タイピスト!

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タイピスト!

解説

1950年代フランスを舞台に、タイプライター世界大会に挑む女の子の奮闘を、当時のカルチャー&ファッション満載で描いた作品。故郷の田舎町を飛び出したローズは、あこがれの秘書になるため保険会社に就職するが、すぐにクビを言い渡されてしまう。クビを免れる条件は、彼女の唯一の特技であるタイプライター早打ち世界選手権で頂点に立つこと。上司ルイのもと特訓に励むローズだったが……。ローズ役に「ある子供」のデボラ・フランソワ。

2012年製作/111分/フランス
原題:Populaire
配給:ギャガ
劇場公開日:2013年8月17日

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(C)2012–copyright: Les Productions du Tresor–France 3 Cinema-France 2 CinEma-Mars Films-Wild Bunch-Panache Productions-La Cie Cinematographique-RTBF(Television belge) (C)Photos-Jair Sfez.

映画レビュー

4.0クラシックだと思いきや、新作だとは!

2022年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

フランス映画に対する勝手なイメージ。「芸術的で、娯楽性に乏しい」という先入観を吹き飛ばしてくれた映画。

それも、何の予備知識もなくテレビをつけたらやっていたので、見ていたら、終わりまで見ちゃった。という展開の、掘り出し物。これは面白い。

そして見終わってから知った驚きの事実。この映画、クラシックではなく、クラシックのふりをした、最新作だったということを。

あいかわらずフランス製の映画って、女優を脱がせるし、ハリウッド映画に比べると、2割増しで女優が綺麗に見える。でも、そんなことどうだっていい。

気になったのは、この映画に漂う、恋愛と仕事に関する古臭い価値観。
それは、タイプライターという絶滅したマシンを扱い、むしろ現代にも通じる価値観(すなわち、タイピングの技術を磨くという切磋琢磨)を透かして見せたことと関係あるはずだ。壁にピンで留めてあるオードリー、マリリンは、古くても、損なわれることのない美しさのメタファーだ。

映画は、男と女が出会い、共通の目的に向かって成長していく中で、お互いを知り、惹かれあいながら結ばれる。良質のラブコメディのフォーマットを構成しておきながら、1950年代の男社会を濃厚に描いている。

あくまでも、女を選ぶのは男。
酒もあおるし、所かまわず煙草をふかす。
女はアシスタントで、職場の花。
技術や知識は学び取るものではなく、与えられるもの。

この映画の女優さんがとても魅力的に描いてあるのに比して、男のなんという紋切り型で愚かしく映ることか。

フランスでは、シングルマザー率が高く、女性の社会進出も高い。未婚率も出生率も高いという話を聞いたが、究極のオトコ不要社会を実現させつつ、この時代のノスタルジーに浸りたいということか。

それとも、この作品を通じて、現代にも適う価値感を描きたいということか。

そういう意味では、あえて昔を舞台にした、「コードネームU.N.C.L.E」が目先を変えたバディムービーであったように、ありきたりのラブコメディを避けただけとはとても思えない。特にローズの心理を丁寧に描き、共感を誘う演出は見事だ。

2020.9.3

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うそつきカモメ

3.0レトロな雰囲気にファッション、小物、カラフルな色遣いなどストーリー...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

レトロな雰囲気にファッション、小物、カラフルな色遣いなどストーリー以外でも楽しめる。
音楽も合っていて良かった。
ストーリーがしっくりこなくて微妙という感じだけど、かわいい映画でした。

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よっしー

3.0レトロでかわいい映像

2022年3月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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カメレオン

4.0テンポよし、リズム良し、ファッション良し。

2021年12月24日
iPhoneアプリから投稿

の、王道中の王道映画。

本当めちゃくちゃ可愛い〜〜。

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大粒 まろん
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