アメイジング・スパイダーマン2のレビュー・感想・評価
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スーパーヒーローの力=呪い
今作で自身の両親の死の秘密が明らかとなるが、その内容はとても驚かされるもので、アメイジングシリーズというのはそのサスペンス感も相まって歴代のシリーズで一番好きな作品だ。
クモにかまれたから超人的な能力を得ることを当たり前のように感じていたが、それにはちゃんと理由があって彼でなくては適応できないという設定がとてもしっくりくるものだった。スパイダーマンになる運命というのは最初から決まっていて二作を通してスパイダーマンになることの責任の大きさ、それこそが宿命なんだと思う。スパイダーマンはよく軽口をたたいて相手を挑発するそのコミカルさが俺の中では強いのだが、実は誰よりも重い過去を持っていて、その実は孤独なヒーローなのだとこの作品で痛感した。いわばスパイダーマンのヴィランはスパイダーマンのもう一つの姿で、トビーはうまく適応できたのにもかかわらず、ヴィラン側は欲に飲み込まれて俯瞰全体として成立してしまう。スパイダーマンが陽で悪役が影の存在としてちゃんと両立しているのだと思った。
悪役のエレクトロはとにかくスパイダーマンにあこがれを持つ人間であるがそんな彼が突然スパイダーマンと同じ力を得ることになるが人々は得体のしれない彼よりもスパイダーマンを応援する。
輝かしく光るスパイダーマンに適応できないものが憎しみを覚えるのはまるでコインの表裏一体さを感じざるを得ない。そのスパイダーマンをうらやむからこそ負の存在が生まれてしまう過程を描いたのが今作なのではないだろうか。
今シリーズのハリーは自身の親から受け継いだ病気が原因で苦しむ。そんな彼も自身の血の宿命に苦しみ、ピーターも親の血を受け継いでいるからこそスパイダーマンという宿命を背負うことになる。それはまさしく呪いのようなものを感じてしまう。
また、グウェンの父親の姿が終始幻影として出てくるのも彼自身の責任の表れや迷いなどが上手くあらわされており、葛藤が垣間見える演出となって最初から最後までとてもうまい構成であると認識できた作品だ。
スパイダーマン、代役をありがとう
この2代目スパイダーマンの皮肉と煽り口調はどことなくゲーム版のスパイダーマンに似ているけど、ベースは2代目に合わせてるのかな?珍しく純粋なヴィランってライノなんじゃね(°д°)?、誰かに依存し続けて生きていき、その怒り狂って善人から悪人に堕ちていくマックスことエレクトロは本当に可哀想……でも、その電気能力は俺的にカッコイイと思うわ( ´∀`)b前作のリザードとは違い、街全体のエネルギーを使いこなすこの荒技にどう対抗するのか!さて、旧友ハリーが初代ハリーと比較すると……どうしてここまで落ちぶれちゃったのよ……グリーンゴブリンの出番少な(笑)んで、続編ありそうな感じで終わるんだけど、残念ながら当時のファンには受け入れられずに3は残念ながらありません(´-ω-`)ただし!最新作スパイダーマンでは別の世界線にてリザード&エレクトロが大暴れするのでそちらも良かった観てみよう(^ω^)
ただただかっこいい。
いいじゃん!
今回も
これで終わりだなんて惜しい作品。
親愛なる隣人スパイダーマンことピーター・パーカーの毎日は大忙し。元カノのグウェンに死にかけの親友ハリー、そしてヤンデレ気味な電機技師のデュロイ・マックスに振り回されながらも彼はあなたの親愛なる隣人スパイダーマンとして人々に希望を与えます。
前作ではピーター・パーカーがスパイダーマンになるまでの過程を丁寧に描いたことで、本作では序盤から弱気を助け強気を挫くヒーローとして大活躍。本作ではウェブ・シューターから射出されるクモの糸を活用した戦闘アクションが前作に比べるととても多彩で、中でも本作のメインヴィランであるエレクトロとの戦闘は見る価値があります。
元カノのグウェンとの関係。親友ハリーの命を蝕む奇病。両親の死の真実。自分の時間を削りボロボロになっても人々を助ける、親愛なる隣人を演じながら、ピーター・パーカーは自分を取り巻く様々な問題に立ち向かいます。例えそれら全てが良い結果で終わることがないとしても。
アンドリュー・ガーフィールド演じるアメイジング・スパイダーマンシリーズは本作でラスト。少々物足りない気はしますが、本作は他のスパイダーマン映画と比べても負けないくらい面白い作品であると思います。
過去鑑賞作品
大人の事情はさておき
青年ピーターの居場所
いやー切ない。
文句なし
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