凶悪のレビュー・感想・評価
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現在から、7年前の事件への切り替わり方が好き。 池脇千鶴のセリフの...
現在から、7年前の事件への切り替わり方が好き。
池脇千鶴のセリフのあれこれ、そしてリリーさんの一番最後のセリフが印象的でした。
ピエールとリリーがクズすぎて、ムカムカ!
いやぁ、ほんもムカつく映画でした。
が、それが良い。
鬱陶しい老人の見せ方がリアル
池脇千鶴演じる妻。
自分がボケていることに気づかず、無罪顔でニコニコしている老人(しかも自分の母でもない)の世話。誰にも感謝されず、夫も助けてくれない。
借金に苦しむ家族。
若い頃勝手に生きてきた父の多額の借金を返さなければいけない息子(娘?)夫婦。最後の希望で父に保険をかけて死を待っていたものの、父は病気をケロッと直しては家に無事帰還。
自分の人生の邪魔をしてくる老人たちの「死」が希望となってしまった人々につけ込んでは、殺しで荒稼ぎする先生と須藤。
「長生き」という言葉はいつからネガティブな意味合いを含むようになったのだろうか。
弱い者を見るとイジメたくなる人間の心理傾向を観客が見つけてしまうように、老人たちがなるべく弱く、だらしなく、汚く、鬱陶しく描かれている。むしろ凶悪犯である先生が老人たちの中で一番魅力的に見えてしまう恐ろしさ。
しかし、先生たちに酒を無理に飲まされ殺されようとするなか、お爺さんが「家に返りたい。生きたい。ばあさんに会いたい。」と嘆いた残酷なシーンが、心を正気に戻す。どんな老人にも若い時代があって、愛する人がいて、かけがえのない人生があるのだ。
主人公もそんな正義感からか、または母の老衰からの現実逃避か、もしくはそんな母に対してもまだ抱く息子としての想いを理解してくれない妻に対する反抗からか、死刑囚須藤の話す遠い世界の悪に引きつけられ、呑み込まれていく。
高齢化問題を糸口に正体をチラリチラリと垣間見せる全体像の分からない複雑な問題。それに対して成すすべのない無力感。
その答えを教えてくれるわけでもなく、ただその問題をドサッと置いて観客を取り残す。そんな映画。
凶悪やなぁ
山田孝之ってこの役は違うって意見多いけど
そうかな?
確かにもっとガツガツしたところを見せてもと思ったけど
いい雰囲気も出てたし
最後の老人ホームに入れるってのはクソやったけど(いい意味で)
ピエール瀧とかリリーフランキーとか最高
凶悪の所在
改めて見てみて…
レビューというか、曲解に近いので、これから見る方、もしこの文見てたら見ないでください。
とりあえずこの、映画自体はすごい映画だと思うのでお勧めです。重いですが。
と、レビューなのか何がいーたいのかよくわかんない文になっててすみません。先に謝っときます
数年前に鑑賞し、
何故だか、この映画は日常の中で、ときたま思い出すことがあり、なんで、数ある映画の中で、アタマに残ってるのか?
と思い、もう一度見ることにしました。
このタイトルの「凶悪」はなにを指してるのか。
凶悪……性質が残忍で、ひどい行為をすること
という意味らしい。
一度目を見たときから印象に残ってたのですが、
山田孝之パート→先生パート→山田パートの切り替えの演出
何故、リアリティのある映画の中でああいった表現を入れたのか
そして、何故、前後で現代と過去を繋いだ?
というのがひっかっていて。
先生の凶悪さ、はその真ん中の部分でしか、描かれていなく、
それは、山田さん演じる記者の想像(という可能性もある)ということではないか
ピエールの凶悪さは、冒頭で描かれていて、映画の中での余計な演出感がない感じがして、素直に事実として描かれていると捉えられるのだが
先生の凶悪さに関しては、窓を除くシーンから、現代の家までの、記者の視点はないところで完結してる
それで、その中身は本当に真実なのか。
この映画は、意図的にそう演出をしてるんじゃないか?
そう考えるとこの映画、めっちゃ面白く(怖く…)
真実なのかそなのかわからないが、明るみに出なかった凄惨な事件
それを起こし、延命の為(だけとも思わないが)事件を表沙汰にしたかった死刑囚
それを盲信的に事件をつきつめる記者の視点、
それが、表沙汰になったときの社会の反応
作中では、池脇千鶴がずばりいってくれてますが
何が凶悪なのか、というか全部なのか
…個人的に、こーだったら、さらに面白いのに、と思ったんですが
この事件を暴いた週刊誌の本が原作になってるってことで
でもその真実暴いたのって、本当なの?(確かめようない真実)
って思った?映画制作陣が、原作側にバレないように、原作側を壮大に、巧妙にディスってる(バレないように)てことだったらすげー面白いなと思いました。
怖いとも思いますが。
さすがに考えすぎですねw
なんとなく、そういう風に思っておかしくない違和感みたいなのがあるような気もしてるんですが
………我ながら曲解だとちょっとは思いつつ、もしも、もしも、そーだったとすると、
リリーフランキーの狂気が、ピエールの演技が〜、というレビューも、
真実は置いておいて、残酷で怖い(くやしいけど面白い)って、映画の外までこの構造が続いてるって思うと、ほんとに怖いですね。
もはや、何語ってんのか意味不明ですねw
これにて曲解レビュー終了だす
誰かと語りたかったけど、聞いてくれる人もいなく、ここに吐き出しました笑
寝よう。
夜中にレビューするとわけわからん文になる
な
リリー・フランキー ピエール瀧
原作未読。
事件描写の恐ろしさもすさまじいが、池脇さんがジリジリと押し潰されていく様子も、ハラハラさせる。
ピエール瀧のにこやかに話すセリフの上っ面感。そのピエールをいいように操るリリー・フランキーの笑っていない目。
グロシーンなんかより、リリーの笑顔の方がよっぽど怖い。
直視出来ないような恐ろしいシーンがいくつかあります。 悪人だけの話...
直視出来ないような恐ろしいシーンがいくつかあります。
悪人だけの話ではなく山田孝之が迫っていくところが話を引き締めてますね。
同じく実際の事件を元にした冷たい熱帯魚よりはサイコパス殺人をまじめに描いていて良い。
最後の山田孝之の叫びもハッとさせられました。
救われない…
最初から最期まで暗い気持ちが続く作品。見どころはリリー・フランキーの怪演。もう、本当に怖い。普通にしてても笑っていても怖い。人を殺すことに全く悪気がないサイコパスです。演技が凄すぎて嫌悪感しかない。ピエール瀧演じる須藤も、平然と人を何人も殺しておいて獄中で穏やかになっていく姿が気味悪いです。老人に無理やり酒を飲まして電気ショックを与えるシーンはグロすぎ、介護の様子はリアルで辛い。とにかく見ていて苦しくなるばかり。救われない映画だなぁと思います。最近自分では観ないジャンルの映画も、同居人につられて観るようになったのですが、もう一度見たいとはとても思えませんでした。
思ったほど不快感は無い
事前にレビューを観てからの視聴。
賛否両論あり[人に勧めたくない][グロい]などと
書いている人が多かったので気になり観てみましたが
思ったより酷い描写はなかった。
邦画独特の暗さやリアルな撮り方で
確かに酷いなあというシーンはあったが
こういう映画なら予想がつく。
家庭内の事情が一番リアルで身近なところに
ありそうな感じがした。
人間ならみんな凶悪な心を持っている。
重い映画でした。
胸糞悪い映画
特に母親を施設に入れるシーンではこれから山にでも連れて行って殺すんじゃないかと思ってしまった。
金の亡者というか、お金の為なら人の命さえも、なんとも思わない人っているんだよね。
そして、闇に埋もれた事件もあるんだね。
恐ろしい。
これは演技を見るべき映画
実際にあった事件をモチーフにしている。
この時点で悍ましいのだが、ピエール瀧とリリーフランキーの怪演によって
この映画の恐ろしさは頂点に極まっている。
本当に怖い人間は無邪気で、憎めなくて、どこかユーモラスだが
底抜けに残酷なことを平気でやってしまう。
見ていてずっと鳥肌が立った。
黒い家という邦画も中々怖気があったが、勝るとも劣らない作品だった。
人間の怖いもの見たさ を提示された気がした。それこそが最も
底なしで澱んでいるのかもしれない
エグさがリアル。
ストーリー性のあるサイコパス系のグロ映画が好きで友人から勧められて見てみました。特別グロシーンは多くはなかったですがエグさは半端なかったです。特に借金抱えた老人に無理やり一升瓶の酒飲ませてスタンガン当てて感電してるところをキャッキャキャッキャと子供がおもちゃで遊ぶように楽しんでるピエール瀧とリリーフランキーが怖かったです。須藤は割と感情的になったり裏切りが許せなかったり人間ぽいところが垣間見えましたが、木村はまるで人を殺すことをものともしない感じというか常に平常心なところにいい意味でも悪い意味でも演技に魅了されました。あと個人的に藤井が認知症の母親の介護を奥さんに任せっきりで、真夜中に食事を初めてそれを奥さんが下げた時認知症だから仕方がないかもしれないんですけど、何度もひっぱたくシーンはイライラしました笑奥さんの介護ストレスがすごく伝わってきました。あとあんな凶悪な殺人を犯しておいて面会の時言葉遣いはすごく丁寧だし謙虚な姿勢の須藤はいい意味で違和感を感じました。結構他の方々はトラウマになったり頭から離れないとコメントしてるのを見ましたが、個人的にずーっと真顔で見れる作品でした。ただこれが実話を元にしたというのだからこういう人間が身近に絶対いないとは言いきれないんだなと思うとそこは怖いです。あと五十嵐役の人かっこいいなって思いました
理由
目を背けたくなるシーンのオンパレードで、あまり人に勧められる内容ではない。
でもピエール瀧、リリーフランキーの演技や、だれもが抱く心の歪み、矛盾、変化など、胸に残る。
何故かふとこの映画を観たいと思った理由は、今思えば、この恐ろしい映画の原作がノンフィクションで、顔を背けたい様な物事の中にも、紛れもない人間の営みがある、それと向き合いたいと感じたからかもしれない。
怪演。
勿体ぶらないでどんどん人が殺されるので、
めちゃくちゃ胸糞が悪いわけでもない。
ギャグなのかどうかはわかりませんが、
不謹慎な会話に笑いました。
急に回想に入るので驚きました。
ピエール瀧とリリーフランキーの演技が凄いので山田孝之の演技にすこし引っかかりました。
刺激的で楽しかったです。オススメです。
目を背けちゃだめです
超現実的な内容をこれでもかと見せつけられる内容です。
夢と希望で溢れている映画の真逆もあっていいんじゃないかと思わせる作品だと思います。
ある意味心から離れない作品です。私は好きです。
実話の恐怖
どうにも実話のこの手の映画が苦手
映画といえど本当に犯人達に酷いことをされて、殺された人々いると言うのに、その場面が映像となって目の前に現れる。
映画だからと一本ひいて見る事ができない状況で精神的に追い込まれる。
自宅でさり気なく鑑賞したのでどんより重くはならなかったが、自分の気が付かないすぐ近くでこんな事か起きている可能性があるのかと思うと身震いしてしまう。
たくさんの行方不明者がこうして隠れた殺人鬼の餌食になって消えていってる現代社会の闇の怖さを実感できる恐ろしい作品です。
まさに凶悪
ピエール瀧とリリー・フランキー、この映画から役者としての仕事のオファーのあり方が変わったんじゃないか?と思うほど、どっぷり凶悪人。
アンモラルな事件をアンモラルのまま描いてる。
そして知る。これを観た自分の中の悪質な感情を。
後味の悪さはピカイチ!
正直、何故この映画を見てしまったのかと思うほど後味の悪い映画。
映画見終わったあと、通常なら何食べて帰ろうかとか…ちょっと買い物とか考えるのに、どんより気分が落ち込み過ぎて
観るんじゃ無かったと思った。
そして、リリーフランキーの悪人ぶりに演技と思っても引いた!
偽善者?とでも言うのだろうか
自分の死刑の執行を伸ばすために他の殺人事件を突然話し出す。
そして、勝手に改心してみたりする。
そういう犯人の言った殺人を調べ上げ、記事にしながらも、その犯人が死刑になればいいと思う主人公。
でも、自分の母親の介護は嫁任せ。
これを偽善というのではないだろうか?
単調に進むストーリーに少し眠くなりながらも、最後まで全くスッキリしない映画。
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