ビザと美徳

劇場公開日:1999年3月20日

解説

第二次大戦下、ユダヤ難民を救うため政府の命令に逆らい、2000枚ものビザを発行した日本のリトアニア領事・杉原千畝(1900~1986)の感動の実話を映画化した短編。原作はティム・トヤマ(製作総指揮も)による同名舞台劇(95年11月ノース・ハリウッドのロード・シアター・カンパニーにて初上演)で、舞台で主演したクリス・タシマが監督・主演をつとめ、本作が彼のデビュー作となった。脚本はタシマと同作の舞台監督トム・ドナルドソンの共同。製作はクリス・ドナヒュー。撮影は「ジャイアント・ピーチ」のヒロ・ナリタ。音楽はスコット・ナガタニ。美術はユキ・ナカムラ。編集は『ER 緊急救命室』(エミー賞受賞)のアーヴィン・パイク。共演は舞台のオリジナルキャストであるスーザン・フクダ、ダイアナ・ジョージャー、ローレンス・クレイグほか。ナレーションは「Mバタフライ」のホシ・シズコ。第70回(97年度)アカデミー最優秀ショートフィルム賞受賞。

1997年製作/26分/アメリカ
原題または英題:Visas and Virtue
配給:福岡アジア映画祭実行委員会
劇場公開日:1999年3月20日

あらすじ

1940年。第二次大戦初期。リトアニア。日本の領事・杉原千畝(クリス・タシマ)は、妻の幸子(スーザン・フクダ)と領事館の外に群がる数百人のユダヤ人に心を痛めていた。政府の命令に逆らい、自身の出世を犠牲にして、通過ビザ(査証)を発行して罪なきユダヤ人の命を救うか、役人として命令に従うか、杉原は思い悩む。だが、結局杉原はビザの発行をはじめ、それから1カ月の間に1枚で家族全員を救う2000枚ものビザを発行し、ローゼン夫妻(ローレンス・クレイグ、ダイアナ・ジョージャー)はじめ、6000人以上の難民の命を救ったのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第70回 アカデミー賞(1998年)

受賞

短編実写映画賞  
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映画レビュー

3.5 佳作短編

2026年1月24日
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鑑賞方法:その他

泣ける

知的

日本では劇場公開とVHS化のみで、DVD化や配信はされていない。近所の図書館にVHSがあったことに気付き、借りて観た。

第二次世界大戦中にユダヤ人をビザで救った杉原千畝を題材とした米国の短編映画で、当時アカデミー賞最優秀短編映画賞を受賞したことがちょっと話題になった記憶がある。30分弱の短編なんでリトアニアでユダヤ人を救う部分に話を絞っており、物語のクライマックスだけ見せられてる感じ。登場人物も杉原夫妻と、あるユダヤ人夫婦の4人にほぼ絞られている。全編英語なのもややリアリティを損ねてるが、これはまあ仕方がないだろう。それでも演技・演出・脚本ともにしっかりしており、駄作日本映画『杉原千畝 スギハラチウネ』なんかよりはよほど楽しめる出来だ。

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