劇場公開日 2013年2月22日

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「不幸なオトコ ✕ 不幸なオンナ = 「?」」世界にひとつのプレイブック Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0不幸なオトコ ✕ 不幸なオンナ = 「?」

2025年1月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

笑える

単純

2012(日本は2013)年公開。

【監督】:デヴィッド・O・ラッセル
【脚本】:デヴィッド・O・ラッセル
【原作】:マシュー・クイック

主な配役

【離婚して病んだ元教師・パット】:ブラッドリー・クーパー
【夫を亡くし病んだティファニー】:ジェニファー・ローレンス
【パットの父でギャンブル狂】:ロバート・デ・ニーロ
【パットの母・ドロレス】ジャッキー・ウィーヴァー

アカデミー賞8部門(作品、主演男優、主演女優、助演男優、助演女優、監督、脚色、編集)にノミネートされた。
そして、ジェニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞。

1.ドキュメンタリーを観るようなリアル感
主演と助演、4人がアカデミー賞にノミネートされたことをもってしても、
キャスティングの妙、俳優たちの力量が素晴らしく
この作品がいかに自然に、いかに深く観客を感銘させたかわかる。

動きのあるカメラワークもあいまって、
まるでドキュメンタリーを観るようなリアル感、
◆囚われても仕方ない過去に別れを告げ、
◆家族が再生し、
◆新しい家族が生まれる
そんなストーリーに感動した。

デ・ニーロのような存在感ハンパないレジェンドが
実は作品のバランスを崩すパターンを多数見てきたが、
本作に限れば、
彼の外連味・アクの強さ、アウトロー感、
すべてが見事にハマっていた。

2.私は実は ″ハッピーエンディング″派なのか(笑)
「不幸なオトコ ✕ 不幸なオンナ = 破滅」
という映画に惹かれてきた私だ。
『リービング・ラスベガス』などはその代表。

本作は、絵に描いたようなハッピーエンド。
感動せずにいられなかった。

3.まとめ
現代人は、ほぼ全員が病んでいる。
克服できればベストだが、
共に歩んでくれるパートナーが見つかれば、
それが一生涯でなくても、ベターと言える。

アカデミー賞を受賞したのは、ジェニファー・ローレンスだが、
わたしは、ブラッドリー・クーパーの演技に感銘を受けた。

何度観ても、泣けてきてしまう。
☆5.0

Haihai
トミーさんのコメント
2025年1月1日

共感ありがとうございます。
リービングラスベガス・・破滅へ、破滅へ!の作品。コレとは真逆?ダンスコンテストでちょっと点上回れば優勝?!ってささやかですよね〜。

トミー