クラウド アトラスのレビュー・感想・評価
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登場人物が多すぎるので難解になってる
扱うエピソードを減らして登場人物をもっと削ることも出来た。
多くの人が一度見ただけではストーリーをよく理解できないと思うので、独りよがりの構成なこの映画に対し、イライラする視聴者も多いと思う。
複数の企画を小出しにしながら交互に放送する方法は、日本のバラエティ番組の特番でも良く見られるテレビ向けの手法で、目新しさはない。複数の企画を小出しにしながら放送することで、各企画のオチを引っ張る手法。ただこの手法は通常は視聴者に配慮し2~3の企画を交互に扱う。この映画がやってる6つの企画はさすがに多すぎて頭が疲れる。
6つものエピソードがあるために前半は登場人物や設定を覚えるのにかなり苦痛。だが何とか話についていければ、各エピソードが急展開する後半は盛りあがる。
人間の残酷さを題材にしたグロい話が多く、ストーリー展開もいいので、緊張感を持って楽しめるとは思う。だからこそ、見てて疲労がたまる前半が残念。6つの話を交互に扱うのは流石に多すぎで、途中で視聴を辞める人が多そうな映画。
1回で理解は難しい
6作品を一つに集約した映画
輪廻転成 / 物語の六重奏
1滴が大海になる物語
約3時間という長い本編で、難しそうなテーマと来ると早速冒頭で不安要素が強くなってしまうが、体感的にはそれ程長く感じない位であり、物語に集中していた事がよく分かる形となった。公開当時高校生だった私は、正直観る映画を間違えたと思う節もあったが、終盤に行くに連れて複雑な物語の中にも面白さや発見があり、じわりじわりとその世界観にハマっていった。
本作は6つの時代のストーリーが時系列をバラバラにして描かれているという、オムニバスとも違う斬新な手法を取っている。映像化不可能とされた小説が原作となっているが、確かにこれは難しい挑戦だっただろう。それを実現させたウォシャウスキー姉妹(当時は姉弟だったか)、流石である。興行面では不振だったものの、映画製作の意欲や挑戦といった部分は大いに評価出来るものだと私は思っている。
本作は日本人には馴染みの無い輪廻転生を描いた作品で、どの時代にも同じ思いを抱いている人間がおり、自らの強い信念を元に行動して行った人々の運命を描いている。一般的なSF作品として観るとかなりの奥深いテーマに翻弄されるかもしれない。輪廻転生については詳しい訳ではないが、それでも何とか意味は理解できたし、さほど難しい説教臭い部分も無く、本当にあっという間の3時間だった。自らの決断が招く結果が必ずしもハッピーエンドになった訳では無い。愛するものや自分自身を犠牲にして、その想いを次の世代に繋いでいく。1人の人間の物理的な力は小さい物かもしれない。しかし想いという物は時代も時空も超える物であるという事が強く感じる構成だ。劇中の台詞でも「1滴でもやがて大海になる」というものがあるが、そうして集まった雫が集まる過程を描いた作品という事になるのだろう。
今までは普通に送っていた自分の人生も振り返りたくなるような作品だった。
また、内容について行けなくても、同じ俳優がそれぞれ異なる時代で別の人物を演じているというマニアックかつ大胆な演出であり、写真だけの人物だったり、性別も違っていたり等、色々な人物に焦点を当てて鑑賞してみるのも面白いかもしれない。
ん~手放しで評価できない作品
”つながり”を大切にした映画
輪廻転生
6つのストーリーだけどもテーマは1つ
挑戦
カス!
ひとことで言って「カス」!
この作品を評価してる人ってマゾじゃないか?
或いは「難解な作品を理解できる自分はスゴい!」って人か。
予備知識無しに「ながら見」をしてたら、何が何やらチンプンカンプン。
ウィキやらここやらを調べて、やっと言わんとしてる事が何となく解るような‥‥
それでもよく解らんシーンがチラホラ。
介護施設に入ったワガママ老人に同情・共感なんて出来ない。どこが弱者じゃ!
クローン女のセックスシーンは必要だったのか?(きっと「人間愛に目覚めた大切
な表現」とかのたまうんだろうが)
店内の焼き物を割りまくるシーンは?
6つの時代というのはいくら何でも多すぎ。
1~2は削るべき。
同じ役者が各時代を演じてるといっても、メイクが強烈すぎて判らないのが半分以上。
該当俳優に興味が無ければ知ったこっちゃ無い。
お金を払って映画館で見てたら暴れたくなるだろうな。
駄作マニアには見る値打ちがあるかも。
時代は繰り返す
序盤を理解し損ねると後半つらい
6つの時代のオムニバスストーリーだが、前の時代の形跡が後の時代に
存在したり、転生した人物が登場したり、別々の話のようで統一感のあるテーマだったりする事で1つの壮大なストーリーを感じさせる構成になっている。
6つの時代がめまぐるしく入れ替わるため序盤で状況が飲み込めないと中盤以降の頻繁な切り替わりについて行けなくなる。DVDなどで見る場合は最初の40分ぐらいで冒頭に巻き戻して観ると良いかと思う。
壮大
かなり複雑
reincarnation
500年余りの壮大な物語。
難しいけど、凄い… 6つの話が重奏曲のように、最後は一つの大河ドラマになります。愛は時代を超えるのかな。
ひとつひとつの小さな行いも、ドミノのように次へのエネルギーとなり、未来の大きな流れを作る…のですね。
役者さん達の演技と特殊メイクが面白いです。やはりHanksは素晴らしい…特に作家Dermot役!
例のbirthmarkですが、各物語の主人公が持っています。でも1971年のLuisaと2012年(に小説では65歳)のTimothyはかぶっています…。ここは原作とは違っているようで、必ずしも輪廻ではないですね。
以下要約quotes;
"By each crime and every kindness, we birth our future."
"All boundaries are conventions, waiting to be transcended. One may transcend any convention, if only one can first conceive of doing so."
"My life extends far beyond the limitations of me."
"What is any ocean, but a multitude of drops."
長い…
集中力のない自分にとってこの映画は長すぎました…。
スタッフロールまで見て気づきましたがこれは輪廻転生をうたった話なんですね。ぼんやり見ていたせいで同じ俳優が演じていた複数の役を、肉親か成長した姿か何かと勘違いしてしまいました。
でも輪廻転生というテーマを知った上でこの映画を見返してみると、前の世代や次の世代との繋がりに気づけて面白かったです。
体力をつけてからもっかい観ようかな…
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