ジャッキー・コーガンのレビュー・感想・評価
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【”アメリカは国家じゃない、ビジネスだ。”チンピラや殺し屋同士の会話9割。アクションシーン1割の作品・・・。】
◆感想・・になっていません。
・私の手元のフライヤーには
”2012年カンヌ国際映画祭に出品され、世界中の映画批評家達から過去類を見ない程の最高のレビューが飛び交った本作”
と記載されているのだが・・。
『本当かよ!』
・”アメリカ社会の闇をスタイリッシュに、そしてリアルに描き出している。
時代背景の裏表、登場人物たちの価値観やその行動に出た理由など、深読みしていくと面白い・・。”
という観方もあるのかもしれないが・・。
・ブッシュや、オバマ大統領たちのTVで流れる演説を冷ややかに見ながら、バーのカウンターで殺しについて話をする、ジャッキー・コーガンを演じたブラッド・ピッドの表情や、”優しく”暗黒街の賭場で起きた強盗犯たちを始末する姿などは、政治家たちに対し、”綺麗ごと言ってんじゃねえよ!、”という社会派作品と言えるかもしれない。
<今作公開の2012年頃だと、このような映画も”社会派”として捉えられていたのかなあ・・。
”プランB ”が製作に関わっていたので、そういう事にしておこう・・。>
大物と小物、アメリカンドリーム
殺し屋を中心としたハードボイルド・タッチの物語。賭博現場に強盗に入ってドラッグディーラーの資金を得ようとしたフランキーとラッセル。ボスのジョニーに状況を教えてもらい、ほぼ独自で強盗をする二人。元締めだったマーキー(レイ・リオッタ)はかつて、似たような状況で売上金をくすねたという過去もあったため、今回も疑われる羽目に。そして、殺し屋の元締め(リチャード・ジェンキンス)に依頼されたジャッキー・コーガン(ブラッド・ピット)は強盗実行犯を見つけ、ついでにマーキーをも殺すことに・・・
なんとも暗く、アメリカの闇が染みついたような犯罪者たち。ジャッキーは顔見知りのターゲットを殺るのを避けようと、NYから老いぼれた殺し屋ミッキーを呼び寄せるものの、彼は酒を飲み過ぎて使い物にならなかったという笑えるエピソード。しかし、優しく殺すことがモットーであるジャッキーは冷静にことを運び、確実に消していくのだった。
街頭広告やテレビではブッシュとオバマの演説が常に映し出され、変革を求めるアメリカという国に根付いた闇の世界を描いていた。アメリカは一つ!しかし、ジャッキーは「アメリカは国ではないビジネスなんだ」と静かに語る。この政治論点と彼の存在がかけ離れている渋い雰囲気がたまらない。途中までは人間関係と力関係が言葉と現実じゃ違うなぁ~などと、興ざめするような展開だったけど、やっぱり勝つのは銃だったりして、裏のアメリカを見せつけてくれた。そんな腐った状況でも人は夢を持っている。出来ないことはない。Yes,We Canなのだ。よくわかりませんが。
アメリカ
疫病が流行るぞ
バラクオバマ
『コーヒー&シガレッツ』とかが好きな人向け
抑揚もなく淡々としてるけど面白かった
殺しの対象になっている者に 泣かれるのが嫌だとかw そう言いながらも、躊躇せずに引き金を引き確実に仕事をこなしていく所が面白い。
落ちぶれた殺し屋ミッキー(シェームズ・ガンドルフィーニ)の、ただのオッサンの戯言がいつ終わるのか(観ているこちらも少々イラつきながら) 口を挟むタイミングを見計らうブラピが可笑しかった。
ヘロイン中毒なだけで、使えない男のヘロインをキメたシーンにどんな意味があるのか良く解らんけど、アイツがペラペラ唄ったお陰で?賭場強盗に関わった人物が片付けられたから、その意味で必要だったのかな。
今回の賭場強盗とは何の関係もない、マーキー役のレイ・リオッタの演技が良かったな~!
でもその前に起きた賭場強盗では、主犯でありながら口を割らなかったので、そのヤキが回ってきたってことだね。
「不法侵入」で初めて知って、サイコがハマる役者だなって思ったけど、クセのある役じゃないとピンと来ない程、上手い役者だなと思います。
最後は、値切られたことに腹を立て、殺し屋の世界も「fuckin' business」なんだと にじりよる所も、TVから流れる演説と相まって良かった。
物語とは全然関係ないブッシュやオバマの演説、政治経済のニュース報道...
物語とは全然関係ないブッシュやオバマの演説、政治経済のニュース報道等がずっと背景にあってこれはどういうつもりなのかと思いましたが、要するにアメリカ経済の現状を皮肉っていたんですね。表の世界も裏の世界も強者が弱者から搾取する点は変わらないが、表の世界では善良な市民に無意味な投資を呼びかけて私腹を肥やした悪党は莫大な報酬を得て何のお咎めもないが、裏の世界で賭場をチンピラに荒らされた元締は全くの無実であっても粛清される、さてどちらが狂っていますか?という問いかけ。そういう構造であることを拾い損ねたらヤク中とアル中が下品な下ネタをヘラヘラ笑いながらダラダラ喋り、ちっとも惜しくない人が自業自得でバンバン死んで行くだけで、デート映画としては全く不向き。実際後ろに座っていた女性が「ちょっと何これ・・・」と絶句していました。ジェームズ・ガンドルフィーニとレイ・リオッタの怪演もあってまあまあ楽しめましたけどスクリーンで観るのはしんどい作品でした。
不景気は殺し屋をダメにする
ラストの報酬が割に合っていないことを講義するブラピの形相は、もはやセクシーさのかけらもなくなっててよかった。不景気怖い。
私も一回でいいから「日本は国家じゃねえ。ビジネスだ」って言ってみたいなあ。なんか退職するときとかに、上司に言い放ったら画になりそう。
微妙…
退屈だけど…
本筋と関係無い会話と意味深な国家情勢の挟み
最後の台詞が全て
ブラッド・ピットが演じる殺し屋の最後の一言は、やや大げさかもしれないが、約150年前に日本に突然訪れた米国使節団が、江戸幕府に突きつけた条約を飲ませるためのメッセージとなんら変わりなかったのではないかと考えさせられた。この時から、アメリカとは、国家ではなく、グローバル産業の複合体だったのだ。顧客だったり商売敵だったり、その時々の都合で相手をコロコロと変えながら、真綿でじわじわと首を絞めるように追い込んでいくその手法は、いつの時代も、どのコミュニティでも変わることのないアメリカの体質そのものである。そんな痛烈な国家批判という点で一貫している。そこにはなんの救済の道も用意されていない。その点にゾッとする一編である。
あっさりしている
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