鏡地獄

劇場公開日:

解説

いまだかつて誰もメガホンを取らなかった4つの乱歩作品を実写化した「乱歩地獄」の中の1話。監督は「D坂の殺人事件」以来、7年ぶりに江戸川乱歩作品を手掛けるベテラン・実相寺昭雄。出演は日本映画界をリードする浅野忠信、今最も期待される新鋭俳優・成宮寛貴ら。

2005年製作/日本
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2005年11月5日

ストーリー

鎌倉。探偵の明智小五郎(浅野忠信)は、療養中の妻・文代がいるこの地で起こった、ひとつの怪事件に興味を持つ。青桐庵の茶席で、遠州流の師範である山科小夜子が変死したのだ。続いて、その茶席に出席していた篠宮治美も変死。事件の現場には、必ず和鏡が置いてあった。それを製造したのは、高級文具を取り扱う『河善』という古い店の当主、齋透(成宮寛貴)。ぞっとするほど美しい容姿を持ったこの青年に、関わった女はみんな虜になっていく。彼は小夜子とも治美とも肉体関係を持っていた。明智は透のもとを訪ねる。そこには鏡作りの魅力に取り憑かれている透の姿があった。

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