アルナの子どもたち

劇場公開日:

解説

イスラエルの平和運動家アルナ・メールの活動を追うドキュメンタリー。監督ジュリアノ・メール・ハーミスは難民キャンプの青年たちと行動を共にし、インタビューを通して選択の余地が無い人生を淡々と生きていく彼らの姿をカメラに収めている。チェコ共和国人権ドキュメンタリー国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。

2003年製作/84分/イスラエル・パレスチナ合作
原題:Arna's Children
配給:パレスチナ子どものキャンペーン
劇場公開日:2006年7月8日

ストーリー

イスラエルの平和運動家アルナ・メールは、1989年パレスチナのジェニン難民キャンプの中に、「支援と学習」という子どもたちのための事業を開始した。1993年、オスロ合意と和平の機運のなかで、アルナはスウェーデン議会から「もうひとつのノーベル平和賞」を受賞する。この賞金をもとにキャンプに、子ども劇団が作られた。アルナと監督ジュリアノ・メール・ハーミスは、絶望や暴力が渦巻くキャンプの中で、演劇や絵画を通して自由と夢、そして人としての権利を教えていこうとした。しかし、アルナの死と時を同じくして和平が破綻し、イスラエル軍からの激しい軍事侵攻を受けるなか、また青年となった彼らは厳しい現実と直面するのだった。

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