Jam Films
劇場公開日:2002年12月28日
解説
日本映画界の第一線で活躍する7人の実力派監督がメガホンをとったオムニバスムービー。「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲監督が妻夫木聡&綾瀬はるかとタッグを組み、授業中に教室の窓からブルマー姿の女子を覗き見する男子高校生を描いた「JUSTICE」、「トリック」シリーズの堤幸彦監督が佐々木蔵之介を主演に迎え、ある民家に立てこもった犯罪者が人質一家と食卓を囲む姿を描く「HIJIKI」、「スワロウテイル」の岩井俊二監督が広末涼子主演で描いたファンタジックドラマ「ARITA」、「NIGHT HEAD」の飯田譲治監督によるSF「コールドスリープ」など、テーマもジャンルもバラバラでありながら、それぞれの個性が凝縮された7本の短編で構成。
2002年製作/109分/日本
配給:アミューズピクチャーズ
スタッフ・キャスト
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2023年2月18日
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鑑賞方法:映画館
2002年劇場公開時鑑賞。
これだけのスタッフ/キャストを揃えられたら、ついみたくなって。
あの人は綾瀬はるかだったんだね。当時は妻夫木くんのだらしない顔をしょうもなーと眺めてた。男子高校生のアホっぷりを実に生き生きと活写してた。アホだけど。
好きなのはファンタジックな岩井俊二/広末涼子のやつ。
堤監督のは真面目に不真面目な感じが「らしい」なあと思った。
ただ、他の4編はあらすじ見ても内容が思い出せないとは…。
2021年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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普通オムニバスは何か共通のテーマで競い合うスタイルだと思っていたが、プロデユーサーや監督たちのインタビューを聞くと縛りは短尺ということだけだったようです。ですから何を撮るかは選ばれた監督任せなので個性と力量がもろに出てしまいますね。
15分弱の短尺なのでワンテーマしか入れられないでしょう、勝手な印象では・・
1話:メッセンジャー(監督:北村龍平)
非業の死を遂げると霊が成仏できないので引導を渡す死神の使いが要るのですね。
まるでシェークスピアのマクベスを思わせる大芝居、異様な雰囲気とあいまって引きこまれました。
2話:けん玉(監督:篠原哲雄)
落とし物の取違いから起こる珍騒動を描いたシチュエーション・コメディ、ストーリーと言うよりキャラクターを愉しむ趣向かな。
3話:コールドスリープ(監督:飯田譲治)
人類がなまじ小利口だと世界が破滅するので馬鹿な人類を創生しようというマッドサイエンティストの企み、そのナンセンスさを気味悪がるSF仕立てのブラック・コメディ
4話:パンドラ(監督:望月六郎)
中国4千年の秘術で女性の水虫を治すというが水槽に入れた足の指を若い男が只管しゃぶる、余りの快感に身をよじるというエロティック・コメディ、ちょっと不気味なのだがアカデミー賞をとったシェイプ・オブ・ウォーターを思わせる演出が先んじていたとは驚き。
5話:ひじき(監督:堤幸彦)
立てこもり犯と人質家族がひじきの煮つけを食べながら不幸自慢、ほだされて自首しようとベランダに出るが・・。まるで落語の小噺なのだが妙にシリアスに描くとろが堤流。
6話:JUSTICE(監督:行定勲)
高校の授業風景のスナップ、ポツダム宣言書を英語で読み上げている最中、妻夫木君は校庭の女子のブルーマ姿に見入ってしまう、なんと女子の中に17歳の綾瀬はるかさん、眩しいばかりのブルーマ姿はお宝級。一言で言ってしまえば単なる思春期の不謹慎エピソードだがいわば平和の証、それにポツダム宣言を被せるあたりのセンスが行定監督の非凡さでしょう。
7話:ARITA(監督:岩井俊二)
少女の妄想ファンタジー、要するに内容はどうでもよく、只管、広末さんを可愛く撮りたいという岩井監督のラブレターを見せられたわけですね。
個人的には6話:JUSTICEのお宝映像に尽きますねと言ったら身も蓋もないけれど、そもそもドラマとは呼べない短尺なのでお味見程度の感想になりました。
2021年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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どれもこれもやっつけ仕事のような感じがしてダメ。ただし「けん玉」はまあまあ良いかなと思ったし「Justice」のブルマーには惹かれました。
2021年10月12日
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岩井俊二目当てで見たのでARITAとJusticeとHIJIKIしか見てないけど、それぞれの作家性があらわれていてよかった