おしん

劇場公開日:

おしん

解説

1983~84年にNHK連続テレビ小説として放送され、平均視聴率52.6%という大記録を樹立した橋田壽賀子原作のドラマ「おしん」を、新たなスタッフ、キャストで映画化。おしんの少女時代に焦点を当て、ひたむきに家族を思い、成長する姿を描く。おしん役はオーディションで選出された新人子役の濱田ここねが務め、母・ふじ役を上戸彩、父・作造役を稲垣吾郎、おしんの奉公先・加賀屋のくに役を泉ピン子が演じる。明治40年、不作のため困窮を極めた谷村家は、7歳のおしんを奉公に出す。奉公先の材木問屋で働きづめの毎日を送るおしんは、雪が溶けたら家に帰れると信じて、つらい日々を乗り切っていく。しかしある時、店の財布から50銭銀貨がなくなる事件が発生。濡れ衣を着せられたおしんは、店を飛び出してしまう。撮影は、舞台となる山形県でオールロケを敢行。監督も同県出身者で、「あの空をおぼえてる」「星に願いを。」などで知られる冨樫森が務めた。

2013年製作/109分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2013年10月12日

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(C)2013「おしん」製作委員会

映画レビュー

4.5橋田壽賀子さんを偲んで

2021年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

萌える

テレビドラマの人気脚本家として長いあいだ第一線で活躍した橋田壽賀子さんが亡くなったのは今年の4月4日 橋田さんはテレビドラマ専用の脚本家で映画の脚本は一度もやったことがないようだ その橋田さんの代表作といったらやっぱり『おしん』 日本中が涙した 世界中が感動した 日本のテレビドラマの金字塔 リアルタイムでは観たことがなかったが最近BSで再放送がやっていたのでちょくちょく観ていた そのせいで出勤時間はいつもギリギリだった おしんといえば少女時代の印象が強いが意外なことに田中裕子が演じた青年期もなかなか面白い 文学座が田中裕子におしんのイメージがつくことを嫌いなるべく再放送を避けるようNHKなどに強くお願いしたせいでもある そんなわけでおしんといえば小林綾子であり少女時代が国民の記憶に強く焼き付いている それが影響してアニメもこの作品も少女時代のみにスポットライトを浴びせている 2013年の作品 初鑑賞 おしんの母親といえば泉ピン子で父親といえば伊東四朗でしょ お笑いの人がシリアスな演技するから良いのであって上戸彩と稲垣吾郎じゃ似合わないよ 当時はそう思って観なかった あのときの自分は馬鹿だった あの頃の自分は若かった 上戸彩も稲垣吾郎も良かったよ 橋田壽賀子自身は脚本にはノータッチで原作という立場で脚本は他人が書いている それでも橋田さんの脚本を踏襲し一本の娯楽映画としてそれなりにうまくまとめている 連ドラに比べたらたしかに駆け足だが比べること自体ナンセンスだ 橋田さんのエッセンスを十分に活かした傑作といえる 隠れた名作 何が1番良いってやっぱり主演の濱田ここね 子役の良し悪しはよくわからない自分でも彼女は天才だとわかる オーディションで選ばれた新人子役ながら数々の新人賞を獲得しただけはある 彼女の熱演はとても素晴らしい 特に川での「とうちゃん!」には自分でもびっくりするほど号泣してしまった 加代役として子役時代の井頭愛海が出演している のちに『鬼ガール』の主役として最近映画に久々に出演している 彼女が普通の子役なのだ 彼女が特別下手くそじゃなくて濱田ここねがうますぎるのだ 当時は彼女と比較され悔しい思いをしただろう 材木問屋の奥様役は堀内敬子だと思ったら菜葉菜で全くの別人だった 岩手と宮城の県境に住む自分でも所々山形の方言が聴き取りづらかった

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野川新栄

4.0感動しました。

2017年10月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

家族のために6歳の女の子が家を離れ、 働くなんて、 しかも、みんな優しくないし、当たり前のようにこき使われて、 どんな事にも負けないおしんが強くて涙が出ました。 きっとどんなに辛かったことか。 そして唯一泥棒呼ばわりされ、家出し、 行くとこのなくなったおしんを匿ってくれた優しいあんちゃん。 読み書きも教えてくれたり、 でも、目の前で殺されるという6歳が体験するべきじゃない事ですよね。 それでも強く新しい奉公先へ行き、働きたいと懇願し、挫けず頑張ったおしんは、 最後はみんなに可愛がられ、家族のありがたみを理解し、とても成長していると思います。

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Re

2.5最高視聴率62.9%→興行収入4億円…

2016年2月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

説明不要。 オリジナルは国内TVドラマ史に燦然と輝く不朽の名作。 その劇場リメイク。 平均視聴率52.6%、最高視聴率は62.9%という、共に国内TVドラマの最高視聴率。 昨今のTVドラマは15%取れたら高視聴率と言われてるから、いかにバケモノ級のTVドラマだった事か。 フ○TVの某社長なんかは喉から手が出るほど欲しい数字だろう。 実を言うと、TVドラマ版は見た事無い。 そういう世代なので。 私と同じ30代半ばの方なら、大まかには知ってるけどきちんと見た事無いという方は多いのでは? これが正真正銘の“初おしん”。 その感想はと言うと… まず、内容云々より、映画の出来。 ベタ、古臭い。 演技、演出、音楽全てが。 わざわざ今の時代に「おしん」を映画にする必要、あったのだろうか?? オリジナルは15分×297回で、4455分、74時間強。 そもそも2時間の映画に収める事自体無謀。 オリジナル未見でも要所要所のダイジェスト的に感じてしまったのは否めない。 また、少女期~成年期~老年期の年代物だったオリジナルに対し、映画は少女期のみ。 ここに萎えてしまった。 つまり、「おしん」という作品で誰もが涙した、家族と別れ奉公先で耐え忍ぶ薄幸の女の子でまた日本中の涙を誘おう、というあざとさ。 やりようによっては、映画も年代物に出来た筈だ。 作り手側の志し低さが表されてしまった。 おしん役の濱田ここねは達者な演技。 母親役の上戸彩も意外と悪くない。 父親役は稲垣吾郎である必要あったのかな? ファンにとっては小林綾子や泉ピン子らオリジナルキャストの出演は感涙モノだろうが、泉ピン子が嫌いな自分にとってはどんなにいい役だろうと好きになれない。 内容は確かに悪くない。 ただ新味や映画的オリジナリティーは皆無で、さっきも挙げたように今の時代に「おしん」を映画にする必要性を結局最後まで感じられなかった。 きっとそれは、観客側も同じだったのだろう。 最高視聴率62・9%が、興行収入4億円。 この数字が答え。 TVドラマ版を見てみよう、とそそられなかったのも痛恨。

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近大

3.5ドラマを見たくなる魅力はある

2015年1月31日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

そんなに悪くない。 って思うのはドラマ未見だからなのかもだけど、ドラマを見たくなる魅力はある作品だった。 とりあえず上手くはまとめてあるかな。 でも、〈濱田ここね〉が一番頑張ってた。 裸にされるわ、ぶたれるわ、雪山歩かせるわと体当たり。 演技も頑張っていて良かった。 たださ…上戸彩が母親役ってどうなのかな? 見た目が28歳くらいだけど劇中では何歳なんだろう… しかも、娘には兄までいる… 兄の年齢が16歳あたりだから産んだのは12歳!? 稲垣は、35歳あたりだから19歳で結婚!? なんてとんでもない家族… 役者はちゃんと選んだ方が良いと思います。 あとエンディングロールが何よりもダメ。「何見てたっけ?」って思わせる曲はダメだろ。 とりあえず見終わると気になる部分が多いが、少女の話としてはそれなりによく出来ている作品。 とりあえずドラマ見ないと…

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作品に向き合うゆき平