メッセンジャー(2009)

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メッセンジャー(2009)

解説

戦死した兵士の遺族に訃報を伝える通告官(メッセンジャー)を題材に描くヒューマンドラマ。イラク戦争で戦果を上げながらも負傷し、帰国した米軍兵士のウィルは、戦死した兵士の遺族へ訃報を伝えるメッセンジャーの任務に就くことになる。上官のトニー大尉とともに訃報を伝えていくウィルは、遺族たちの怒りや悲しみを目の当たりにし、苦悩する。そんな時、夫の戦死により未亡人となったオリビアと出会ったウィルは、失われた心を取り戻していく。一方、長い軍隊生活で冷え切っていたトニーの心もまた、ウィルに友情を感じることで少しずつ氷解していく。第82回アカデミー賞で助演男優賞(ウッディ・ハレルソン)、脚本賞にノミネートされた。

2009年製作/112分/R15+/アメリカ
原題または英題:The Messenger
配給:インターフィルム
劇場公開日:2013年3月9日

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映画レビュー

3.0メンタル面での「強さ」が求められる任務

2024年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

〈映画のことば〉
神や天国は関係ない。
この任務では、告知人の性格が、非常に重要だ。
情に流されない、強い兵士が必要なんだ。

戦死した兵士の遺族に第一報を伝える役回り―戦死告知官とか、損耗兵告知官、もっと平易には告知人とか呼ばれているようですけれども。
そもそも戦闘に斃れた兵士を「損耗兵」と呼ぶ用語法は、評論子は、本作を観て初めて知りました。
ある意味、強烈な表現でもあると思います。
(そう言われて思い起こせば、旧日本軍の作戦将校も「この作戦では兵力の3分の1の損害を覚悟しなければならない」みたいな言い方もしていましたっけ。)

損耗兵告知班に配属されているという彼らは、その「損耗兵」の遺族にしてみれば、肉親や配偶者など身近な者の死を告げに現れる「死神」にもみえたことでしょう。

それだけに、告知を担当する側にも、よりいっそうの精神力が求められる任務であるとも言えるでしょう。
上掲の映画のことばは、そのことを言い尽くしているのだとも思います。

ストーン大尉とモンゴメリー軍曹との交流がメインテーマの本作からすれば、ほんの脇筋ではあるのですけれども。
しかし夫に戦死され、心の拠り所を失ってしまったオリビアの決断も、モンゴメリー軍曹の内面的なその「強さ」によるところが大きかったのだろうとも思います。評価子は。

あと、もう一つは、こういう業務もアメリカでは軍が自分で受け持っているということにも、感慨を覚えました。評論子は。

兵士の最期を遺族に伝えるところまでが、軍が担うべき「戦闘」の範疇と、責任を持って捉えているように見受けられたからです。

この点、戦死の通知は、あたかもそれが単なる戸籍事務の一環に過ぎないかのように、市町村に丸投げし、戦死公報も役場の職員…ともすると郵便配達員が届けていたという、どこぞの国の旧軍隊とは、大違いと思ったことによります。

そんなことにも思いを致せた一本として、評論子的には、佳作であったと思います。

<映画のことば>
こんな真夜中に「仕事」って…。
あなたは助産師?

<映画のことば>
市民生活を送れるのは地獄を見ていない者だけ。
お前には、もう無理だ。
もはや保険の外交員にはなれないってことさ。

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talkie

4.0題材は戦争 主題は心情

2023年3月15日
PCから投稿

2009AFIベストフィルムの1本です。

落ち着いた淡々とした語り口です。
主演二人の演技も説得力があります。
最後は若干説教的ですが円演出が巧みで良品です。

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越後屋

3.0どっちつかずな描き方

2013年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

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キューブ