新・極道渡世の素敵な面々 きりとりブルース
劇場公開日:1999年10月23日
解説
半人前のチンピラの恋と友情を描く青春極道アクション。監督は「惚れたらあかん 代紋の掟」の和泉聖治。安部譲二による原作を基に、「平成金融道 裁き人」の松本功と「借王6」の岩澤勝己が共同脚色。撮影を「殺人者 KILLER OF PARAISO」の近森眞史が担当している。主演は「皆月」の北村一輝。スーパー16ミリからのブローアップ。
1999年製作/99分/日本
配給:ムービーブラザース
劇場公開日:1999年10月23日
ストーリー
生来の根性を見込まれて鬼龍会巽組の若衆になったものの、人の好さが災いして一年経ってもきりとり(債務者からの集金)すら満足にこなせない半人前の一郎。ある日、彼は組長から劇団の主宰者・北原の一千万のきりとりをひとりでやるように命じられる。早速、北原の劇団に出向いた一郎だが、北原は一郎より一枚も二枚も上手のくせ者だった。それでも、彼はめげずに劇団へ日参するが、そのうちひょんなことから看板女優のサキと結ばれ、同棲するようになる。ところが、そんなふたりの前に易者をしている一郎の友人・山根がトラブルを抱えて転がり込んできた。巽組と敵対する組織と中国マフィアが取引をしている拳銃を偶然手に入れてしまい、組織に追われる羽目になる一郎たち。しかも、その事件は組同士の大きな問題へと発展してしまう。何かと世話を焼いてくれる川田は、一郎にヤクザ稼業から足を洗うように言うが、一郎は自分ひとりできりとりも事件も解決すると息巻くばかり。しかし、公演を前に北原は雲隠れ。事件も収拾がつけられないまま、結局一郎は、舞台を成功させテレビ女優への道を切り開いたサキの前から、山根と一緒に姿を消すのであった。