かぐや姫の物語のレビュー・感想・評価
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幼い頃の違和感の意味を知る。
彼の作品はどうも苦手だと今まで思っていたのだが、
これはなんというか……凄まじかった。
小さなころから時折感じていた
「姫」たちの物語への微かな違和感。
それをこんな形で目の前に突きつけられるとは。
あまりの緊張状態に、こめかみがまだずきずきする。
全部おじいさんが悪い
このタッチのアニメは好きじゃない。かぐや姫の幼児の頃の描き方が秀逸と聞いていたのだけれど、自分には赤ちゃんがいないのでどれほどリアルだったのかもわからず。
なんだかおじいさんがものすごい悪役になっちゃってて、感動するにもできなかった。
仏陀は月に住んでるの?
圧巻! アニメーションの凄さに舌を巻いた! かぐや姫のキャラもかな...
圧巻!
アニメーションの凄さに舌を巻いた!
かぐや姫のキャラもかなり今日的で見やすい。
でもラストのあのお迎えのビジュアルはどうなんでしょうか?まーでも竹取物語の絵で似たようなの見たことあるからそれを元にしたのかね。
幻想的でした
ラストの天からの一行が奏でていた華やかな音楽が
全く華やかに聞こえなくて
むしろ不気味にすら感じさせられたところらへんが
すごく恐ろしく、違和感とか、そういうものを感じさせられました
そこも含めて作品を通して幻想的な雰囲気がありました
これアカデミー賞ノミネートされてたんですよね
最後は仏教感出てたけれどキリスト教徒たちなどの目には
どのようにに映ったのでしょうね
日本人はあまり宗教に感心がない人が多いから
え??みたいな、例えば私の家族がそうだったんですが。
宗教観むき出しの感じになるとちょっとひいてしまいますよね
先ほど言った違和感とかのせいも余計あると思います。
苦手意識がある人はきっとさけてしまいがちになりますよね
それから最後の手前のシーンの
名前忘れちゃった、あの男性と空を駆けたシーンは
暗喩ですよね
あの男性と再会してきっと愛を確かめ合ってたんだって思いました。
プレスコのいい感じ
もう一回見たいです
DVD売ってますかね
探してみたいと思います
ジブリのキリスト教布教活動の謎
ジブリ版の竹取物語が醜い
内容も改ざんだらけで著作権がもしあれば、作者から訴えられるレベル。
ジャングル大帝をパクったライオンキングみたいな。ジブリ版の竹取物語が醜い
かぐや姫→わがままで空を舞う超人ハルク
帝(ミカド=天皇)→アゴの有田哲平
お迎えの使者→妖精と釈迦さま
地球=日本→賤しくゴミな世界
初恋の男→妻子持ちで不倫推奨?
意味不明な内容を綺麗なアニメで描いた作品ですね。
「罪と罰」と言う「ユダヤ・キリスト教」的な信仰心を高畑氏がわざと入れ込んだのか? その目的は何なのか? 何が言いたいのか不明。
ググると、「ハイジ」「キリスト教の布教」「宮崎駿」「鈴木」…と出てきた。やっぱりな。
興味ある人はググってみたら?
赤毛のアン
試写会でも見たんだけども、地上波で再び。ところどころ口うるさいべしゃりが、どこかで見たなあ?とか思ったら、赤毛のアンなのね!高畑勲監督だしっ!!
だからね、翁のととさまがマシュー、かかさまがマリラって見かたをしたんですわ。
最後の、月へ引き戻されるときの音楽隊のメロディーが陽気なのに切なく、なきどころまで入っており、
旋律が覚えやすく、映画を見終えても頭の中で鳴り響いて、
月のお城で地球を思って涙をながすかぐや姫ちゃんの気持ちになれる気がします。
ぷるぷるねいねい、山岸涼子が好きだからか、あの世界感を感じる。
日本には有名なプリンセスストーリーがあまりないので、かぐや姫に頑張ってもらうしかないです。
ディズニーのプリンセスストーリーが大好きなので、日本でも作ってほしかったです。
でも、他にあるのかもしれないけど、昔からあるものとして日本では「かぐや姫」しか思いつかないです。
だから「かぐや姫」の制作に、巨額のお金(どこに50億円も使ったのかわからないけれど・・・?)を使って、気合いを入れて作ったことは評価したいです。
今までのジブリ作品にはなかった画風ですが、作品にぴったり合っていて、なおかつ一つ一つのシーンの画力がすごくて、心に迫ってくるものがあり、感動しました。
でもかぐや姫はどうして地上に降りてきたのだろう?
未来人なのか宇宙人なのか(神様ではないと思うけど・・・?)わからないけど、当時の地上の生活を味わいにきたか、逆に味あわされにきたのか、もしかしたら調べにきたのかもしれない。
個人的な解釈としては、かぐや姫は元の世界でも、さらにハイレベルな生活をしていたのだろうから、地上でセコくいい生活をするよりも、貧乏サバイバル的な生活を味わうために来たのだろうと思っていました。
やはりそういう生活をしないと、きついだろうけど”生きている”という感じは、なかなか味わえないような気がする。
別の映画ですが、「カイジ1」では、電流鉄骨渡りの時に初めて”生きている”という実感を持ったことになっていた。
金や着物が竹から出てくるのは、元の世界の人が心配してよけいなことをしたもので、それをおじいさんが勘違いして、かぐや姫の希望とは違ったことになっていったのだろうと思っていた。
でもそれだとわからないのは、オリジナルストーリーにあったかどうか忘れたけど、迎えの人に渡された羽衣を着ると地上の記憶がなくなるところ。
記憶がなくなったら、すべて意味がなくなるような気がする。
でも、そこがわからないところが深くていいところで、昔から語り継がれてきた理由なのかもしれない。
この映画の場合はよくわからなかったけど、いろんな解釈で「かぐや姫」を、もっとどんどん作ればいいと思った。
心地が良かった・・・。
近年まれに見る素晴らしい作品。
美術的にも味わいのあり古風で、まるで巻物をパラパラ漫画のように見ている独特な雰囲気と空気感。
最初の瞬間からその珍しさ、新しさ、清涼感?に包まれた感じです。
京都の人気の無い夕方の銀閣寺等の古い神社などにいるような感覚でした。
自分は絵を描くので少しオーバーな表現なのかもしれませんが、本当に全体的に不思議な感覚に陥ります。
また、思った以上にコミカルなキャラ、場面もあり、飽きがきませんでした。
誰が作ったのか定かでないこの物語、監督は新たな解釈を付け足すより、物語の悲しさ、キャラクターの心情、世界観に要素を絞ったのではないでしょうか・・・。
またラストは独自の表現もありますが、これは子供にもよく語られる有名な作品。描写として子供にも伝わるような描き方をしたのかもしれません。
音楽も映像もキャラクター・キャラ表情も奥深さがあり、声優も良かったです。
しいて言えば、尺が少し長い印象も・・・でも、その分が全体として描写的にもカバーされてるので特に気になりませんでした。
子供の頃何気なく読んだかぐや姫の悲しさがより深く伝わりました。
竹取物語に深い興味が湧きましたし、久々にDVDを買ってもいいかもしれません。私事ですが、かぐやの側近にいた背の小さな使いの女の人、登場時から少し現代じみた表現のかかったキャラですが、面白可愛くて愛着がついてしまいましたw
レビュー書き終わったら描こうと思いますw
表現手段としての絵巻物を現代の技術で再定義
高畑勲監督は表現手段としての絵巻物を現代の技術で再現(むしろ再定義?)したかったのだと思う.で,絵も凄いが音がすばらしい.音の密度というか背景含めた視覚情報の「省略」を埋めて余りある音,音.これはすごい
絵巻物の「絵」の情報量のままで動画化する際に重視すべきは心を含めた動きと音.筋だけなら古来の絵巻物で十分追えるのであえてそのままにし,感情と音の表現に今作は特化してる,,と見た.
心意気がすごい
かぐや姫の物語は、予告なんかを見たときはイマイチ惹かれずにいたもの。
この絵のタッチもあんまり好きじゃないし、何より今更なぜ竹取物語を映画化したのかわからなかった。
でも、やっぱり竹取物語の映画は見ておくべきかなと思ってた。
そんな感じでぼんやりとした興味を持ってるところに、宇多丸さんの絶賛評価を聞いて、急に見たくなった。
結果として、おもしろかったというか、心に残る作品になった。
アニメだし、結末ももちろん知ってるんだけど、月に帰っていくかぐや姫が単純に悲しくて。
赤ちゃんだったころから、本当にかわいがって育てて、姫のために都に行って、婿探しをして。
でも、それが原因になって手放さなくちゃいけない悲しさ。
しかも、天女の衣を着たかぐや姫は、もうこの世のことを忘れてしまっている。
映画自体は150分あって、長いんだけど、その長さがラストの登場人物たちの気持ちへの共感につながっていると思う。
帰ってきて解説を調べたら、高畑監督は登場人物の気持ちが書かれていない「竹取物語」を読んで、
気持ちをすべて自分たちで想像してこの映画を作ったそう。
実はハイジのときもそうだったらしい。
これは本当にすごいことだと思う。
全体に流れているテーマは、「何もない無の世界(月・都)は美しく完璧だけれど、
汚くても醜くても不完全でも何かある(この世・山)の方が生きている実感があって良い」というもの。
このテーマも素晴らしい。
御伽噺「竹取物語」
和の心を呼び起こす美しい旋律と、目に映る優しい世界に心が締め付けられるような切なくも温かいなんとも説明しがたい気持ちにさせられた。
その気持ちは、「生まれ持った日本人としての脈々と受け継がれた感覚」としか言い表すことができない。
8年の歳月に全霊で取り組んだ名匠の決意と気迫が伺える。
かぐや姫の罪と罰を描いた人生に、複雑な気持ちになり、賛否両論意見が分かれるのも納得できる。
作者不詳で解釈も受け手側に委ねられるものが大きいためでもあると思う。
また、帝や貴族が醜く描かれていたり、月の使者や仏が心の無いものとして描かれているのも、神仏や王、権力といった絶対的な存在へのアンチテーゼなのかと見受けた。
アカデミー賞にノミネートされ、話題になっているが、軽い気持ちで見ると痛い目を見そうな不思議な名作。
作品としては満点だが、心に残る切ないわだかまりを表現するのに半星引かせてもらいました。
今夜は良い夢見れそうだ。
最初、これは後世に語り継がれる傑作を目の当たりにしてるんじゃないかと思ったけど、何となく中だるみしてしまい、少し冷めてしまったけど、ラストがまたもの凄くよかった。これは、高畑勲監督の優しいメッセージだと思う。かぐや姫の幸せを願いながらも真逆のことをしてしまう翁も、かぐや姫をものにしたい私欲にまみれた帝やお偉いさんも、月から来た得体の知れない物に弓を引いてしまう人たちも全部ひっくるめて、生きてる手応えがあれば幸せなんだよ。と言ってくれてるようだった。素晴らしい。
素晴らしい
穢れ多き地球。生きとし生けるものは、限りある命を変化させながら、春夏秋冬を巡り回る。
穢れなき月。永遠で変わらない清浄な世界。そこに苦しみはない。まるで「死」の世界。
月の天女が、地球を想いながら歌う哀歌。それを聞いた姫は、不浄な「生」の地球に憧れた。(姫の罪)
憧れていた地球が、穢れと苦しみでまみれていることを悟り、「帰りたい!」と念じた時点で、姫を送り込んだシステムは終了。
姫は月に戻され、記憶消去システムで、すべてを忘れてしまう。(姫の罰)
地球への憧れを捨てさせるマインドコントロールは成功することになる。
月(清浄)の父は、地球(不浄)への憧れを捨てるように強いる。
地球(不浄)の父は、里山(清浄)への郷愁を捨てるように強いる。
愛と束縛について深く考えさせられた。
妻子持ちとなった捨て丸とのラブシーンは、危うくやるせない。
かつての天女のように、月に戻った姫もまた、地球を見ながら「待つとし聞かばいまかへりこむ」と歌うのだろう。
記憶は消えても、感情は残る。
ラストの赤ちゃんの笑顔が忘れられない。
アニメーション映画の頂点だと思う
冒頭から映画の世界に引きずり込まれた。優美で力強く躍動感があって、日本的な自然観、表現様式、美意識に満ちた絵巻物のようなアニメーション。
自分の心に忠実に、生きる実感を求めて葛藤したかぐや姫の限られた、でも永遠の時間。都での豪奢な暮らしも、そして実は月での神々しい穏やかな暮らしも、どちらも自我は殺され、心は他人性に支配される。それと、ときに不安定だけれど、精神が自由で、生きることの実感と愛おしさに満ちた遊動民の暮らしが対置されている。
シンプルで深くて詩的で、芸術性の高さが際立っていた。劇場で観たかったな。
普通にかぐや姫やってるだけ。
日本昔ばなしの超長い版。の域を出ない。
ダメ。
いったい、いつから面白くなるのだろう?と思いながら頑張って観ましたがバカみました。
こんな下らない作品しか作れないなら、新人を育てるか探すかしてください。
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