ファーザーズ・トラップ 禁断の家族
解説
それぞれ母親の違う小説家のイヴァル、映画プロデューサーのミティヤ、父親と同居中のトルスティの異母兄弟が、自分たちの母親を捨てた70歳になる父親の誕生日を祝うために集まるが……。「モロ・ノ・ブラジル」「旅人は夢を奏でる」のミカ・カウリスマキ監督が、トルストイの「カラマーゾフの兄弟」に着想を得て、ダメ親父とおかしな息子たちが繰り広げる愛憎劇を、俳優たちの即興演技で描いた。「トーキョーノーザンライツフェスティバル2014」(14年2月8日~14日/ユーロスペース)にて上映。
2011年製作/90分/フィンランド
原題:Veljekset
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2018年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
カウリマスキなので観た。
いつものカウリマスキと比べるとマジメ気味?この人は笑わせたいんだか怖がらせたいんだか絶妙なとこで来るな。笑いと恐怖は紙一重、を追及しているのかしら。
2014年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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アキ・カウリスマキの兄であるミカ・カウリスマキ監督によるドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を下敷きにしたというオフビート・コメディ。
「カラマーゾフの兄弟」で果たしてコメディが出来るのかどうか疑いながら見始めたが、確かに出だしは(ハモンド・オルガン?の音楽もあいまって)ドタバタ・コメディとして上々。
しかし、一家の長男が久しぶりに戻って来た辺りからどうもコメディとしては怪しくなる。
各キャラクターも弾けたりないし、俳優陣による台詞も深刻さを増して行く。
おそらくタイトルの元になったと思われる父親の死んだフリもとても笑えない。
コメディとして見なければ、また違って見えるのかもしれないが、やっぱり「カラマーゾフの兄弟」をコメディにするというハードルは高かったか?
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