heat after dark
劇場公開日:1999年5月8日
解説
拳銃密売のいざこざに巻き込まれた男が、生き残りを賭けて激しい銃撃戦を繰り広げるハード・アクション。監督・脚本は、本作で本篇デビューを果たした「ダウン・トゥ・ヘル」の北村龍平。撮影をCM界で活躍する芝田満之が担当している。主演は、本作のプロデューサーも務める「落下する夕方」の渡部篤郎と、「愚か者 傷だらけの天使」の鈴木一真、「緑の街」の泉谷しげる。ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭'99正式招待作品。16ミリからのブローアップ。
1999年製作/50分/日本
配給:日活
劇場公開日:1999年5月8日
ストーリー
ある日、旧友の後藤に呼び出された神崎は、彼にヤクザ・李の死体の始末の手伝いを頼まれる。後藤は、李と拳銃の密輸を計画していたのだが、もめ事から決裂。言い争っているうちに、はずみで李を殺してしまったらしい。車のトランクに死体を乗せて、ダムに沈む予定の廃村へ急ぐふたり。だが、彼らが村の入口で警官に尋問を受けている隙に、意識を取り戻した李が逃げ出してしまった。李が生きて組織に戻れば、今度は自分たちの命が危ない。後藤と神崎は、李の息の根を止めるべく廃村に乗り込み、李と激しい戦いを展開。更に、李からの連絡を受けてやってきた組織の連中が加わり、壮絶な銃撃戦を繰り広げるのだった。だが、ふたりのいざこざに巻き込まれた形の神崎は、別れて暮らす幼い娘と映画を観に行く約束がある為、一刻も早く逃げ出したくて仕方がない。そこで、神崎は後藤を見捨て一度はそこを離れるのだが、結局後藤を見捨てることは出来ず、彼と共に組織に立ち向かっていくことを決心する。その末、神崎と後藤は組織の連中や李を倒すことに成功。生き残った神崎は、力尽きて倒れた後藤を背負い、川を下って東京へ戻っていくのであった…。