ファントム 開戦前夜
劇場公開日:2013年10月12日
解説
冷戦時代、ハワイ沖で消息を絶ったソビエト連邦の核ミサイル搭載潜水艦をめぐって米ソが繰り広げた情報戦「プロジェクト・ジェニファー」の謎を描いたミリタリーサスペンス。1968年、冷戦下のソ連。旧式の潜水艦B-67の指揮を命じられたデミトリー艦長は、「ファントム」と呼ばれる謎の試作装置と、その実験のため同行するブルニー、ガーリンという2人の技術者を艦に乗せ、航海に出る。しかし、ファントムには誰も近づくことが許されず、デミトリーや副長のアレックスは、ブルニーらの正体や補充された要員の身許にも不審を抱く。そんな時、B-67はアメリカの原子力潜水艦と遭遇。ブルニーがファントムを起動させるが……。
2012年製作/97分/G/アメリカ
原題:Phantom
配給:KADOKAWA
スタッフ・キャスト
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2022年9月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ロシアとアメリカの核戦争勃発の危機を描いた実話。
潜水艦内での核ミサイル発射への攻防をスリリングに描く。
引退間際の艦長を演じるエド・ハリスが、さすがの演技力で魅せてくれます✨
ドゥカブニーが悪役というのも珍しい気がしますね。
個人的には、少し予告負けしたかなぁという印象😅
やはり「クリムゾン・タイド」の緊迫感が凄すぎて、同分類の映画として比較してしまう所がある💧
でもこういう事が実際にあったのかと勉強させられるし、名優同士の争いはなかなか見応えがありました。
2021年3月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
軍部の強硬派に乗っ取られたソ連潜水艦を、ロシア側から描く物語。
実際にあった旧式ソ連潜水艦の沈没事故からインスパイアされた映画のようです。
潜水艦映画は、その緊迫感に外れがないとも言われますが、この映画は外れに感じます。
一番納得感がないのが、ソ連潜水艦側で語られる「アメリカ賛美」のシーン。ハリウッド映画とはいえ、流石にそのプロパガンダは興ざめします。
また、狭い潜水艦内部のみの展開は、緊迫感よりは安っぽさを感じてしまったのもマイナスに感じました。
決して面白くなかったわけではないですが、評価は厳しめです。
2020年11月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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潜水艦ものに外れなしのマニアの格言を信じて鑑賞、地味な部類でしょうが楽しめました。
1968年に、ソ連の潜水艦K‐129がハワイ近海で謎の撃沈を遂げた実際の事件を題材にしている。アメリカが発見し海底で二つに折れたミサイルが回収されたそうだが米ソ共極秘にしているので真相は闇の中である。
プロットとしては勿論フィクションなのだが隠密行動では似たような「レッド・オクトーバーを追え! 」の軍幹部の亡命より過激派の陰謀の方がもっともらしいが、音響装置で偽装し米中戦争を目論むのでは007「トゥモロー・ネバー・ダイ」のメディア王カーヴァーもどきの妄想劇に見えてしまうでしょう。
タイトルのファントムは音響装置の呼称なのですが音はタンカーに偽装しても方向からバレそうに思えますし秘密兵器というにはちゃっち過ぎますね。
レッドオクトーバーや007とは予算が違い過ぎるのか、肝心の潜水艦同士のバトルも無いわけではないが迫力に欠け凡庸、活劇より老艦長(エド・ハリス)の人間性にフォーカスが当たりすぎで湿っぽいし、アメリカを賞賛、擁護するセリフは嘘くさい、まあアメリカ映画だから仕方ないですね。
艦長を発作が襲うのだが潜水艦乗りにてんかんの人が多いのは爆雷攻撃の轟音によるトラウマと聞いたことがある、狭い艦内はリアリティがあるのだがミサイル担当が閉所恐怖症では乗船自体が無理、カナリヤは良いとしても犬まで必要でしょうか、下手に気を揉ませる小細工は勘弁してほしい。
肝心の艦内の反乱シーンも敵の人数が読めないし、KGBの悪役(デビッド・ドゥカブニー)がエドハリスに端から貫禄負けしているので緊迫感が薄い。
実際のK‐129は深海に沈んだので生存者はいない、最後のデッキの上の整列はゴーストという設定も湿っぽいが、実際の乗組員の遺体を回収した時のビデオがソ連に贈られ遺族に見せられたという逸話が残るので、第三次大戦の危機を身を挺して食い止めてくれた英雄たちにせめてもの礼を尽くすと言うことでしょうか・・。事実とすれば実に恐ろしい、キューバ危機を凌ぐ戦慄のエピソードですね。
2014年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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まあまあ面白かったけど、誰が敵だったか顔がさっぱり覚えられず、モヤモヤした。ロシアの事情に疎いので把握できないところもあった。
明確な敵は2~3人だったように思うのだが、それなら後ろを向いたり、別々の行動をしたりしている時に殴りつけてやれば簡単に制圧できそうなものではないのか。どうなんだろう。
潜水艦同士の戦闘は見ごたえあった。
核の起爆を防ぐ工作をしていた人は、発射台で死んでしまったのだろう。その描写はなかったのだが、気の毒だった。
とにかく短くてよかった。