生命 希望の贈り物

劇場公開日:

解説

台湾ドキュメンタリー界の重鎮・呉乙峰監督が4年の歳月をかけて完成した、生命の意味を間うドキュメンタリー。1999年9月21日台湾大震災の直後、カメラを携え呉監督が率いる映像製作集団「全景」のメンバーは被災地に急いだ。呉監督は震源地に近く、もっとも甚大な被害を受けたとされる九雰 二山で、今回登場する7人4組の被災者家族に出会い、ひたすら彼らのそばで力になるよう寄りそった。テレビ局などの報道関係者が次第に引き上げていくなか、全景のメンバーは現地に残り共に生活を続け、悲しみを目の当たりにした。彼らが自然に話してくれることを待ち1心の動きをつぶさに見つめていく。

2003年製作/148分/台湾
原題:Gift of Life
配給:シネマトリックス
劇場公開日:2005年1月29日

ストーリー

1999年9月21日に、台湾全土を襲った台湾大震災。マグニチュード7.3の激震がもたらしたのは、2500人以上の行方不明者と死者だった。土砂葉容赦なく家屋を飲み込み、緑溢れる九 二山は一晩にしてあとかたもなく土にかえってしまった家族や家族の遺品が見つかるのでは? 南投県・國姓郷・九 二山被災者収容センターに寝泊りし、人々はがれきの山1に通い続ける。3週間たっでも家族は見つからない。あてどもなく、ブルドーザーが掘り起こしては出てくる遺品らしきものに一縷の望みを託し待つ遺族たち。日本に働きに行っていた藩順義・張美琴夫妻はすぐ台湾へ帰国、美琴の兄・張國揚、呉玉梅夫妻と共にうずもれた家族を探す。49日を過ぎ捜索が打ち切られ、周明純・明芳姉妹は家族を見つけることができず暦分二山から離れる。一家のほとんどが帰らぬ人となった羅侃如も親族の捜索を10日間延長してもらうが、見つけることができなかった。突然家族を失うという大きな喪失感を抱えながら、どうやって人は暮らすことができるのか?

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