凶悪のレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
リリーフランキーが怖すぎる
悪役なんてイメージがない、いい人そう、そんな人が平気で人を殺していくなんて怖い
段々慣れていく、そしてあの笑顔がこれまた怖い
死体焼きながら肉食いたくなってきちゃったな〜とか
あたまおかしい
冷たい熱帯魚好きだったらこれもおすすめします
あとは山田孝之が知らず知らずのうちに引き込まれていって
気がつけば離婚
そして、一番殺したいのは、、、
狂悪
人の怖さの一種。
実在の事件の映画化。保険金殺人、地上げなどの殺しが罪悪関係なく行われること、全く簡単なことのように描かれる。人を殺める事になんのためらいもなく、あるのは金への執着。持つものから奪う、ただそれだけの事。
リリーフランキー、ピエール瀧演じる実在の犯人は一言で言えば箍が外れた人間。けれども彼らが殺人を時に楽しむように犯しながら、自分の身内には甘く、暖かい家庭(のようなもの)を大切にしている。かたや借金の返済のために父親を依頼殺人する家族の地獄感たるや、彼らは借金から逃げれたが、次は罪悪感から逃げ続ける事になる。普通の凶悪でない人々がまるで伝染病のように悪に蝕まれていく様を見事に描いている映画。これは事件を追う山田孝之を同じで、事件の真相に近づくにつれ、どこかで楽しいというか、もちろん使命感が大部分なのだが生きる実感、レーゾンドートルのようなものに取り憑かれるが故に彼らの死を願うようになっていくのもまた伝染病の一種なのか。
ラストで山田孝之の母親を介護施設に入れるシーンは難しい。これは施設に入れるのと殺してしまうのは殆ど一緒なのではないか?という演出にもとれるし、全く違うのも間違いない。殺してしまうのと、施設に入れて介護するのとでは全く違うのだけど、心情的には一緒なのでは、という描き方。
瀧が酒を飲ませて殺すシーでの焼酎にシャブをいれて指でかき混ぜ、「さぁ行くぞぉっ!」と飲ませるシーンは秀逸。
タイトルなし(ネタバレ)
山田孝之の役をもっと正義感あふれるいい記者にみせといたら最後に活きたのになぁと。なんとなく好感もちにくい記者でした。
ピエールさんとリリー・フランキーさんは見事で、もうああいう人としか思えない。
リリーフランキーとピエール瀧の凶悪犯の演技が狂気。怖い。 この二人...
狂気の連鎖
元暴力団員で投獄中の死刑囚、須藤順次(ピエール瀧)からの手紙を受け取った記者の藤井修一(山田孝之)。
藤井が須藤のもとを訪れると、須藤はまだ公になっていない余罪三件に自分が関わっていると告発し、それらの首謀者はいずれも「先生」と呼ばれる男、木村孝雄(リリー・フランキー)であると告げる。
自分が死刑判決を受けた今も、「先生」が罪に問われることなくのうのうと娑婆で生きていることが許せない須藤は、自分の告白を記事にして「先生」を追い詰め、罰を与えることを望む。
上司からは、記事にならないから取材をやめるように言われた藤井だが、何か引っかかりを感じて裏付けを取っていくうちに、次第に須藤の話を信用し始める。
藤井の取材は、須藤と木村が引き起こした幾多の凶悪犯罪を次々と白昼の元に晒すこととなり、それらを目の当たりにした藤井自身も、いつしかその狂気の渦に飲み込まれていく。
え、山田孝之が悪い奴の役だとばっか思ってたんだけど!全然違ってワロス!
ピエール瀧は最近ドラマ「64」で観たけどそっちのキャラと全然違った。
2人とも好きな俳優さん!❤️
じいさん殺害の三件目は原作で読んだの覚えてて、読むの辛かったなぁ~って思い出した。
生きている人が苦しみながらじわじわ死んでいくのってフィクションでも見てて苦しいよね~、、、当たり前だけどさ、、、
でもじいさん役の人の演技が下手で、助けを求める姿に感情移入の度合いが高まらなかったのは逆に良かった。笑
最初は先生焦ってたのに、いつの間にか死体と一緒にシャワー浴びたり、鉈で死体をバラバラにしたり、そういうことが平気になって、徐々に人の死に何も感じなくなっていく様子が怖いわー。
先生の洗脳によって最後はもう誰も信じられなくなっちゃってね。
五十嵐の件は須藤が可哀想。
その件が、獄中から告発文を書くモチベーションになったってのは納得がいくよね。
ピエール瀧とリリー・フランキーはいい役も悪い役もしれーっとこなすし、山田孝之はアホみたいな役も真面目な役もしれーっとこなすから、凄いね。
大満足だけど、もう一回観るか?と聞かれたら観ないと思うので星は4.5。
しっかし池脇千鶴と大島優子ってなんでこんなに似てるんだろー。
こないだ観た「スイートリトルライズ」なんか二人とも出てるから狙ってるのかと思ったわ。
ちょっとしつこいかな
名優揃い。
Best of ピエール瀧映画
固唾を飲み続ける。 そんな緊迫感がずっとある。人を殺すシーンは逆に...
固唾を飲み続ける。
そんな緊迫感がずっとある。人を殺すシーンは逆に軽いノリのようにトントンいく、躊躇はないむしろ楽しむ。これが真実であるなら絶望ですね、真実ベースですので絶望してます。むしろ全フィクションだとしても眼を疑うが。
クソみたいな人間の悪をギュッと詰め込んだ存在。それをピエール瀧とリリーフランキーが絶対的に演じきってます。常軌を逸した言動、表情、存在ですね。存在が常軌を逸してる。刑務所で少し変わるピエール瀧。しかし、やはり変わってない気がする。ゾッとする存在であり続ける。改心などしていないよ。復讐にたぎっているだけ。
リリーフランキーは、対峙する法廷での表情が罪の意識など微塵も無い生を望む生き物としての見本のよう。これが本当の人間の姿なのかも知れない。そんな様に思わされる。完全には否定できない気がする。それでも否定しなきゃ。。。山田孝之はそれを全身全霊で否定しようとするが、実際はそんな自分に救いを求めてるだけなのかもしれない。小さな自分の中の凶悪を否定したいのだ。好演だと思う。
山田孝之演じる藤井は引っ張られるように引き込まれて取材を続け、真実を明らかにしていく。
山田孝之自身、不満の残る演技だったようだが、あれ以上は難しい気がする。むしろ、凄いと思う。両隣にあの2人の役、役者がいてだ。それ程の存在感が彼等にはあった。
怖いっす。
最後の
ぶっこむ
物語の最初から最後まで、ドンヨリとした空気で進んでいくので、観終わった後に、ドッと疲れが押しよせてきます。良い意味で後味の悪さがきいてます。
そして、なんといっても特筆すべき点はピエール瀧の演技。
恐ろしくイカれた役を演じていたが、もはや素で演じてるんじゃないかと思うくらい、そういう人にしか見えなかったです。観終わったあと、しばらく頭の中から「ぶっこむ」が離れませんでした。笑
リリー・フランキーもとても良かった。山田孝之は全体的に抑えた演技だったので、どうしても前者の2人に埋もれる感じになりましたけど、しっかりとした演技で作品を支えています。池脇千鶴も然り。
万人受けする作品ではないですが、役者陣の演技を観るだけでも一見の価値ありです。
ブッこむぞ!!
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