で酒と煙草と男に自分を沈めている

だけど青葉さんは淳悟のもとに
花がやって来ても来なくても
結婚できなかっただろうなと思う

「家族がほしい」と思っているのに
淳悟はいつまでもプロポーズをしないから



自分が最低な両親みたいになりたくなくて
淳悟は結婚に踏み切れなかったのかもしれない…

花とはそういう葛藤や努力をする必要はない
青葉さんよりも楽に家族になれる

遠いけど同じ血が体内に流れているという
生まれながらの宿命がそこにあるから

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羊