凶悪

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劇場公開日:

凶悪

解説・あらすじ

死刑囚の告発をもとに、雑誌ジャーナリストが未解決の殺人事件を暴いていく過程をつづったベストセラーノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。取材のため東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤と面会した雑誌ジャーナリストの藤井は、須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、3つの殺人に関与しており、そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。藤井が調査を進めると、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。ジャーナリストとしての使命感と狂気の間で揺れ動く藤井役を山田孝之、死刑囚・須藤をピエール瀧が演じ、「先生」役でリリー・フランキーが初の悪役に挑む。故・若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった。

2013年製作/128分/R15+/日本
配給:日活
劇場公開日:2013年9月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第37回 日本アカデミー賞(2014年)

ノミネート

優秀作品賞  
優秀監督賞 白石和彌
優秀脚本賞 高橋泉 白石和彌
優秀助演男優賞 ピエール瀧
優秀助演男優賞 リリー・フランキー
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(C)2013「凶悪」製作委員会

映画レビュー

1.5「凶悪」とはなんぞや?

2014年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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しんざん

3.5こういう根からおかしい奴っている

2014年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

こういう根からおかしい奴って存在するが、そういうやつって
基準が異なるから「まさか悪いことと思わない」んだな。
まあしかし「須藤」も「先生」もどこまでも利己的でご都合主義なんだな。おぞましいわ。
こんなやつはいること、まともに対峙してはダメなことを再認識した。

「主人公もこれはこれで凶悪だ」と言いたいみたいだが、明らかに次元が異なるよ。

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momokichi

4.0構成が良かった。

2025年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

怖い

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チョリさん

4.5世の中には常軌を逸した人間達がいる事が分かる映画です

2025年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実在の事件を元にした映画ですが、他の人も触れているようにリリー・フランキーとピエール瀧の演技が秀逸すぎます。
この二人はプライベートでも仲が良かったようですが、それが独特の不気味さを増大させているのかもしれません。
「彼らが楽しんでいるようにしか見えない」といったレビューもあるようですが、それの何が悪いのか理解に苦しみます。
むしろ、真実味が出て映画としては良い事でしょう。
何にせよ、個人的にはこの二人をキャスティングしたのは大正解だと思います。

ただ、個人的に少し蛇足かなと思ったのは主人公のあれこれです。
視聴者に向けて「お前らもそうだろ?」と言葉を投げかけたかったのでしょうけど、気付く人は何も言われなくても気付きますし、気付かない人は何を言われても気付きませんしね。

何にせよ、この映画が世の中に出た事でこの事件を知った人やこの事件を再考する人が少なからずいたでしょうから、その功績は認めるべきでしょうし、気持ち悪い映画扱いする必要もないでしょう。
それにしても・・・実際の「先生」も相当なレベルの異常者のようですし、そういう人間は常に周囲の人間を利用して使い捨てにして自己愛を追求するので恐ろしいです。
須藤もかなりぶっ飛んだ人物ですし彼が行った事は決して許されない事ですが、先生の異常性の前ではそれこそ「憎めないやつ」と感じてしまいます。
時は戻せないのでif話は無意味ですが、もし須藤が先生ではなくもっとまともな人格の人間と出会っていれば今とは違う人生をおくれた可能性もあったのかもしれません。

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和哉